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2023年4月4日火曜日

【JR八高線撮影記事】寄居にて春を愛でる【令和5年版】


■春が来た
サクラの開花が今年は早かった。本稿執筆時点で本州ではもう東北地方の秋田周辺で開花が始まり、青森でももうすぐ開花が始まるようだ。筆者が住む埼玉県南部では3月15日ごろに平野部ではエドヒガンが咲き始めて、22日ごろからソメイヨシノが満開を迎えた。開花時期に気温が低くなったためか、意外と長いあいだ花が散らないで済んだように思える。春が来ちゃったなあ。

2023年3月20日月曜日

【東武東上線関連記事】東上線8000系ワンマン4R車、営業区間拡大す

寄居にて。森林公園行きの表示を出している81107編成

■春のダイヤ改正をうっかりしていた
2023年春のダイヤ改正のことを私自身はあまり強くは意識していなかった。JR西日本の和田岬線に残された最後の103系電車R1編成の置き換え、JR東日本では高崎線・吾妻線を走る651系電車の置き換えがあり、西武鉄道では秩父鉄道乗り入れ列車がさらに減便されたことは知っていた。

首都圏での大きなニュースは、かねてから建設中であった相模鉄道と東急東横線を結ぶ神奈川東部方面線のうち、相鉄・東急新横浜線が開業したことだろう。相模鉄道はJR埼京線だけではなく、東急東横線・目黒線、東京地下鉄副都心線・南北線、東京都交通局三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、そして東武東上線とも直通運転を始めた。

本稿執筆時点では相鉄の車両が東武東上線内を走る、あるいは東武の車両が相鉄線内を走ることはないようだが、首都圏の交通ネットワーク化の流れとしては、非常に大きなインパクトを持つといっていい。横浜駅周辺開発のかつての主体であった相鉄が、みずから開発したターミナル駅を使わない旅客輸送を本格化させたというところが重要なのだ。

2023年2月28日火曜日

【カメラの話】カメラボディの「握りやすさを決める要素はなんだろう」と考えてみた話

Nikon F2、D2X、Dfとならべてみるとレンズの外形寸法が
だんだん大きくなっているところが興味深い

■カメラボディの「握りやすさ」とは
このところずっと考えていることがある。それは、カメラボディの握りやすさを決める要素とは、いったいなんだろうかということ。

2023年1月7日土曜日

【上信電鉄撮影記事】デハ+デハのおでまし! デハ251+デハ252の2連を撮る

上信電鉄名物「車両交換」キター!

■700形だけ撮りたくて上信電鉄に来たわけではない
元日に上信電鉄を訪問してからもう一週間がたった。でも、あのひさしぶりの訪問は短い時間ではあったけれど、それなりに満足のいくものだった。それは、いままでなかなか撮ることができなかった700形(元JR東日本107系電車)の第4編成(JRリバイバルカラー)と第5編成(コーラルレッドにパープル帯の上信電鉄リバイバルカラー)を撮影できたから……。でも、それだけではない。

2022年11月23日水曜日

【ソビエトレンズ】「古いレンズを使ううえでの注意事項」をすっかり忘れていたという話


■ひさしぶりにソビエト製L39マウントレンズを使ったら
EVF(電子ビューファインダー)がうまく使えなくなってしまった、というのか、EVFと背面モニターの切り替えがうまくできなくなってしまっていたソニーα7IIボディが修理から治ってきた。そこで、その試写を兼ねてソビエト製ライカスクリューマウントレンズをひさしぶりに使っている。KMZ Jupiter-9 85mm F2がおもだ。ここ数年の私は85mmくらいの焦点距離が画面を整理しやすくて便利だと感じているからだ。

2022年11月16日水曜日

【カメラ機材の話】ソニーα7IIを修理に出したら1週間で完了して驚いたというお話

修理から帰ってきたα7II

■ソニーα7IIが不調だった
ソニーα7IIを友人から借りている。M42スクリューマウントとL39ライカスクリューマウントレンズあるいはマニュアルフォーカスのSタイプAIニッコールレンズなどの、オールドレンズを使うことがおもな用途であり、ソニー純正でもサードパーティでもオートフォーカス(AF)レンズで使ったことは私は一度もない。じつに偏った使い方だとは思う。

2021年9月1日水曜日

「夏の思い出作り」についてあれこれと思う


■8月もあっというまに終わり
梅雨明けのころはあれほど楽しみにしていた夏ももう終わりなのだろう。日の出の時間が遅くなり、日の入りが早くなってきた。朝晩の気温が少しずつ低くなり、セミの声ではなく秋の虫たちの声があたりに響く。今年の東京首都圏では、8月に一日中晴れた日はせいぜい一週間程度しかなかったようだ。写真好きのみなさんが望むような「夏らしい青い空の日」は数えるほどしかなかったのではないか。

2021年3月5日金曜日

【写真術について思うこと】夢想を写真にできないかと考えながら


■ファンタジーで遊ぶということ
昨年から続いているあれのために困されるのは自由に遠くへ外出しづらいから。首都圏ではまだ緊急事態宣言による不要不急の外出自粛要請が延長されてしまった。健康維持のための散歩のついでにひとの少ない場所を求めて自宅周辺を出歩いてはいても、撮影目的の遠出はさすがにしづらい。自分自身がもし罹患してしまったさいに重症化リスクの高い基礎疾患のある中年でもあるし、大切な試験をひかえている親族もいるので。

そういう理由で自宅周辺を歩く程度の暮らしも、正直にいうと飽きてしまう。体調不良で長期間動けなくなる経験が多い私でも飽きる。これを乗り切るには、ファンタジーで遊ぶことなのだろうなと考えている。

2021年1月27日水曜日

【西武新101系撮影記事】西武園線を行く新101系電車263編成


■注目される西武新101系電車263編成の去就はいかに
西武池袋線と新宿線の両本線から新101系電車が去ったのは2012年の秋の終わりだった。それから8年以上のあいだも、多摩湖線と多摩川線にはワンマン運転に対応した新101系電車が残されていて日夜走り続けていることは、ここに来てくださる鉄のお仲間のみなさんにはご存知の通り。そして、多摩湖線での旅客用途と各種車両の牽引車代用として全電動車の263編成のことも。

2021年1月15日金曜日

【航空自衛隊YS-11EA】3枚ブレードのエンジン換装型YS-11EAのこと


■熱心な航空ファンとはいえないけれど
自分はけっして「熱心な航空ファン」とは口が裂けてもいえない。遠くの空港や基地に特定の機種の写真を撮るためにでかけるほどの熱心さはないから。エアバンドを聞くことも航空無線の用語や自衛隊用語を使って会話をすることもしない。生半可にしか知らないので私めなどがそうするのは、ガチ勢のみなさんに失礼に思われろうだし。

それでも航空機を見るのも写真に撮るのも好きだ。乗るのは正直にいうとときどきちょっぴりこわいなと思うものの、乗る機会があればわくわくする。

何度か記事にしているように、この10年ほどは私はたまたま航空自衛隊の基地近くに住んでいるので、平日は毎日のように航空機が飛び交うさまを目にする。風向が季節によって変わるので、離陸方向や着陸方向を見て季節の推移を知ることもある。

2020年12月24日木曜日

【JR八高線&東武東上線PETIT撮影記事】令和2年のJR東日本ディーゼルカーと昭和95年の東武電車


■令和2年12月末のある夜のこと
激動の2020年の年の瀬も押し迫るある夜のことだ。JR八高線小川町で列車から降りた。すると乗っていた高崎行き列車のとなりに、見覚えのない真新しい車両が止まっているのが見えた。高崎行き列車が交換待ちをしてから出発するまで待ってみると、ネット上のニュースで見たことがあった新型のGV-E400系電気式気動車というやつだということに気づいた。そういえば八高線非電化区間で試運転を行なっていると読んだっけ。

2020年12月12日土曜日

【ニッコールレンズの話&秩父鉄道デキ撮影記事】黒テープでハレ切りしながら逆光で秩父鉄道デキを撮る話

Sony A7II+AI Nikkor 50mm F1.8S
持っているカメラを撮るなんてあれだけど
これも完全逆光だから
「斜光黒パ斬り」をしているよ

■「おうち工作」で試していたことを実践した
ここ最近は「おうち工作」をしていた。政界の黒幕や特務機関がお金のちからで人心掌握をして世論を誘導するという「工作」の話ではなく、「手先の作業」のことね。自宅とその近辺であれこれと試行錯誤を重ねていた。それが前回までのエントリーでしつこく書いていた、古いレンズに純正よりも長めのレンズフードを探し出して効果の有無を調べていたというあれだ。

逆光撮影の際にフレアが生じてしまうレンズでも、できるだけフレアをカットするとどうなるのか、ということに強い興味が湧いたからだ。なお、「フィルムの乱反射」を指す「ハレーション」と「レンズの乱反射」という意味の「フレア」は厳密にはことなるようなので、本来であれば「フレアカット」というべきなのだろうが、誤用であっても慣用的に使われ続けている「ハレ切り」という用語を以下でも用いる。

2020年11月28日土曜日

【ニッコールレンズの話】第四次レンズフード戦争・ニッコールレンズの戦い終戦か。AI Nikkor 85mm F1.4Sの斜光線対策を考えた

AI Nikkor 85mm F1.4Sに装着した
コンタックスメタルフード5+72/86リング。
内部に植毛紙を貼った

■所有するAI Nikkor 85mm F1.4Sは斜光線に弱かった
11月も終わりになり、東京首都圏の紅葉も見ごろを過ぎつつあるようだ。というのは、近隣の紅葉しか自分の目で見ていないから。「ようしらんけど」というやつ。

2020年11月24日火曜日

【ニッコールレンズの話】自宅にて秋を愛でていて……第四次レンズフード戦争・ニッコールレンズの戦い勃発す!【11月25日追記】

78mmの長さのある⌀86mmの望遠用メタルフード。
前面にもねじが切ってあり
前後ともに同じ口径で連結可能なものは
なかなか手に入らない

■おうちで秋を楽しんでいたのです
東京首都圏でも木々が色づき落葉が進んでいる。夜間や早朝の気温の低さに秋が深まりつつあることを実感する。だが、連休期間中は遠出せずに自宅周辺であいかわらず過ごした。あれがああだからしかたないなあ。それに、連休初日以外は午後になると自宅のあるあたりは暗く曇ってしまった。県内でも秩父は午後も晴れていたそうだけど……土日に秩父に行くのはいまは私はガマンだ。

2020年11月19日木曜日

【ソビエトレンズ】Kindle電子書籍『LZOC MC Jupiter-9 85mm F2.0 オールドレンズデータベース』も好評発売中


■Kindle電子書籍『LZOC MC Jupiter-9 85mm F2.0 オールドレンズデータベース』も発売中
ソビエト製レンズでもっとも有名かもしれないレンズのひとつに、Jupiter-9 85mm F2.0/Юпитер-9 85мм F2.0というものがある。前回のエントリーでも書いたものだ。このレンズの最終版であるロシア・リトカリノ光学ガラス工場(LZOS/ЛЗОС)M42マウントのマルチコート版のレンズを、私と水子貴晧さんの共著でKindle電子書籍『LZOC MC Jupiter-9 85mm F2.0 オールドレンズデータベース』で取り上げた。既発売なので興味のある方はぜひ参照してくださるとたいへんうれしい。

2020年11月18日水曜日

【ソビエトレンズ】Jupiter-9 85mm F2.0のフレア対策と、撮れば撮るほどその性格がよくわからなくなるという話

Jupiter-9 85mm f2.0に
Takumar 105mm F2.8/100mm F4用
レンズフードを試用中

■古いレンズにはフレア対策を
Jupiter-9 85mm F2.0をはじめとするソビエト製レンズだけではなく、古いレンズ全般にいえることだけど、コーティングや内面反射防止対策が未熟だった時代のレンズは総じて斜光線に対して弱い。フィルムよりもずっと平面性が高い撮像素子前面のローパスフィルターや保護ガラスなどに反射してしまい、画面全体を覆うベーリングフレア(内面の乱反射)が生じやすい。 

2020年11月9日月曜日

【ニッコールレンズの話】1980年代のAI-Sニッコールレンズのこと(その2)

1984年12月版のレンズカタログ
カメラの製品写真ではストラップと三角環を外して
レンズのヘリコイドは無限遠にして
絞り値はF5.6にセットする「作法」がある。
いまでもこのカタログでそれを参照しているよ

■フィルム時代のレンズには「松竹梅」があった
筆者の手元にある1984年のニッコールレンズのカタログには、28mm、35mm、50mm、135mmにはそれぞれ3種類が用意されていたとある。これはニッコールだけではなく、大手各社もそうだった。レンズメーカー製品に対抗するために純正製品でも普及価格帯の製品を用意したかったのだろう。いまのデジタル一眼レフ用レンズでは多くても2種類だろうか。

2020年11月3日火曜日

【Foton作例集】M-ROKKOR 28mm F2.8を使ってみて……Kindle電子書籍『オールドレンズデータベース』第一弾『M-ROKKOR 28mm F2.8』を発売開始しました


■新シリーズを刊行します
編集者・写真家の齋藤千歳さんとともにAmazonのKindle電子書籍として刊行している『ぼろフォト解決シリーズ』の兄弟シリーズである『Foton機種別作例集』において、あらたに旧製品レンズのレビュー本『オールドレンズデータベース』を新シリーズとして始めました。その第一弾としてレンジファインダーカメラであるMINOLTA CLE用のMマウントレンズM-ROKKOR 28mm F2.8をとりあげました。私と水子貴皓さんの共著です。月額制読み放題サービスkindle unlimitedにも対応しています。ご一読いただけますとさいわいです。

【制作】ぼろフォト制作委員会 
【著】秋山薫、水子貴皓
【編集】秋山薫
【監修】齋藤千歳、小山壯二
【価格】250円

2020年10月25日日曜日

【相鉄12000系電車PETIT撮影記事】そうにゃん、ふたたび埼玉へようこそ! 相鉄12000系電車が川越車両センターに


■川越線に乗っていてあれれ
用事があって川越線に乗った日のことだ。乗っていた上り列車が南古谷で下り列車を交換して出発してから、車窓外の川越車両センターをなにげなく見ていると紺色の車両の姿が見えた。どうみてもYOKOHAMA NAVYBLUEの相模鉄道12000系電車だ。ふだんは訓練などで不定期に川越車両センターに入場することはあるらしいものの、その回数もそう多くはないはずだ。私自身もそう頻繁に川越線に乗るわけではないので観測頻度は高くはない。それでも、川越線内でその姿を見たのは昨年の相鉄JR直通線開業以前の試運転以来だ。めずらしいいいものを見てしまった……と思ったもののiPhoneのセッティングがまにあわず、そのときには写真を撮ることはできなかった。帰路は日没後だったし。

2020年10月18日日曜日

【ソビエトレンズ】MC HELIOS-44M-6 58mm F2.0をSony α7IIに装着して撮ってみた話


■MC HELIOS-44M-6で撮ってみた 
ソビエトレンズの代表といってもよさそうな標準レンズHELIOS-44 58mm F2.0というものがある。製造本数が膨大な数に及ぶらしく、めずらしいものではない。守備範囲を決めないときりがないからという理由でM42マウントレンズはできるだけ避けてきた私でさえ持っている。