2021年2月1日月曜日

【西武多摩湖線&狭山線観察記事】多摩湖線ホームの「4ドア車乗車位置」表示と狭山線ホームの「3ドア車乗車位置」表示


■Twitterのタイムラインを見て確かめにでかけた
あれがますますああだから……という理由で用事のあるとき以外には外出を控えている。それはほとんどのみなさんも同じはず。仕方ないもの。そんななか、Twitterのタイムラインを見ていて気になることを知った。いわく、西武狭山線下山口駅プラットホームの乗車位置表示が追加されているというのだ。

そこで、先日書いた記事の検証をかねて自転車でここ数日は狭山線沿線を走った。少しは運動もしないとまずいので、健康維持のためだ。そのついでに多摩湖線にも足を伸ばした。


■西武遊園地駅の真新しい「4両編成4ドア車乗車位置」


まずは西武多摩湖線西武遊園地駅のプラットホームへ行ってみると、ここにはすでに「4両編成4ドア車」の真新しい乗車位置表示があった。すでに4両編成化とワンマン対応がなされた4ドアの9000系電車が3編成も運用入りしているので、この乗車位置表示のことはしごく納得できる。何ら問題はない。

その足で狭山線に向かった。西武球場前駅には9000系電車9104編成が留置されていた。そして、ためしにプラットホームを見ても、2021年1月31日夕方の段階では、ここにはまだ目新しいものが見当たらなかった。


■下山口駅2番のりばと西所沢駅2番のりばには「3ドア車乗車位置」が追加されていた


ところが下山口駅上りホームである2番のりばには「3ドア車乗車位置」表示が確かに追加されていた。1月31日夕方の時点では2番のりばだけにあっただけだが、終電後にでもほどなくして追加されるのではないか。2012年までの古い表示ではない。ごく最近になって新しく追加されたものだ。




そして、西所沢駅の狭山線が使用する2番のりばにも「3ドア車乗車位置」の表示が追加されていた。4両編成の停車位置に「3ドア車乗車位置1」がある。西武鉄道にはもはや3ドア車は4両編成の新101系電車しか残されていないはずだ。何らかの推測は差し控えておきたい。あとはみんなで想像をたくましくしてみようか。

1月13日に小手指で見た263編成。
「西武球場前」という表示を出していた。
iPhone動画からの切り出しで不鮮明ですみません!

なお、これは前述のように私のスクープではない。Twitterで教えてくださった方がいたので、私はそれを確かめただけだ。ご教示くださった方にはお礼申し上げます!

列車に乗らない生活ばかり送っていた私は、そういうところからものごとの動向を推測できるということを忘れていた。ラヂオプレスがむかしのソ連政府やいまの北朝鮮政府などの社会主義国家の人事動向を知るのに、公式放送で放送される政府発表に出てくる要人の名前の登場順、その人物を形容する言葉から昇進あるいは失脚したことなどの権力内部で起きた序列の変化を探っていたものだけど、まるでそんな感じだ。あはは。

■263編成と245編成は小手指車両基地に




さて、みんな大好き新101系電車263編成のことも少しだけ書いておこう。1月24日の降雪のために多摩湖線への回送が中止になったといわれている黄色とベージュのツートンカラーの新101系電車245編成は小手指車両基地のいちばん奥に留置されている。JR貨物による甲種輸送用に連結器が自動連結器(並型自連)に交換されたままで、パンタグラフもワイヤーで縛られていて後部反射防止板もそのままだった。

いっぽう、西武線内で牽引車になる263編成のほうは、2021年1月29日の段階では連結器は通常の密着連結器に戻されたままだった。留置線を空けるためか、これを見た日にはたまたまパンタグラフを上げて移動していた。1月31日にはまた少し移動していたようだ。

※2021年2月1日追記:263編成がついに狭山線の運用に充当されました。

【撮影データ】
Nikon Df/AI Nikkor 85mm F2S/RAW/Adobe Photoshop CC 2021