■「昭和の営団地下鉄千代田線」が終わる
東京メトロが千代田線で用いられていた6000系電車の引退をついに発売した。思えば当時千代田線を走っていた電車のうち、もっとも早く千代田線から撤退した103系電車1000番台車を改造したこの桜井線・奈良線105系電車がもっとも長く走り続けているとはなんとも皮肉だ。
しかもよく考えてみると、1970年から71年にかけて製造されて、1984年に105系に改造されたのだから、「和歌山の105系」として用いられているほうが「千代田線乗り入れ用103系」だった時期よりも長いわけだ。もっとも先日、この電車を置き換える227系電車が搬入されたのだから、来春からの置き換えももはや秒読み段階だ。春までにまた桜井線・和歌山線に行ってみたい……体調を、せつに戻したいものだ(退院後悪化しています。涙)
■「長野」経由で東急車輛製造製ステンレスカーに乗って「橋本」へ
さて、8月上旬のこの日。私は「長野」で、東急車輛製造製のステンレス車体の電車に乗り換えた。電車は途中で「林間田園都市」なとという、どこかで聞いたことのあるような駅を通り、「橋本」にたどり着いた。
こう書くと、長野電鉄に乗ったつもりで東急田園都市線に乗っていた筆者は、長津田で乗り換えてJR横浜線に乗っていたにもかかわらず、ぼんやりと白昼夢を見ていたようにみえるね。けれど、ほんとうだよ。だだし、乗った長野駅は大阪の河内長野駅で、乗り換えたのは南海高野線。そして、たどり着いた橋本駅は和歌山県なのだった。そう、今回は松原市内から和歌山線に出るのに、河内長野・橋本経由を選んで、いろいろな電車に乗ってみたというわけ。
たどり着いた橋本にはJRのプラットホームに日高屋がない……のはあたりまえなのだけど、南海高野線側ではないとIC乗車券のチャージができず、あわてた。そして、この日もものすごく蒸し暑かった。JRの奈良・高田方面行きプラットホームにエアコンつきの待合室があって助かった。そう、近鉄の駅なら待合室にエアコンがあるのに、JR駅だとないのも、いまの私にはかなりキツかった。
■近鉄吉野線のことを忘れていた
さて、和歌山線のいつもの王寺方ではなく、橋本に来たのは、この日は天気がよく、山間っぽいところを105系電車が走るようすを撮りたかったからだ。事前にスマホでググって撮影地を決めた。それにしても、1時間に一本という運転間隔には参りますな。
行き交う南海高野線の電車を見ながら待ち、ようやくやってきた奈良行きに乗る。下兵庫ですぐに対向列車と交換する。橋本のあたりも予想以上に宅地化されているのだと知る。はじめて来たので地域のことをまったく知らないから。とはいえ、ところどころで緑のなかを列車は走り、五条で10分間停車。
地図を見ると和歌山線の線路は平地に線路を敷こうとしたためか、だいぶ迂回しながら走るのね……吉野口の前後もよさそうだ。うかつな私はじつはここで近鉄の電車を見かけるまで、吉野口で近鉄と乗り換えができることに気づいていなかった。南大阪線から直通電車だってあるのに。あほや。
■「長野」経由で東急車輛製造製ステンレスカーに乗って「橋本」へ
さて、8月上旬のこの日。私は「長野」で、東急車輛製造製のステンレス車体の電車に乗り換えた。電車は途中で「林間田園都市」なとという、どこかで聞いたことのあるような駅を通り、「橋本」にたどり着いた。
こう書くと、長野電鉄に乗ったつもりで東急田園都市線に乗っていた筆者は、長津田で乗り換えてJR横浜線に乗っていたにもかかわらず、ぼんやりと白昼夢を見ていたようにみえるね。けれど、ほんとうだよ。だだし、乗った長野駅は大阪の河内長野駅で、乗り換えたのは南海高野線。そして、たどり着いた橋本駅は和歌山県なのだった。そう、今回は松原市内から和歌山線に出るのに、河内長野・橋本経由を選んで、いろいろな電車に乗ってみたというわけ。
たどり着いた橋本にはJRのプラットホームに日高屋がない……のはあたりまえなのだけど、南海高野線側ではないとIC乗車券のチャージができず、あわてた。そして、この日もものすごく蒸し暑かった。JRの奈良・高田方面行きプラットホームにエアコンつきの待合室があって助かった。そう、近鉄の駅なら待合室にエアコンがあるのに、JR駅だとないのも、いまの私にはかなりキツかった。
30mm相当だと遠近感の強調が大きいなあ |
こちらの編成は床置き式クーラーだ |
♪線路は続くよ〜 |
さて、和歌山線のいつもの王寺方ではなく、橋本に来たのは、この日は天気がよく、山間っぽいところを105系電車が走るようすを撮りたかったからだ。事前にスマホでググって撮影地を決めた。それにしても、1時間に一本という運転間隔には参りますな。
行き交う南海高野線の電車を見ながら待ち、ようやくやってきた奈良行きに乗る。下兵庫ですぐに対向列車と交換する。橋本のあたりも予想以上に宅地化されているのだと知る。はじめて来たので地域のことをまったく知らないから。とはいえ、ところどころで緑のなかを列車は走り、五条で10分間停車。
地図を見ると和歌山線の線路は平地に線路を敷こうとしたためか、だいぶ迂回しながら走るのね……吉野口の前後もよさそうだ。うかつな私はじつはここで近鉄の電車を見かけるまで、吉野口で近鉄と乗り換えができることに気づいていなかった。南大阪線から直通電車だってあるのに。あほや。
五条で10分の停車 |
ようやく出発 |
こういう路地を見ると旅情を感じる |
■ようやくまともに走りを撮れて満足じゃ
さて、筆者は京阪奈道の真下にある小さな駅で降りた。駅からすぐのところで撮影できるからだ。そうして歩いてみて、うれしくなった。白い漆喰の壁の民家に黒い塀を巡らせた集落に水路が流れていて……こういうところを歩きたかったのだ。なんというか、伝統的だし、私の住むあたりではこういう集落の作りではないから、いかにも遠くに来た感じがするじゃない。
山越えみたいに見える撮影地は夏草が生い茂っていてうまく撮れず、田んぼを入れて撮る場所にした。ほんとうに暑くて一時間待つのはキツかった。こういうときに限って、パンダ顔の編成がやって来たのはご愛嬌。
【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH. LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S./Adobe Photoshop CC 2018
さて、筆者は京阪奈道の真下にある小さな駅で降りた。駅からすぐのところで撮影できるからだ。そうして歩いてみて、うれしくなった。白い漆喰の壁の民家に黒い塀を巡らせた集落に水路が流れていて……こういうところを歩きたかったのだ。なんというか、伝統的だし、私の住むあたりではこういう集落の作りではないから、いかにも遠くに来た感じがするじゃない。
山越えみたいに見える撮影地は夏草が生い茂っていてうまく撮れず、田んぼを入れて撮る場所にした。ほんとうに暑くて一時間待つのはキツかった。こういうときに限って、パンダ顔の編成がやって来たのはご愛嬌。
もう一本、和歌山方面行きを撮ることにする。先ほど気に入った集落のようすをなんとか画面にうまく構成できないかと考えた。京阪奈道や道路沿いの建物はなるべく画面に入れたくない……そうして側面からのカットも撮る。場所の雰囲気描写という意味ではこちらのほうが頭を使った写真になった。
桜井線・和歌山線沿線に通うこと3回目にして、ようやくまともな写真が写せて、カメラのおっちゃんは自信を回復したのさ。
パンダ顔だけどまあいいや! もうすぐ上信でもこんな感じの光景が見られるね |
地域の雰囲気を写せたかなあ |
【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH. LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S./Adobe Photoshop CC 2018