2015年4月9日木曜日

【西武新101系263編成PETIT撮影記事】所沢で遭遇した黄色いアイツを見て


先週の土曜日のこと。所沢で乗り換えようとしてふと足下から目をやると、0番線に黄色いアイツがいた。黄色いアイツ......黄色は幸せの色か嫉妬の色か......。
西武多摩湖線用ワンマン車にして、全電動車の牽引車でもある新101系263編成だ。西武多摩川線へ行く247編成をJR新秋津まで牽引していくところに遭遇したというわけ。


外出する途中であまり時間も割けずに、連結部分を数カット写して引き上げた(後ろの看板が肛門科医院なのはちょっと笑った。意図していません)。けれど、そのあとでふと思った。私はこの、前面窓2枚の「湘南型」デザインが好きなのだろうなあ、と。

いま、上毛電鉄の700型(元京王井の頭線3000系)を撮っていてもそう思う。日没後におでこの2灯の前照灯が灯ると、もうあなた! 萌えますよ! (でも、上電って前照灯を日没後ではないと点灯させないのね*。上信もそうなんだ。秩鉄ファンからするとそこにもの足りなさを以下略)

この湘南型のデザインは昭和20年代半ば、1950年代の流行だ。私が物心ついた昭和50年代(1980年代)にはすでに時代遅れだった。だから、そのころの私からするとこのデザインに対して感じたのは、スマートさではなく「古くささ」と「奇妙さ」。「へんなの!」という思いのほうが強い。その湘南型を独自改良した「西武湘南型」デザインが主流の鉄道沿線に住んでいたために、わりとよく見かけるデザインではあったのだが。

違和感や嫌悪感は、関心の強さでもある。いつのまにか、この「古くて変なデザイン」が気になって仕方がなくなったのだから。

そして、西武101系もちょっと前まではふつうに見ることができたのだっけ。と思い出して、いくつか既出の画像を貼っておいた。




【4月12日追記】*上電って前照灯を日没後ではないと点灯させないのね:こう書いたら、4月12日は日中でも前照灯を点灯させている電車も多かった。まさか、ここに書いたからではあるまいし(汗)。