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2019年1月15日火曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 最終回. 900形はイルカ?

あれ、イルカはいるか?

■彦根駅は……いいものだ!
江鉄道の鉄ヲタにとっての魅力のうちのひとつとして、とても有名だったのは彦根駅構内の留置車両のようすだった。いや、つい10年ほど前までは、留置車両どころか解体部品も多数置かれていて、宝のありかといっても過言ではないほどだったようだ。みなさんがネット上にアップしてくれている写真をいま見ると、思わずアツくなる。

2019年1月13日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 その2. ハロー、シンイチ! 100形電車との「再会」

近江100形101編成はもと西武新101系295編成

■遅くてもしないよりはまし
「美しすぎる検事総長」といえば、クリミア騒乱のときにクリミア自治共和国で検事総長を務めていた、ナターリヤ・ポクロンスカヤ*のことだ。日本では、ね。

一時期この「なんとかすぎる」という大げさな言い回しがマスメディアで流行りましたね……あまりいいことだとは思わないけれど。ええと、私にとっての「遅すぎる近江鉄道初訪問」の続きを書く。遅すぎるけれど、いいの! だって「遅くてもしないよりはまし(Лучше поздно, чем никогда)」というでしょう。

2019年1月12日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】もうひとつの「近鉄」こと近江鉄道訪問記 その1. ガチャコン800形電車に乗る

手芸屋さんは移転して盛業中みたい。西友八日市店もまだあるのね

■もうひとつの「近鉄」
「近鉄」とは「近畿日本鉄道」の略称だ。けれど、近畿地方にはもうひとつの「近鉄」がある……らしい。というのは、滋賀県の近江鉄道のことを自分はそう略さないから。Wikipediaでどこかの誰かが書いたようなにわか知識なのでアレだけど。というわけで、この夏に筆者が2ヶ月ほど大阪で療養生活を過ごした際に撮り歩いた「関西リハビリ鉄」記事も、近畿日本鉄道の電車の記事の次に近江鉄道の訪問記を記すことで、最終章とする。退院した日に帰京する際に、いままでやってみたかったルートで帰ることにした。それは、新大阪からいっきに新幹線で都内へ戻るのではなくて、米原まで寄り道してそこから新幹線に乗るということ。

2019年1月7日月曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】魅惑の近鉄旧特急色16007編成(Y07) 近鉄南大阪線沿線滞在記 最終回

オレンジとネイビーブルーの特急、まだおったんか!
■バラエティ豊かな近鉄特急の一端に触れて
2ヶ月ほど近鉄南大阪線沿線に滞在して知ったのは、近鉄特急はバラエティが豊かであるということ。近畿地方での長期生活がはじめての経験だったどころか、そもそも鉄道知識が1990年代のまま更新されていないような筆者は、近鉄特急というといまだにオレンジとネイビーブルーのツートンカラーのビスタカーとスナックカー、サニーカーばかり思い浮かべるような、古式ゆかしい人間なのだ。さすがに前面非貫通の連接車のあれを思い出すわけではないですよ。

2019年1月6日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 最終回「御所(ごせ)にて、続き」


■緑豊かなところだから気に入ったのかも
所で乗り換えをするようになり、町の中心部を歩いたわけではないのにどうも気に入ってしまった、と前回書いた。その後なんども王寺発五条行きの和歌山線普通列車を利用して御所で降りるたびに、その理由を自分でもはっきりさせたいなあ、ともやもやしていた。そこである日、御所から和歌山線の玉手までひと駅歩いてみた。昼間の上下1本ずつしか列車が走らない時間だったので、歩いたほうが玉手まで行くのに早かった、という理由でもある。

2019年1月5日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その9.「御所(ごせ)にて」



■あけましておめでとうございます
愛なる読者のみなさん、あけましておめでとうございます。本年もみなさんにご愛読いただけますように、記事を書いていけたらと思っています。

さて、昨年夏から断続的に記している「関西リハビリ鉄記事」が年をまたいでしまいました。もう少しだけおつきあいくださいますとうれしいです。

2018年12月31日月曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ 最終回「宇治で夕立に遭った日」


■もう一度宇治へ
の夏の在阪療養生活の終わり頃に、JR奈良線の103系電車を見るためにもういちど宇治へ出かけた日のことだ。学生さんたちの夏休み期間とはいえ8月も末で、そろそろ台風もやってくるかという時期で、ただでさえ蒸し暑い宇治も、それ以前に訪れた日よりもずっと蒸していた。

2018年12月30日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その8.「たそがれの畝傍」


■畝傍駅周辺に萌えた
て、桜井線(万葉まほろば線)105系電車を撮るために畝傍駅で乗降してみて、畝傍駅とその周辺のほうにすっかり心奪われた筆者は、なんとかここでうまく列車を魅力的に撮ってみたいと思い、列車の来る合間に駅周辺を歩いてみることにした。

なにしろ、日中の桜井線は上下ともに1時間に1本ずつしか列車が来ないからな。そして、ふつうの編成写真を撮るのはあきらめた。

2018年12月29日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その7.「今井町の魅力」

蘇武橋から桜井線を見る

■八木西口駅で降りて驚いた
る日、JR桜井線(万葉まほろば線)の畝傍駅に向かうために、近鉄橿原線八木西口駅で降りたときに、「今井町(いまいちょう)へはこちら」という案内が目に入った。

無知な私は、今井町にはなにがあるのかなあと思いながらも、最初はあまり気にしなかった。けれどある日、この乗り換えをしようと八木西口駅を出たとたん、目の前の鉄橋を桜井線の105系電車が通過するのを目にした。いい雰囲気だなあと思い、畝傍駅にまっすぐ向かうのではなく、桜井線の鉄橋下をくぐってみた。なにしろ、日中は上下ともに1時間に1本しか来ない桜井線の列車は通過してしまったのだから、時間はある。

2018年12月28日金曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その6.「畝傍駅にてもの思いにふける」


■桜井線の魅力は都市近郊を走るところ
JR井線(万葉まほろば線)の私にとっての魅力とは、歴史のある駅を結びながら、都市近郊をのんびりと走るところにあるとは、これまで何回かにわたって書いてきたところ。この夏にしばらく滞在していた松原市内から通ってみて、それを理解した。105系電車が里山の風景を走るところを見たいならば、桜井線よりもむしろ和歌山線の吉野口あたりででも撮るべきだろう。

2018年11月25日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その5. 石津太陽橋と浜寺駅前のたそがれ

石津停留所まで戻ってきた
■石津太陽橋まで戻ってきた
度目かの阪堺電気軌道沿線訪問にして、ようやく終点の浜寺駅前までたどり着いた「カメラのおっちゃん」である筆者。もっとも、じつをいうと恵美須町から住吉までは未乗で、上町線と住吉〜浜寺公園前しか乗っていないのだけどね(!)とかいうカミングアウトはいらないな、ここでは。だって、天王寺駅前行きのほうが本数が多いんだもの。それはともかくとして、浜寺駅前から沿線を歩いて、石津停留所まで戻ってきた。それは、紀州街道にかかる太陽橋から阪堺電車を撮ってみようと思ったからだ。

ドジでのろまな……カメラのおっちゃんがカメを写す


2018年11月21日水曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その4. 浜寺駅前についに到着

天王寺駅前にモ501号車キター!

■もう冬ではないですか
阪のカメラのおっちゃん、というつもりで大阪に滞在していたころの写真をみなさんにお見せしている「関西リハビリ鉄記事」シリーズも、まだまだネタがある。ところが、帰宅後の「カメラおじさん」がうっかりしているあいだに、季節は確実にその歩みを速めていて、 窓の外にはもはや晩秋というべき風景が広がっている。あの木の最後の一葉がなくなったら……どころか、枯れ枝にクリスマスイルミネーションが這わされているようなていたらくだ。というわけで……と書くと、非論理的で大きく飛躍しているけれど、時の流れの速さにぼんやりしとったらあかんっちゅういいわけや。この「カメラのおっちゃん」がチン電の浜寺公園前にたどり着いた話を今日はやっとするで!

2018年10月27日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その2 近鉄南大阪線沿線滞在記 その5

給食センターそばの踏切から道明寺方を見る

■レッツゴー・道明寺!
んなわけで、奈良盆地を目指さずにある日近鉄南大阪線道明寺駅で降りた。まずは駅前を歩いてみる。たまたまやって来た……ごめん、もうじきやってくることがわかっていた「青の交響曲(シンフォニー)」などの南大阪線の列車を写したり。数ブロック歩いて道明寺まで行こうとした。ところがこの日はじつに蒸し暑くて……駅から近い道明寺天満宮にお参りしただけだ。蒸し暑さにはほんとうに参ってしまう。

2018年10月26日金曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その1 近鉄南大阪線沿線滞在記 その4

道明寺駅で降りてみたよ
■道明寺線、なんか超いい!
鉄南大阪線を利用するようになり、ほどなくして惹かれたのが道明寺線だった。道明寺から大和川対岸の柏原を結ぶ支線だ。いまでこそ近鉄南大阪線とJR関西本線を結ぶ支線だが、そもそも近鉄南大阪線の前身である河陽鉄道が1898年(明治31年)に柏原〜道明寺〜古市〜富田林を結んで建設した路線なのだそうで、もともとはこちらが本線だったという。さらに、近鉄南大阪線がJRあるいは国鉄とおなじ狭軌の鉄道として建設されたのは、現在の関西本線との貨物輸送を行う意図もあったからなのだそうだ。

2018年10月20日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チン電でプチ旅 阪堺電気軌道沿線散歩 その3. 住吉鳥居前にて電車を見る


■降りたくなる停留所がたくさんあった
 堺電気軌道(以下、本項では阪堺電車と略)にこの夏に天王寺から乗った話を何度か書いている。初めて乗った日は浜寺駅前までたどり着く前に、どうしても降りてみたくなり大和川停留所までしか行けなかった。その後、堺市内の宿院や大小路から何度か大和川を目指したりしたものの、終点の浜寺駅前にはたどり着けなかった。というのも、阪堺電車は沿線のロケーションが変化に富んでいて、降りてみたくなるところがたくさんあったからだ。住吉大社付近の住吉停留所から住吉鳥居前もまた、神社の前の併用軌道を走る姿が魅力的で、つい降りたくなった場所のひとつだ。そこで、午後遅くに松原市内を出たある日、天王寺から阪堺電車に乗って住吉鳥居前で降りてみた話をしようと思う。

2018年10月11日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】チョイ乗りトレイン117


■乗りを楽しむ列車
う10月になったというのに……まだ、この夏の話をしている「カメラのおっちゃん」や。9月は列車にほとんど乗れへんかったから。

さて、奈良盆地の桜井線(万葉まほろば線)や和歌山線の沿線に出かけた帰り道に、18時までに松原市内に戻らなかればならないというときに、意図的に「電車乗り遊び」をしていた列車がある。それは、和歌山線の王寺発五条行き各駅停車473Mという列車だ。和歌山線の列車は基本的には105系電車が充当される。王寺〜高田では221系電車のこともある。それ以外に、朝晩に117系電車が用いられる列車が何本かあり、この473Mはそのうちのひとつであるということをたまたま知った。

なにしろほら……117系電車に乗ったことがなかったからさ。しかもこの電車は、もともと京阪神間の新快速用に作られていて、特別な追加料金が不要なのにちょっぴりゴージャスな内装が自慢だ。そりゃ、乗りたいだろ。

2018年10月4日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その4.「稲荷駅にて」

いきなり103系きはった!

■インスタ映えの聖地で103系来いと叫ぶ
行口コミサイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」による「外国人に人気の日本の観光スポットランキング(Top30 Attractions in Japan by International Travelers 2018)」で3年連続1位なのが、京都・伏見稲荷大社なのだそうだ。昨年秋に仕事で訪れて心底おどろかされた。平日夕方なのに観光客がとても多くて。そして、海外からの観光客もとても多い。

そのときのことだ。クライアントが依頼したタクシーに乗って出かけていたので、稲荷駅下り方の踏切で列車の通過を待っていた。すると、うぐいす色の103系電車が混雑した稲荷駅に停車し、たくさんの客を降ろして再び発車する様子を目にして、「103系電車がまだこうして活躍しているんだなあ」と深く印象に残った。

そこで、この夏のお盆期間に奈良線を訪問するならば、あの稲荷駅のようすも写したいと思った。

2018年10月2日火曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】うるわしの青き衣の者「青の交響曲(シンフォニー)」を撮る 近鉄南大阪線沿線滞在記 その3



■青き衣の者ふいに現れて
鉄南大阪線沿線に在住していたこの夏、私が気に入って追いかけていたのは「ウサギ号」「ウサたん」こと6020系電車6051編成「復刻ラビットカー塗装」(C51)だった。けれどじつはもうひとつ気に入っていた列車がある。それがこの観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」こと16200系電車だった。

2018年9月29日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その5.「和歌山線内で走りを撮る」



■「昭和の営団地下鉄千代田線」が終わる
京メトロが千代田線で用いられていた6000系電車の引退をついに発売した。思えば当時千代田線を走っていた電車のうち、もっとも早く千代田線から撤退した103系電車1000番台車を改造したこの桜井線・奈良線105系電車がもっとも長く走り続けているとはなんとも皮肉だ。

しかもよく考えてみると、1970年から71年にかけて製造されて、1984年に105系に改造されたのだから、「和歌山の105系」として用いられているほうが「千代田線乗り入れ用103系」だった時期よりも長いわけだ。もっとも先日、この電車を置き換える227系電車が搬入されたのだから、来春からの置き換えももはや秒読み段階だ。春までにまた桜井線・和歌山線に行ってみたい……体調を、せつに戻したいものだ(退院後悪化しています。涙)

2018年9月27日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】懐かしい103系電車に会いに奈良線へ その3.「宇治川のたそがれ」


■宇治川で参って平等院に参る
条あやみが出ているJR西日本の夏のキャンペーンポスター、それも彼女をアニメで描いたポスターを見るたびに視線が釘づけになる「カメラのおっちゃん」こと筆者。あ、それはこの「懐かしい103系電車に会いに奈良線へ」の話と関係ないや。中条あやみって超かわいいよなまじで。天使かよ。

乗る列車の方向をまちがえて寝過ごしてなかなか奈良線沿線にたどり着けず、おまけに列車の運用を観察しながら居眠りしたり、はたまたわざわざ観光地でもある宇治に出かけたくせに、自宅近辺でおなじみのファミレス「サイゼリヤ」に行って、「サイゼ、最高かよ」などと心の中で叫んだりと、まじめに列車を撮るようにはとうていみなさんには思ってもらえそうにない。

それでも、筆者はサイゼリヤ宇治里尻店で涼みながら考えた。なにしろ、この日の宇治はとても蒸し暑くて。