2015年5月11日月曜日

【秩父鉄道撮影記事】走れデキ108


■1両ずつ書くなんてさては
先日から、秩父鉄道の旧型電機のことを1両ずつ取り上げて書いているところを見ると、さてはお前ブログのネタに困っているな! と読者のみなさんは思っていらっしゃるだろう。半分あたりだけど、半分はずれ。アップするネタはあるけれど、どう書こうかと迷っているうちに月日が流れているだけだ。でも、ためらっていてはいけないね。

■デキ108たん☆
というわけで、3回に分けて書いているデキ100型のうち、松尾鉱業から来たひさしつきボディが渋いデキ108について今回は書こう。僚機デキ107とともに「秩父デキ派」に人気のある車両だと思う。画像検索をかけると冒頭の写真がヒットしてしまうもの。そして、デキ107が昨年度末に検査切れとともに退役したので、このひさしつきボディのデキはデキ108のみとなった。


1980年代までは思えば各地に旧型電機がいたので、デッキつきでひさしのある電気機関車はそう珍しくはなかった。いまとなるとたいへん貴重だし、その力強さが魅力でもある。デキ107の退役は残念だが、おそらくは予備部品の確保という意味合いもありそうだ。デキ108の少しでも長い活躍を見守っていこう。


■家に帰ろうと思ったら目撃しちゃったからしかたない
などと、じつにありきたりなかっこいいことを書いてもおもしろくない。この日曜日はSLパレオエクスプレス5002列車撮影後にかんぽの宿があった駅から乗った各駅停車から、一大観光地の駅で退避している武州原谷行きの鉱石貨物列車を見ると、先頭に立つのがデキ108だった。そこで「これは! 押さえねば」と決断し、荒川橋梁最寄り駅で待ち構えたのが冒頭の写真だ。

そして先週からどうも、デキ108と105を撮ろうとすると、秩鉄線内で名前を知らない同じ方にかなり高頻度で遭遇するのがいとをかしではある。あ、私は情弱なので、たぶん偶然。そのうちあいさつしないと。

■風邪を引いた
その後、帰宅するをやめて荒川の河原に降りて待ち構えていた。日向のバーベキュー客以外は河原には私一人で、5月なのにほんとうに寒かった。とはいえ、暮れなずむ空を背に姿を見せたデキ108号はじつにかっこよくて、冷えたことはまあいいや。風邪を引いた甲斐があったかも、ということにしたい。

そして、文章もここ数日あわただしくなってからようやく頭が動き始めた。きっと、荒療治がときには必要なのさ。怠惰はいろいろなものごとの敵だね。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-G7・LUMIX G VARIO 7-14mm / F4.0 ASPH.、LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 / MEGA O.I.S.・マニュアル・フォトスタイル「ヴィヴィッド」・JPEG