2014年1月3日金曜日

【秩父鉄道C58363撮影記事】C58363「SL秩父路はつもうで号」を撮る

日章旗があるならとカーブ外側より真正面から

■C58363の冬期運行
秩父鉄道C58363が年末年始のうち6日間の初の冬期走行をしているのは既報の通り。1月1日から3日までは日章旗を着けて休日ダイヤで秩父路を走っている。三が日はたいてい好天に恵まれるものだ。そして通常運行の終わり頃に見たC58363が気温が低いこともあってなかなかいい煙を出しているのが印象的だった。そこで、たまにはパレオくんの晴れ姿をきちんと撮ってみようと思い立ち、出かけてみた。


50ミリ相当で構えていてまさかの蒸気!

■定番撮影地を外してみると
下り5001列車は影森から先で撮ってみたいと思ったものの、西武線からの直通にも間に合わなかったので案の定、というより予想以上に定番撮影地は三脚の林立ぶり。当初は正面から撮ることは諦めて複数の撮影者がいても足場が広い安谷川橋梁に出かけたものの、ふと思い出してその手前で超望遠を使ってみると、バッチリ正面が撮れることに気づいて急遽移動した。定番撮影地を少し外せば意外と何とかなるものだ。 

大きくなっても汽車の旅を覚えていてね

■出発シーンをねらうひとたちの後ろから
だんだん雲が出てきたので上り5002列車は秩父より上り方面で狙うことにする。最近よく行く荒川橋梁も考えたけど、似たような絵にしてしまうので迷いつつ、出発シーンを撮るには定番の駅の先まで行き、すでに5人ほどいた撮影者より上り方で構えてみた。影が出始めていてもサイドの光が美しいので、望遠にせず標準域のレンズにして構えていたら。なんとまあ、蒸気を吐いてくれた。やったやった! 望遠で撮らないでいてよかった! しかも動画も撮っていたので心の中でガッツポーズだ。カーブの外側より歩行者専用の踏切へ至る小道の上から撮影しています。今年も鉄道撮影に関しては幸先のいいスタートになりそうだ。冬の蒸機は(整備したり運行する現場のみなさんは大変だと思うけど)ほんとうに魅力的だと実感することしきり。