1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 |
【お仕事のご紹介です】
■Nikon 1 J5本使い方本を書きました
Amazon.co.jpで各種カメラのハウツー本として発売中のKindle電子書籍『ぼろフォト解決シリーズ』最新刊では、Nikon 1 J5(以下、J5と略)を取り上げました。モダンクラシックなデザインで、1インチセンサーを搭載したレンズ交換式「ノンレフレックス(カメラ)」(いわゆる「ミラーレスカメラ」)です。
■『ぼろフォト解決シリーズ100 絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる!
Nikon 1 J5 エントリーマニュアル』
■著:秋山薫・小山壯二・齋藤千歳
■編:秋山薫・齋藤千歳
■価格:780円
■『ぼろフォト解決シリーズ100 絞り優先に挑戦し本格的な撮影をはじめる!
Nikon 1 J5 エントリーマニュアル』
■著:秋山薫・小山壯二・齋藤千歳
■編:秋山薫・齋藤千歳
■価格:780円
■Nikon 1 J5はこんなカメラ
Nikon 1シリーズは2011年よりニコンからシリーズ展開されている「レンズ交換式アドバンストカメラ」です。専用のレンズマウントを持ち、1 NIKKORレンズとして交換レンズが用意されています。撮像センサーには1インチセンサーを採用していて、35mm判換算で約2.7倍の焦点距離になる「CXフォーマット」と称します。
上位機種のVシリーズと下位機種のJシリーズが、水中でも使用可能なAWシリーズがありますが、このうちJ5はエントリーモデルの最新機種です。J4までは角を丸めたデザインでしたが、J5は初代V1を彷彿させるような角型のカメラらしいデザインを持ちます。ファインダーを持たないために、V1と比べるとひとまわり小さいボディサイズも特徴です。
1 NIKKOR 32mm f/1.2 |
J5をふくむNikon 1シリーズの特徴は、ミラーを持たないぶん動画と静止画の垣根が低いこと。そして、J5からは15fps4K動画も撮影可能です。そして、ミラーレス機としては高速なAF追従性能をほこるところが見逃せません。位相差AFとコントラストAFのハイブリッド方式を採用しているために、AF追従を行っても最大で約20コマ/秒、AF追従をしなければ約60コマ/秒での超高速連写が最高画質で可能なのです。
1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 |
■単焦点レンズと組み合わせるとかなり楽しい
筆者は昨年の秋頃に試用し、秩父鉄道SLパレオエクスプレスや真岡鐵道SLもおか号を撮影していましたが、その高速連写にはおおいに驚かされました。また、私物のV1とくらべるとセンサーと画像処理エンジンも代替わりしているために、動作もきびきびしていて、かつ階調再現や高感度特性も向上していると思わされました。あくまでもこれはWebでのうわさばなしですが、J5のイメージセンサーが定評のあるソニー製になったと思われるためか、あるいは画像処理エンジンの進化によるものか。V1より進化した画質を得ることができるのではないでしょうか。ずいぶんと自然な絵作りになったと思わされます。
もちろん、35mmフルサイズのニコンFXフォーマットや、APS-CサイズセンサーのニコンDXフォーマットと比べればセンサーサイズが小さいために、画素ピッチの小ささからダイナミックレンジが35mmフルサイズに比べると小さく、RAW現像時に大幅な露出の補正はできませんし、被写界深度もそれら一眼レフと比べたら深く「ぼかしにくい」ことはいなめません。
とはいえ、ぼけにかんしては、Nikon 1 J5 ダブルレンズキットに含まれる1 NIKKOR 18.5mm f/1.8や、別売の1 NIKKOR 32mm f/1.2といった高性能な大口径の1 NIKKORレンズをうまく使えば、スマートフォンや2/3型センサーのコンパクトデジタルカメラではえられないような美しいぼけを楽しむことができます。
1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM |
1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 |
筆者自身が1 NIKKOR 18.5mm f/1.8を私物として愛用しているため、それどころか、Nikon 1シリーズを使うときには、ほとんどの写真を1 NIKKOR 18.5mm f/1.8で撮影しているほど好きなので、とてもひいきをしてしまいますが、1 NIKKOR 18.5mm f/1.8は1 NIKKORレンズのなかで価格も手頃だし、強くおすすめしたいレンズです。
1 NIKKOR 32mm f/1.2はぼけの美しさがすばらしい。J5と組み合わせるとレンズのほうがやや大きくはなりますが、得られる画像の美しさを見るとそんなことは忘れてしまいます。
また、センサーサイズが小さいカメラは望遠レンズのサイズも小さくなります。1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6は一眼レフ用望遠ズームレンズなみの大きさではあるのですが、189-810mm相当という信じられないような画角になります。このレンズとJ5でAF追従20コマ/秒というのは動くものを撮影するには無敵な感じ。被写界深度が深いためにピントを外しにくいという利点もあります。むしろ書き込み速度の速いメモリーカード(SDHC/SDXC)が必要なほど。
1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 |
(いつもと同じ「お約束」です)
■「絞り優先」を中心にしてカメラの使い方を覚えよう、という本です
本書はこのJ5の使い方を解説するにあたり、「絞り優先AEを中心に用いながら、ユーザーのみなさんが自分のねらいに応じたどんな写真でも撮れるように」という意図で解説する一冊です。自分の操作にどういう意味があるかを理解することで、最終的にはカメラの使い方を通じて、「写真の撮り方」を覚えてもらえればという思いがあります。
もちろん、その結果が「自分には常時マニュアル露出がいい」「シャッター速度優先が合う」と読後にユーザーの方が思うならば、それでもかまいません。状況や撮影シーンごとに露出モードを使いわけなければいけないのではないか、と思っているビギナーの方も多いのかもしれませんが、そんなに律儀にある必要はないのです。ねらい(撮影意図)に応じて使いやすいものを選べばいいというのが正解でしょう。そのひとつのヒントを説明しているといえばいいでしょうか。J5を持つみなさんの写真趣味生活がより楽しくなりますように。
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 |
■780円で発売中!
J5と似合う5本のレンズのレビューも本書には含み、780円とお買い求めやすい価格なのも特徴です。電子書籍ですので収納場所も不要です。また、紙の書籍を電子化したわけではないので、より読みやすいと思います。ご購入いただいても紙の本が送られてくるわけではありません。ご注意ください。スマートフォンから撮影現場で操作方法を探すこともできますね。Kindle Unlimitedによる読み放題にも対応しております。