秩父の紅葉は終わりの時期だった |
■C58363が9年ぶりに後藤工式デフを装着
さる11月25日(金)から27日(日)にかけて、秩父鉄道C58363号機に後藤工場式除煙板(後藤工場式デフレクターとも。以下、後藤工式デフと略)が装着され、ランボードに白線を入れられた姿で営業運転が行われた。ナンバープレートも形式なしのものに交換されて、前部にいつもとはことなるコの字型の手すりも設けられていた……ということに気づいたのはこのエントリーを書いた翌日以降なのだが。見えていないなあ、筆者!
後藤工式デフとは、米子市にあった国鉄後藤工場(現在はJR西日本後藤総合車両所)で改造された変形除煙板(デフレクター)のひとつで、通常の除煙板とことなり下部に切り欠きがある。あまり除煙効果がなさそうな下部を切り欠くことで、この部分の整備点検をしやすくすること、運転室からの正面下方の視界の確保に(多少は)効果があるのだろう。私は蒸気機関車のことは知識がなさすぎるので、調べながら書いているが自信がない。事実誤認があったらもうしわけないとあらかじめ書いておく。「国鉄後藤工場」「境線後藤駅」の「後藤」がもとからあった地名ではなく、鉄道誘致に貢献した後藤快五郎氏の姓から名づけられたなどということも、はじめて知った。