北武区間から秩父市内の駅まで1000系電車1010編成に乗ってやってきて、下り方向へ去りゆく列車を見送った。あたりが残照に照らされていたのもつかの間。夜の帳が降り始めるころ、三峰口から1010編成が戻って来た。それまで駅の周りをうろつきながら待っていたかいがあった。
■夜の列車に心ひかれる
1010編成が停車するようすを見る。駅構内の明かりに照らされると、寄る年波は残念ながら隠せない。それでも元気に走る姿を見るのはうれしい。そして夜の明かりのもとでみる車両の姿が私は好きなのだ。
数人の乗降客が乗り降りしたのを確認して、1010編成は再び走り出す。これから行く先はとっぷり日も暮れているだろう。そんな様子を見て、次の列車で私も家路につくことにした。
【撮影データ】
Nikon D2X/AI Nikkor 50mm F1.8S/RAW/Adobe Photoshop CC