2008年1月30日水曜日

【西武101系撮影記事】「出戻り鉄」始動! 西武多摩湖線101系低運転台車を撮る(前編)

出戻り鉄本格始動の被写体は西武101系!

■西武101系低運転台車が多摩湖線から撤退と聞いて
週末に家族と秩父へ観光に出かけようと西武鉄道のWebサイトを開いた。そこでびっくりしたいは、「多摩湖線101系低運転台車ラストラン」という文字! ああ、もうそんな時が来たのか! 

西武101系は私にとって、少年時代に鉄道趣味を始めるきっかけとなった大好きな電車なのだ。初めてグリーンマックスのNゲージのプラキットを作ったのは、この電車がキットでしか存在しなかったから。そのときの私は、プラモデルを作ったことさえなかったのだ。そんな、自分の趣味のきっかけとなる電車が多摩川線をのぞいて引退してしまうのであれば、やはり撮っておきたい。

当時撮らなかったアングルも試したり

■鉄道写真の世界に出戻りすることに決めた
公式サイトいわく(2008年)1月31日の朝の運行で運転終了で、その週末にイベント列車で走行して完全に運用離脱という。 鉄道誌を最近はまったく読まないしそういう情報にすっかり疎いのだけど、これはいかん。多摩湖線は家からもそんなに遠くない。

そこでもう、所用で午前中休んだついでに、えいやっ! とばかりに純粋な鉄道撮影を実行である。(2013年12月追記:思えば出戻り鉄の本格始動第一号となるのがこの撮影だった)

フィルム時代こう撮る勇気がなかった

■デジタル一眼レフは便利だなあ
西武多摩湖線で撮影をしたのが高校生の時以来だから、いったい何年ぶりだろう。あのときは赤い電車(釣り掛け駆動の旧型車である351系電車)を写していたのだ。 当時はNikon F-301にMFニッコールレンズで撮っていたのが、いまやすっかりデジタル一眼レフでオートフォーカス(AF)による撮影だ。当時はAEも信用していなかったのに、すっかり絞り優先AEとシャッター速度優先AEばかり。

便利になったものだなあ。連写も速いし。 などと考えながら青梅街道の踏切のある駅から国分寺にかけて歩いて、ところどころで「どどどどどっ!」と連写を試みつつ、 さまざまな感慨にふける。

じつはNikon F2ボディも持って来ようかと悩んだのだけど リバーサルフィルムの買い置きがなく、通勤途上で鞄も重くなりすぎるのであきらめた。F-301で撮っていた頃はF2やF3にモータードライブMD-2もしくはMD-4を組み合わせて所有したい、そいつで連写がもっともっとできたらいいのになあ、 と思っていたのだった。

何往復か撮影して引き上げることにする。いちおう会社に行かなきゃいけないからね。それにしても、うかうかしているうちに撮りたい被写体がまたひとつ減ってしまったな。

好きな電車を撮っているところに遭遇するいけずな奴

■好きな飛行機も上空に現れた
そんな折、入間基地所属の大好きな赤いYS-11FCが上空を飛んでいるのを見た。こいつももっときちんと撮りたいなと決意を新たにした。あとは実行するのみ。

【撮影データ】
Nikon D2X/AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>/RAW