2013年8月5日月曜日

【江ノ電ちょこっと鉄】江ノ電に乗ってみた

なかなかシックなこの塗装は沿線によく似合ってる

■江ノ電沿線にふらり
もう2週間ほど前になるだろうか。知り合いの写真家が湘南モノレールの江ノ島駅前のギャラリーで写真展をしているというので、ずいぶん久しぶりに江ノ島まで出かけてきた。いや、島に渡っていないから正確に言うと「モノレールと江ノ電に乗ってきた」。

江ノ電にはそれなりに乗ったことはあるのに、考えたらカメラを向けたことがあまりない。古めかしい小さい車両が路地裏や海沿いを走る様子は、とてもフォトジェニックなのに。きっと私にとっては「観光の対象」なのかもしれない。10年ほど前にはソ連製ブローニーカメラであるKIEV-6SやSALIUT-Sで沿線を撮り歩いたことはあるのに、そのときも電車にカメラをあまり向けていない。だから、純粋に電車を撮ろうとしたのは、もしかしたら初めてなのかも。

「なんちゃってレトロ」すぎるなあ

■モノクロで撮りたくなるのをぐっとこらえた
この日見た写真は、ノスタルジックで素敵なモノクロームだった。すぐに影響されてしまう私はだから、最初は持ってきたカメラをモノクロモードにしていたのだけど、西日が当たるあれこれをモノクロームで撮るのはとやはり惜しい。おまけに、変に意味ありげにみえてしまうので、RAW現像時にカラーにした。どう見ても色で絵作りしているものね。モノクロームで撮るならば、造形や光線をいかして絵にしないとおもしろみがない。

路地を抜けると海、というの素敵だ

■「撮ってみた」
そうやって江ノ電を少しだけ撮ってみた、とはいえ、江ノ島から腰越まで歩いただけ。暑さにめげて、電車に乗ってしまった。藤沢まで戻るほうが家には近いのに、わざわざ鎌倉まで乗ったのはご愛嬌。いや、吊り掛け駆動の電車の走行音を聞きたくなったから。

懐かしの「サンライン号」は夕方の日差しによく似合いますね

■標準レンズだけで撮る
この日は約50ミリ相当の35ミリだけしか使っていない。トリミングはしたけど、地方私鉄はでかい望遠ズームを持たないで出かけても楽しいものだ。持っている道具でなんとか絵にするというのも、いい頭の体操になる気がするよ。

駅間で撮ろうかと思ったけど、それはまた今度