告知ばかり続くブログというものは私個人はあまり好きにはなれない(それなのに、もうしわけないです)。けれど、お仕事の成果をご報告させていただきたい。この夏の秩父鉄道通いの成果が、いつものKindle電子書籍の1冊にまとまった。
『ぼろフォト解決シリーズ030 SONY Cyber-shot RX100 III プロの撮り方 [Kindle版]』だ。私とグラビアカメラマンの伊藤竜男さんの共著、編集は齋藤千歳さんだ。地味な私の鉄道沿線写真と、女性グラビアをあわせてもらって、地味すぎない(笑)1冊に仕上がっている。私の写真はどうも「しみじみ鉄」みたいな写真だからね。
何度も書いているので、SONY Cyber-shot RX100 III(RX100M3)は1インチセンサーのコンパクトデジタルカメラとしては、値段も強気ながらいちばん使いやすく画質的にもお勧めできる機種だと思う。画質についても、いろいろ言えなくはないとはいえ、カスタマイズがかなり細かく可能であることや、純正ソフトがナンとはいえRAW撮影も可能であることもいい。
いまホットになりつつある1型センサーレンズ固定式カメラのなかでは、私はいちばん好きだ。機材を返却してしまったあとでさみしい気持ちさえする。高倍率ズームレンズを搭載したPanasonic LUMIX DMC-FZ1000とはまた異なる魅力がある。
私はあいかわらず秩父鉄道沿線で、パレオエクスプレスや貨物列車、それから沿線のしみじみする情景を撮っている。カメラ機能の詳細は、以前ここでもお伝えした別の本をごらんいただくことにして、むしろ、構図や光線状態、色や感度の決定などの「写真の撮り方」本として読んでいただけたらありがたい。ちょっとしたカメラ知識ももちろん盛り込んだけどね。
いままでKindle電子書籍はタブレット端末やスマートフォンでしか読むことができなかったけど、先日からKindle Cloud Readerが日本語環境に対応したので、日本語書籍もパソコンのwebブラウザで読めるようになった。画面キャプチャはいずれも、パソコン(Mac Book Air上のGoogle Chrome)で読むことができる。
RX100 IIIはやっぱりファインダーがあることがいちばん好きだ。1型センサーでファインダーがあるカメラといえば、レンズ交換式ならNikon1のVシリーズもあるけど、Aptina ImagingではなくSONYのセンサーになればいいな。あのカメラは前も何度も書いているけど、短焦点レンズで輪郭強調を弱めて使うと、「一眼レフライク」になって楽しい。