所沢駅構内で留置中(2009年6月) |
■譲渡時に西武新101系電車は方向転換している
先日の記事で西武鉄道の電車における、電動車の奇数偶数の関係と向きについて話した。そのあとハードディスクのなかをいろいろと見ていたら、かつて流鉄流山線に西武新101系が譲渡されるときに、甲種輸送の準備状態でいる写真が見つかった。それをよく見ていると、おお! 西武線内で方向転換がなされているじゃんか(いまごろ気づいた)。
撮影したのはEXIFによると2009年6月とあった。そういえばこのときは池袋線下り電車から新宿線に乗り換えようとしていて、そのときいっしょにいたチビッコが「あ! ながれやませんがいる!」と教えてくれたのだった。私ひとりだったら所沢駅6番線に留置されていた列車に気づかなかったにちがいない。
そうして、近くに見に行ったのが冒頭の写真。ほら、譲渡される新101系クモハ273(流鉄クモハ5001「流馬」号からいまは「さくら」号になった)が池袋方を向いている。ほんらいは、奇数電動車のクモハ273は飯能方を向いているはずだ。それにしても、東口の駅ビル「Grand Emio所沢」がそのころはまだないので、東口が広く見える。
パンタグラフつき奇数電動車が池袋方にいるけれど |
■何度もいいますけれど、新101系奇数電動車は飯能方・西武新宿方を向く
以下、懐かしい写真でくどくどと「新101系奇数電動車は飯能方、あるいは西武新宿方を向いている」ことを示す。所沢の同じ6番線にいる牽引車代用の263編成もほら、先頭のクモハ263号車は飯能方にいる。
以下、懐かしい写真でくどくどと「新101系奇数電動車は飯能方、あるいは西武新宿方を向いている」ことを示す。所沢の同じ6番線にいる牽引車代用の263編成もほら、先頭のクモハ263号車は飯能方にいる。
ほんらいは新101系奇数電動車は飯能方を向いているよ(2010年3月) |
■701系列と101系列で奇数偶数の関係を変えた理由がわからない
ただし、こうして701系列(601系、701系、801系と改造後の401系)から、101系列(改造後の501系)以降は「パンタグラフと抵抗器などの電気系統、制御機器を奇数電動車に搭載」「コンプレッサーやブレーキ系統などの補助機器を偶数電動車に搭載」というふうに、奇数偶数の関係を変更した理由は私にはわからない。
ただし、こうして701系列(601系、701系、801系と改造後の401系)から、101系列(改造後の501系)以降は「パンタグラフと抵抗器などの電気系統、制御機器を奇数電動車に搭載」「コンプレッサーやブレーキ系統などの補助機器を偶数電動車に搭載」というふうに、奇数偶数の関係を変更した理由は私にはわからない。