3年前に秩父鉄道1000系電車1002編成が「秩鉄リバイバルカラー デハ100形タイプ」になったことは、個人的には忘れられない。国電リバイバルカラーの4編成に続き、秩父鉄道自身のリバイバルカラーを望んでいたのは、むかしながらの秩父鉄道ファンを自認する私だけではないはずだ。
子どもの年齢が小さいと、自分の趣味に回せる時間や余裕はない。なくてもかまわない気持ちにもなる。でも、この1002編成の旧塗装復活は、私には忘れかけていた秩父鉄道趣味をもう一度再開したいと思わせるインパクトがあった。
■白い塗装よりもずっと似合う
子どもの年齢が小さいと、自分の趣味に回せる時間や余裕はない。なくてもかまわない気持ちにもなる。でも、この1002編成の旧塗装復活は、私には忘れかけていた秩父鉄道趣味をもう一度再開したいと思わせるインパクトがあった。
■白い塗装よりもずっと似合う
秩父から私が離れていた1990年から2009年までのあいだは、秩父鉄道の電車の塗装が小豆とはだ色のツートンカラーから、レモンイエローに茶帯の「チョコバナナ塗装」になり、さらに白を基調とした塗装になった時期だ。秩父鉄道の自社発注の電車が次々と他社譲渡中古車に置き換えられたころでもある。各社の昭和30年代製造の名車が集まる路線になりつつあった。そのころの写真がほとんどない。それは、秩父鉄道だけではなく鉄道自体に趣味的な関心を失なってしまっていたからだ。さらにいえば、昭和30年代の古い電車に塗られた白い塗装が好きになれなかった。
それがまあ、色が変わっただけで再び趣味を始めるようになるのだから、いや、もちろんそれだけが理由ではないものの、我ながらちょろい客だと思うし単純だ。 でも、この数年来は思えば自分の生き方を再構築する作業を行っていて、そのひとつが秩父鉄道沿線通いの再開=鉄道趣味の再開だったのだといまは思う。
それがまあ、色が変わっただけで再び趣味を始めるようになるのだから、いや、もちろんそれだけが理由ではないものの、我ながらちょろい客だと思うし単純だ。 でも、この数年来は思えば自分の生き方を再構築する作業を行っていて、そのひとつが秩父鉄道沿線通いの再開=鉄道趣味の再開だったのだといまは思う。
子どもが成長して手があまりかからなくなり、自分の気持ちにゆとりができたこと。もともと自分の趣味だったカメラや写真を仕事にしてしまい、少し白けかけていた私には「ほかの趣味」がほしくなったこと。写真撮影のうえでも新たな被写体を探していたこと。
いろいろな理由があるけど、そんなときに現れた懐かしい色の1002編成には、結果としてずいぶん楽しませてもらった。
ヲタっぽい編成写真ばかりではなく、もっとかっこよく撮りたかった。それは運がなかったのと努力不足だから仕方ない。残る1000系電車はもっとかっこよく撮ろう。 そんなわけで、ありがとう秩父鉄道のみなさんと1002編成!
ヲタっぽい編成写真ばかりではなく、もっとかっこよく撮りたかった。それは運がなかったのと努力不足だから仕方ない。残る1000系電車はもっとかっこよく撮ろう。 そんなわけで、ありがとう秩父鉄道のみなさんと1002編成!
【撮影データ】
Nikon D2X/AI Nikkor 28mm f/2.8S, AIAF Nikkor 50mm f/1.4D, AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>, AIAF Nikkor ED 300mm F4(IF)/RAW/Adobe Photoshop CC