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2024年12月29日日曜日

【秩父鉄道撮影記事】茶罐デキ105を先回りして待ち構えて撮った話

かすれた汽笛とともにデキ105がやってきた

■ナナハチに乗り込んで……大爆睡
三輪(みのわ)鉱山を出る列車を7404列車まで見届けたら、すっかり体が冷えた。そこでふもとの駅を見渡す踏切に行き、入れ替え中の5001編成と7801編成を観察した。

三輪鉱山までやってくる鉱石貨物列車は4本で終わりのようだった。5001編成が充当された1532列車にも乗れなくもなかったが、ほんとうに三輪鉱山行きが4本で終わりか確かめるために少し待った。

2024年12月28日土曜日

【秩父鉄道撮影記事】三輪鉱山入口で鉱石貨物列車を待つ話

三輪鉱山行き第1便はデキ302が牽引

■武甲山のふもとは午前8時
年の瀬も押し迫るある日の午前8時過ぎに、私は武甲山のふもとの駅に降り立った。天気予報アプリによると秩父地方の気温は1℃程度。ほほを刺す空気が冷たい。

冬至すぎで日の出が遅く、日の出は7時ごろだ。そして雲が多く、武甲山に太陽が隠れる位置にあるために、あたりはまだ薄暗い。

2024年11月14日木曜日

【入間航空祭2024】さよならC-1輸送機31号機


■C-1輸送機を前面に出した初の航空祭
さる11月3日(日・祝)に行われた入間航空祭は、5年ぶりに一般公開が行われた。好天にも恵まれて、25万人もの入場者があったそうだ。雨上がりで天気がよすぎて雲一つないほど。強風のために空挺降下展示が中止になった。

25万人という来場者数は途方もなく思える。基地のある入間市と狭山市の人口がそれぞれ14万人だから、25万人もの入場者数は「それぞれの市の人口を上回るものすごい数の来場者数」「両市の人口を合わせた数に近い膨大な数」だと思う。

ブルーインパルスの飛行展示ももちろんあった。だが、筆者が楽しんだのは「C-1輸送機」を前面に打ち出した航空祭であったこと。おそらくいままでにそんなことはなかったのではないかと思う。自衛隊の関係各位の皆さんにも、C-1はとても愛されているのだろう。

2024年10月4日金曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車臨時運休の日に5000系を追いかけて(その2)

5002編成のサイドをギラリ!

■「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMAプラチナルート乗車券」を使いまくる
渓谷と山の上にかつてあったかんぽの宿(現 亀の井ホテル)最寄り駅で5003編成を撮って、やる気が出た。こんどはさきほど下り方向へ走っていった5002編成を、どこかで撮ろうと考えた。だが、同じ場所で撮るのもつまらない。

汗だくになるほどの暑さだ。亀の井ホテルの温泉も日帰り入浴ができるそうだ。着替えを持ってきて日帰り入浴してもよかったなあ。持ってこなかったのだからしかたがない。

そこで、関越インター近くにできたアウトレットモールの最寄り駅まで向かった。ねんのために記すが、着替えを買うためではなく撮影のため。「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMAプラチナルート乗車券」で上り方向に行けるもっとも端の駅だ。

2024年10月3日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車臨時運休の日に5000系を追いかけて(その1)

列車が動く時刻になってもパンタグラフを下ろしたまま

■ヒガンバナのシーズンのうちに鉱石貨物列車が走るかも
X(旧Twitter)のタイムラインを見ていたら、10月1日に秩父鉄道の鉱石貨物列車が走り始めたらしい、という投稿がTLに流れてきた。

秩父鉄道の鉱石貨物列車の荷主である太平洋セメント熊谷工場は、3月と9月に定修(ていしゅう)と呼ばれる設備の定期修理を行う。その期間内は、鉱石貨物列車は運転されない。同社Webサイト「従業員の声」のページにこうある。

(ここより引用)
「定修(ていしゅう)」と呼ばれる定期修理。熊谷工場では年に2回、9月と3月の半ばから、それぞれ約1カ月間生産設備を停止し、定修でメンテナンスを行います。
(引用ここまで)

2024年6月22日土曜日

【上毛電気鉄道懐かし記事】京王3000系=上電700型抵抗制御車の主電動機

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

■Nikon Dfで撮っていた上毛電気鉄道
10年ほど前にNikon Dfを借りて上毛電気鉄道沿線をよく訪問していた。Kindle電子書籍でNikon Dfのハウツー本を『ぼろフォト解決シリーズ』として2冊出すためだ。現在もまだ販売しているから、ぜひお買い求めいただきたい(いきなり広告)。月額制読み放題サービスkindle unlimitedにも対応している。

2024年5月25日土曜日

【航空自衛隊YS-11EB】空模様の変化は想像しづらい


■空模様の変化は予想できない
5月末から梅雨にかけて、日没時の空が強く赤く焼けることがある。冬よりも色が赤く見えるのは大気中の水蒸気の量が多いためだそうだ。ただ、この焼け方はなかなか事前に予想ができないところがとてもおもしろい。

自宅で作業をしていたある日、航空自衛隊の基地からYS-11EBが離陸する音が聞こえた。航空自衛隊のYS-11FCの退役により、オリジナルのロールス・ロイス「ダート」エンジンを積んだ機体はもう飛んでいないが、ゼネラル・エレクトリックT64エンジンに換装してプロペラも3枚にした「スーパーYS」シリーズのYS-11EAとEBはまだ残されている。日本国内で飛行する最後のYS-11シリーズだ。ただし、ダートエンジンとは異なる音なので、耳にすればわかる。回転数が変わるときに音が止まって聞こえるような特徴もある。C-130HのアリソンT56にも少し似ているが、T56はもっと低音でもっと大きな音がするように思う。

2024年5月17日金曜日

【上信電鉄撮影記事】デハ252+クハ1301、新緑の西毛路を快走!

 

■デハ252+クハ1301が走っていた!
先日の上信電鉄訪問の第一目標は、西武イエロー塗装に変更された500形第一編成を見ることだった。だが、高崎に私が到着したときには、500形は2編成ともに入庫中だった。でもきっと午後に出庫してくるであろう500形第一編成を沿線で待ち構えていようと、下り列車に乗り込んだ。そうして鏑川の橋梁でカメラを構えていると、まったく予期していなかった列車がやってきた。上信電鉄自社発注車であるデハ252+クハ1301だ。

2024年2月17日土曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】春はもうすぐそこ。デキ502&503&504


■坂の下の駅は春の日差し
雪が降った数日後に秩父鉄道の武甲山のふもとの駅にある構内側線を訪ねた日の続きだ。残雪は美しいが日陰で朝8時半から正午までいると、寒さに飽きてしまった。

2024年1月5日金曜日

【上信電鉄2024年1月】早起きは三文の徳。早朝の250形運用に遭遇す


■高崎駅の改札口でガッツポーズ
元日から2日にかけて高崎駅前のビジネスホテルに投宿して、5時26分発の上信電鉄の始発列車に乗るために5時20分ごろに高崎駅に来た。改札口の向こうに入線してきた列車を見て、私は心のなかでガッツポーズをした。

2024年1月4日木曜日

【上信電鉄訪問記2024年1月】年始は上信電鉄700型第5編成撮影から


■からっ風吹く西毛路訪問
気がついたら2024年を迎えて三が日も終わった。今年の年始は元日から大災害と大事故もあり、新年の祝賀のあいさつもしづらい気持ちもある。それでもこういうときこそ、読者の皆さんと自分自身に、健康と充実した穏やかな暮らしができるようにとお祈りしたい。

2023年6月21日水曜日

【西武狭山線撮影記事】「黄色い101系電車」だらけのひとり「西武狭山線大撮影大会」(2023年梅雨編)

245編成と249編成の2本がイエローベージュ塗装。
写真は249編成で、小手指車両基地から狭山線への1本めの送り込み回送

■西武狭山線の新101系はいまは「黄色い電車」だけ
いまはいちばん日中の時間が長い夏至だ。日没時間が遅いので19時ならばまだ明るい。もっとも、梅雨時で暗い空の日が多いからその恩恵を感じにくいかもしれない。

私はいまこの夏至の恩恵を享受している。それは、西武狭山線を走る新101系電車を、ベルーナドーム(西武ドーム)での野球開催日ではない平日ならば、薄暮のうちに撮ることができるから。

2023年4月8日土曜日

【上信電鉄撮影記事】春の500形第2編成

サクラを撮るにはちょっと早かった。
ここがどこの駅かなんてインターネッツには書けないぜ(写ってる)

■西毛地区にも春来る
3月下旬の平日に、ふと思い立って上信電鉄沿線にでかけた。ここ数年は毎年のように、ソメイヨシノが咲き始めると上信電鉄を訪ねている。沿線の雰囲気が好きだから。

上信電鉄上信線はみなさんもご存知のように、町中を走るところも、山間をぬうように走る姿も、田園地帯を走る姿も撮ろうと思えば撮ることができる。

沿線風景が変化に富むところが好きだ。そしてもちろん、そこを走る車両も。

2023年4月4日火曜日

【JR八高線撮影記事】寄居にて春を愛でる【令和5年版】


■春が来た
サクラの開花が今年は早かった。本稿執筆時点で本州ではもう東北地方の秋田周辺で開花が始まり、青森でももうすぐ開花が始まるようだ。筆者が住む埼玉県南部では3月15日ごろに平野部ではエドヒガンが咲き始めて、22日ごろからソメイヨシノが満開を迎えた。開花時期に気温が低くなったためか、意外と長いあいだ花が散らないで済んだように思える。春が来ちゃったなあ。

2023年3月26日日曜日

【東武越生線撮影記事】81107編成オレンジ&ベージュと81111編成セイジクリームの上下列車交換をねらう


■オレンジ&ベージュを撮りにでかけたら……
話は3月中旬にさかのぼる。東武越生線を走る8000系電車4Rワンマン車のなかで、各種リバイバルカラーをまとった特別塗装の二編成のうち、オレンジ&ベージュの81107編成の列車交換をねらいにでかけた日のことだ。今日も越生線にいる特別塗装編成は81107編成だけだろうと思って交換駅で待っていたら、上り列車にセイジクリームの81111編成がやってきた。

2023年3月20日月曜日

【東武東上線関連記事】東上線8000系ワンマン4R車、営業区間拡大す

寄居にて。森林公園行きの表示を出している81107編成

■春のダイヤ改正をうっかりしていた
2023年春のダイヤ改正のことを私自身はあまり強くは意識していなかった。JR西日本の和田岬線に残された最後の103系電車R1編成の置き換え、JR東日本では高崎線・吾妻線を走る651系電車の置き換えがあり、西武鉄道では秩父鉄道乗り入れ列車がさらに減便されたことは知っていた。

首都圏での大きなニュースは、かねてから建設中であった相模鉄道と東急東横線を結ぶ神奈川東部方面線のうち、相鉄・東急新横浜線が開業したことだろう。相模鉄道はJR埼京線だけではなく、東急東横線・目黒線、東京地下鉄副都心線・南北線、東京都交通局三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、そして東武東上線とも直通運転を始めた。

本稿執筆時点では相鉄の車両が東武東上線内を走る、あるいは東武の車両が相鉄線内を走ることはないようだが、首都圏の交通ネットワーク化の流れとしては、非常に大きなインパクトを持つといっていい。横浜駅周辺開発のかつての主体であった相鉄が、みずから開発したターミナル駅を使わない旅客輸送を本格化させたというところが重要なのだ。

2023年3月18日土曜日

【東武越生線撮影記事】オレンジベージュの81107編成の列車交換シーンをねらって


■越生線のほかの場所でもオレンジベージュを撮ってみたくなった
このところ東武越生線をひさしぶりに訪ねて、8000系電車4Rワンマン車のうち、オレンジ&ベージュの81107編成を追いかけていた。高麗川橋梁で流し撮りやシルエットをねらうのはさすがに似た絵柄ばかりになるので、こんどはもっと列車の姿をはっきり写すような撮り方もしようと考えた。

2022年7月21日木曜日

【八高線撮影記事】森のトンネルを行くキハを「深度合成」で表現する

小雨のぱらつく夕方に森を抜けて走る

■雨のなかを走る列車の姿が好きだ
「戻り梅雨」のように梅雨明け後にすっきりしない天気の日が続いている。湿度の高さは私にはつらいが、気温が高くないことはむしろ望ましい。そして、梅雨の写真をまだ撮り足りないという思いがあったから、早めの夏になるよりも、梅雨空は大歓迎だ。

2022年5月6日金曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキ201+12系客車+デキ105の団体臨時列車にワレ遭遇ス。返しは望遠レンズで正面がちにねらう話


■本格的に晴れてきた!
秩父鉄道の「北武区間」と筆者が勝手に呼ぶ区間、つまり旧北武鉄道によって開業した羽生〜熊谷の区間で、デキ201+12系客車+デキ105の団体臨時列車に遭遇した日の話の続きだ。羽生方面行き団臨列車が到着する直前に、雲間から太陽が姿を現した。そして、それからはあたりはみるみるうちに明るく晴れた。晴れを予想しない構図で撮影したので、いろいろとレタッチに悩まされることは予想した。それでも、やはり晴れているほうが露出も稼げて、絵柄にもめりはりは出る。

2022年4月27日水曜日

【西武鉄道撮影記事】さよなら、2000系電車2007編成。初期車8両固定編成が姿を消す


■2007編成の退役で「2000系初期車8両固定編成」が全廃に
さる2022(令和4)年4月26日(火曜日)に、西武新宿線系統で運用されていた2000系電車のうち、1977(昭和52)年から1979(昭和54)年にかけて製造された、側面に「田の字窓」(下段上昇・上段下降の二段式窓)を持つ初期製造車のなかで、最後の8両固定編成であり、行き先表示器が方向幕式のままだった2007編成が横瀬車両基地に向けて廃車回送を行った。この回送は同時に事前申し込み制の有料見送りツアーでもあった。2007編成が横瀬に到着したことで、2000系の初期車の8両固定編成がすべて姿を消した。