下仁田駅すぐ近くには、いまはもうおそらくは使われていないであろう倉庫群がある。かつての貨物輸送に用いられていたものだろう。下仁田はかつては宿場町として栄えた町だ。いまではこんにゃくとネギが名産として知られているが、鉄鉱石や石灰岩を産出する鉱山もあり、上信電鉄はその貨物輸送も行っていた。下仁田駅前にいまでも飲食店がそれなりにあるのは、そのころの名残なのではないかというポストをXでも見たが、それはうなづける。
ラベル LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH. の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2024年2月3日土曜日
2024年1月31日水曜日
【上信電鉄2024年1月】突発的西毛路訪問にてデハ251+クハ1301を捕捉す
Xのタイムラインを眺めていたら、1月半ばから上信電鉄250形電車デハ251がクハ1301と編成を組んでいることを知った。
そこで、高崎線沿線に用事があった日にカメラを持ってでかけた。用事が終わったあとで、運がよければ上信電鉄沿線に出て撮影もしたいという「あわよくば」撮影作戦というわけだ。小ぶりなPanasonic LUMIX GX7 Mark IIを2台とレンズ3本をカバンに詰めておいた。
2024年1月26日金曜日
【東武野田線PETIT訪問記】『哀愁の町にリバイバルカラー電車が走るのだ』2024新春編
昨年末に用事があってひさしぶりに東武アーバンパークライン……(以下、長いので「野田線」)に数回乗って以来、野田線が気に入ったのだ。ここに記事化していないが数回通っている。
2023年12月11日月曜日
【東武野田線PETIT訪問記】『哀愁の町にリバイバルカラー電車が走るのだ』2023初冬編
■東武野田線に乗ったのだ
用務でめずらしく東武野田線沿線にでかけた。TOBU URBAN PARK Lineか。でも、長いから野田線と書くからね。
野田線に乗るのは10年くらいぶりだ。10年ほど前に沿線在住の友人宅を訪ねたときに乗った。それ以前には記事にした8000系8111編成を撮影したとき。そしてどちらのときもたまたま、大宮から七里までしか乗っていない。椎名誠の小説のタイトルのパロディで「哀愁の町」などと書いた(椎名誠の小説の舞台は小岩だが)、沿線のいかにも国道16号線沿いの郊外の町並みは気に入っている。そして大宮は毎月何度か通るので列車の姿は目にしている。
2020年6月30日火曜日
【JR桜井線2019年夏】桜井線と藤原宮跡の話
■夏が来れば思い出す
暗い梅雨空ばかり見ているのは飽きる。梅雨が来ないのは農産物や上水道の供給のためにはこまるけれど、めりはりのなさにいやになる。夏の青い空を恋しく思いながら昨年の夏に撮っていたJR桜井線(万葉まほろば線)の写真を見ていて、記事化するのに悩んだ写真を見つけた。
2020年6月14日日曜日
【関西リハビリ鉄2019】畝傍の「駅ナカ」ザクロの木
■畝傍駅の建て替え計画
2020年6月14日(日曜日)づけの朝日新聞デジタルによれば、奈良県橿原市にあるJR桜井線(万葉まほろば線)畝傍駅の建て替え計画があり、JR西日本が橿原市に畝傍駅の現駅舎をゆずることを提案したという。同記事なかほどにはこうある。以下、引用する。
2020年5月19日火曜日
【2018年8月】阪堺電気軌道御陵前から浜寺駅前のこと
■何度もいうけれど……阪堺電車が好きだ
昨年と一昨年の夏は事情があってそれぞれ2ヶ月ほど大阪・松原市と堺市の境界あたりに長期滞在していて、そのあいまにJR桜井線(万葉まほろば線)と和歌山線、JR奈良線、そして阪堺電気軌道(以下、阪堺電車と記す)を撮りに出かけていたとは何度か書いた。桜井線と和歌山線はそのころ置き換え間近の105系電車を見たくて出かけていた。
いっぽう、阪堺電車のほうは滞在先からだと、すぐ目のまえにある大阪府道・奈良県道12号堺大和高田線を5キロほど歩けば花田口停留所がある。すぐ近くを走っていて通いやすく、沿線風景の変化が大きいところが好ましく思えた。もともと、私は路面電車のある町が好きだ。東京都交通局荒川線を幼少のころに見ていたからか。大学生のときに見たモスクワ市電を思い出させるからか。おそらく理由はそのぜんぶ。
2019年9月26日木曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】近江鉄道再訪 その1. 夏草の線路
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裾の四隅を削っていても、「西武電車」の雰囲気は変わらない |
西武秩父線が今年で開業50周年になるという。西武秩父まで開業して半世紀たつという事実にもちょっとした感慨が湧く。けれど、筆者は「40周年記念行事」で新101系電車が横瀬〜西武秩父を往復した様子をよく覚えていて、「あれからもう10年も経ってしまったのか!」という、もっとずっとスケールの小さい事実に驚いてしまう。そりゃ、俺もオッサンにますますなるわけか。とはいえ、10年後にもまた新101系電車が西武秩父まで走る(リンク先はPDFファイルです)とは予想していなかった。
2019年9月22日日曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】JR和歌山線・桜井線105系撮影記 三輪に行く
■三輪で降りてみた
桜井線(万葉まほろば線)・和歌山線の105系電車を撮ろうと思うと、筆者はいつも畝傍(うねび)ばかりに通ってしまい、同じような写真ばかり量産してしまう。畝傍は筆者の滞在先から行きやすいからそうなったのだし、駅舎やその付近の雰囲気が気に入ったから、とはいえ、ときにはそれも飽きる。
そこで、櫟本(いちのもと)で降りたのが先日の記事だ。そのあとさらに、こんどは畝傍から桜井線に乗り三輪(みわ。「さんりん」じゃないからな)で降りてみた。昨年夏に、なんとなく三輪で降りて気になっていたからという理由もある。『なんとなくクリスタル』どころか『なんとなく三輪』だ。八木西口まで近鉄に乗り、畝傍で乗り換えるいつものコースだ。やって来たのは227系で和歌山線内438T(和歌山9:04〜高田11:03→桜井線内542T 高田11:09〜奈良12:00)だ。涼しくてとってもよかった。
2019年9月9日月曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】南海高野線6000系撮影記 その2 泉北高速線を行く
■南海6000系電車に乗るのも、泉北高速鉄道もはじめて
8月上旬の曇り空の日のとある午後。数日後に退院を控えていた私は、「大阪でやり残したこと」の脳内チェックリストをあらためていて気づいた。「南海6000系電車を撮る」「泉北高速鉄道(以下、泉北線)に乗る」の項目のうち、前者は取り掛かっていても結果に満足ができず、後者はまだ取り掛かっていなかった。松原市の端、堺市にすぐ近く。府道堺大和高田線(大阪府道・奈良県道12号 堺大和高田線)をまっすぐ進めば阪和堺市駅と南海高野線堺東駅に出られるけれど、直線距離で行ったら三国ヶ丘駅(JRは「三国ケ丘」なんですね)が意外と近いのかも……というところにずっと滞在していると、南海高野線も泉北線も「いつでも行けるんじゃねー」という気がして、ついつい忘れがちだった。だが、残された時間は私には少ない。そこで、曇り空だから列車の走りをカッチョよく(あえていえば「エモく」)撮りづらいという日に、泉北線に乗りに出かけることにした。
それに、曇り空だからとといって病室にずっといるのを「病室におったらあかん」「運動せえ」が口ぐせの主治医の先生に見つかると、「今日はずいぶんゆっくりなんやね」などとからかわれるからな。
2019年9月7日土曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】JR和歌山線・桜井線105系撮影記 畝傍曇りの日
■八高線に乗って、桜井線・和歌山線を思い出した
9月に入り台風の季節になった。残暑はまだ厳しく、晴れた日には夏空を思わせるような青空をときおり見ることができる。けれど、日没後には虫の声がすっかり大きくなり、空を背に広がる雲も秋の雲といったおもむきだ。
昨日、ひさしぶりにJR八高線に乗った。ところが、半年ぶりに乗るのにどうも「ひさしぶり」という感じがしない。むしろ、30分ヘッドで運行されてプラットホームで乗客のみなさんが手持ちぶさたにしているようす、あるいは夏の雑草が伸びた線路を見ていて、最近もそんな路線によく乗っていたように思われた。よく考えてみたら、JR桜井線(万葉まほろば線)、和歌山線ともそう大きく雰囲気が変わらない、それどころか都市近郊を走る電化路線(川越線と直通運転をする高麗川〜八王子)というところもよく似ている。
そうして桜井線と和歌山線のことを思い出したので、時計の針を7月なかばの梅雨のころに戻す。さきごろ、JR西日本より8月22日づけプレスリリースで「227系の投入完了と奈良中南部エリアの活性化」と題して、9月30日(月)をもって105系電車から227系電車1000番台への置き換えが完了するというむねが発表されたし。というわけで、御所と櫟本で105系電車を写した数日後の午後に、こんどは桜井線畝傍を訪ねたときのことを書いていこう。
2019年8月18日日曜日
【関西リハビリ鉄2019夏】木津川駅にて 南海汐見橋線撮影記 その2
■暑さは写真には写らない
暑さは写真にはなかなかうまく写らない。1930年代のソ連映画産業創世記のころに映画監督になったミハイル・ロンムがかつて、暑さとのどの渇きを役者が自然に表現できるように、たいへんな苦労を重ねて砂漠でロケ撮影をしたのに、ラッシュ(未編集の現像済みフィルム)を見てみると、「スクリーンの上ではむしろすべてが涼しげに見えるのにはほんとうに驚いた」とインタビューで答えていた*1。真夏の蒸し暑い時期に写真を撮るたびに私はいつもこのエピソードを思い出す。ドキュメンタリー、あるいは文学的な自然主義やリアリズムをめざしていない私としては、蒸し暑さなんて写真に写らなくていいけどさ……。
2019年3月8日金曜日
2019年1月12日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 その1. ガチャコン800形電車に乗る
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手芸屋さんは移転して盛業中みたい。西友八日市店もまだあるのね |
■もうひとつの「近鉄」
「近鉄」とは「近畿日本鉄道」の略称だ。けれど、近畿地方にはもうひとつの「近鉄」がある……らしい。というのは、滋賀県の近江鉄道のことを自分はそう略さないから。Wikipediaでどこかの誰かが書いたようなにわか知識なのでアレだけど。というわけで、この夏に筆者が2ヶ月ほど大阪で療養生活を過ごした際に撮り歩いた「関西リハビリ鉄」記事も、近畿日本鉄道の電車の記事の次に近江鉄道の訪問記を記すことで、最終章とする。退院した日に帰京する際に、いままでやってみたかったルートで帰ることにした。それは、新大阪からいっきに新幹線で都内へ戻るのではなくて、米原まで寄り道してそこから新幹線に乗るということ。
2019年1月7日月曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】魅惑の近鉄旧特急色16007編成(Y07) 近鉄南大阪線沿線滞在記 最終回
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オレンジとネイビーブルーの特急、まだおったんか! |
2ヶ月ほど近鉄南大阪線沿線に滞在して知ったのは、近鉄特急はバラエティが豊かであるということ。近畿地方での長期生活がはじめての経験だったどころか、そもそも鉄道知識が1990年代のまま更新されていないような筆者は、近鉄特急というといまだにオレンジとネイビーブルーのツートンカラーのビスタカーとスナックカー、サニーカーばかり思い浮かべるような、古式ゆかしい人間なのだ。さすがに前面非貫通の連接車のあれを思い出すわけではないですよ。
2018年12月31日月曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ 最終回「宇治で夕立に遭った日」
■もう一度宇治へ
この夏の在阪療養生活の終わり頃に、JR奈良線の103系電車を見るためにもういちど宇治へ出かけた日のことだ。学生さんたちの夏休み期間とはいえ8月も末で、そろそろ台風もやってくるかという時期で、ただでさえ蒸し暑い宇治も、それ以前に訪れた日よりもずっと蒸していた。
2018年12月30日日曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その8.「たそがれの畝傍」
■畝傍駅周辺に萌えた
さて、桜井線(万葉まほろば線)105系電車を撮るために畝傍駅で乗降してみて、畝傍駅とその周辺のほうにすっかり心奪われた筆者は、なんとかここでうまく列車を魅力的に撮ってみたいと思い、列車の来る合間に駅周辺を歩いてみることにした。
なにしろ、日中の桜井線は上下ともに1時間に1本ずつしか列車が来ないからな。そして、ふつうの編成写真を撮るのはあきらめた。
2018年12月29日土曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その7.「今井町の魅力」
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蘇武橋から桜井線を見る |
■八木西口駅で降りて驚いた
ある日、JR桜井線(万葉まほろば線)の畝傍駅に向かうために、近鉄橿原線八木西口駅で降りたときに、「今井町(いまいちょう)へはこちら」という案内が目に入った。
無知な私は、今井町にはなにがあるのかなあと思いながらも、最初はあまり気にしなかった。けれどある日、この乗り換えをしようと八木西口駅を出たとたん、目の前の鉄橋を桜井線の105系電車が通過するのを目にした。いい雰囲気だなあと思い、畝傍駅にまっすぐ向かうのではなく、桜井線の鉄橋下をくぐってみた。なにしろ、日中は上下ともに1時間に1本しか来ない桜井線の列車は通過してしまったのだから、時間はある。
2018年11月25日日曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その5. 石津太陽橋と浜寺駅前のたそがれ
2018年11月21日水曜日
【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その4. 浜寺駅前についに到着
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天王寺駅前にモ501号車キター! |
■もう冬ではないですか
大阪のカメラのおっちゃん、というつもりで大阪に滞在していたころの写真をみなさんにお見せしている「関西リハビリ鉄記事」シリーズも、まだまだネタがある。ところが、帰宅後の「カメラおじさん」がうっかりしているあいだに、季節は確実にその歩みを速めていて、 窓の外にはもはや晩秋というべき風景が広がっている。あの木の最後の一葉がなくなったら……どころか、枯れ枝にクリスマスイルミネーションが這わされているようなていたらくだ。というわけで……と書くと、非論理的で大きく飛躍しているけれど、時の流れの速さにぼんやりしとったらあかんっちゅういいわけや。この「カメラのおっちゃん」がチン電の浜寺公園前にたどり着いた話を今日はやっとするで!
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