2014年3月18日火曜日

JRダイヤ改正の朝に考えた

ダイヤ改正当日の朝、大宮
週末のJRダイヤ改正のことを金曜日まで失念していたほど「うっかり」な私。定期列車としては寝台特急「あけぼの」が廃止になること、となるとEF64型1000番台が牽引する定期旅客列車がなくなること。あるいは高崎線を走る185系が新宿発を除いて定期列車から引退すること。高崎線の211系や埼京線の205系が引退することなど。あるいは、中央東線への211系の運用開始など、おそらくもう私にはそうそう気にならない事項だったのだろう。


私はほんとうに「鉄」なのかこういうときに考えこむ。たとえば、いつまでたっても新幹線は興味の対象にいっこうにならない(JR東日本の新幹線は形式さえ覚える気がしない)。JR東日本の電車もどんどん増えつつあるE233系以外に、Eがつく電車をどれだけ挙げられるかと問われてもハテナだ。民営化後に登場した車両はほとんど知らず、機関車も知らないままだ。

私にとっての鉄道趣味は「子どものころの車両」を追うことだけなのだろうか。親近感や馴染みがある対象が失われそうになると被写体に残したいという「過去への郷愁」を被写体にしているだけなのか。もっとも、いまとなってはなおのこと「好きな車両をフォローするので精いっぱい」なのにちがいない。限られた路線や車両を深く掘り下げていくというのは「ヲタ」ではあるね。でも、ジェネラルな知識をアップデートしていこうという意欲がないのは「鉄」という感じが我ながらしない。

「あけぼの」上り最終とすれ違う
でも、好奇心をなくしたら人間はつまらなくなる。好奇心は人間の知的な営為の原動力だ。だから、いま知らないでいる「好きな鉄道」や「好きな車両」を探し求めていく作業は今後も続けていきたいとは思うのだ。「国鉄」ばかりが鉄道ではないから。

出かけた帰りにたまたま遭遇した「あけぼの」