「どうしたんだろ。おかしいね。涙が止まりませんよ*」という台詞を30年ぶりに思い出した。
2014年度の秩父鉄道SLパレオエクスプレスの運行が本日で終わった。私は11日に沿線に出かけてそれを見届けた。今年は一年を通じていろいろなカメラで撮ったなあ、という感慨がある。
ここ数日、仲間内で『超時空要塞マクロス』の話をしていて、ほんとうに30年ぶりに『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』を見て驚いた。すっかり忘れていたのに自分の語彙にある台詞のいくつかは、出典がマクロスだったとは。思春期の記憶力はほんとうにあなどりがたい。
パレオくんはしばしの冬眠につくけれど、秩父通いはどうもやめられそうにないな。
*「どうしたんだろ。おかしいね。涙が止まりませんよ」:『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年公開)の劇中で早瀬未沙が語る台詞。純朴な少年だった筆者は小学校高学年だった頃にこの台詞を耳にして、なぜ「止まりませんよ」だけがていねい語なのかと違和感を感じて、それで覚えていたのだろうと思う。登場人物よりもずっと年上になってしまってから思い出して、このていねい語のニュアンスも自分なりにわかるようになってしまったようなところにこそ、「涙が止まりませんよ」だ。