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2024年10月17日木曜日

【西武&秩父鉄道撮影記事】「よこぜ車両基地フェスタ」と後藤工式デフC58363を掛け持ちで撮った話

ねらっていないのに、眼の前にこいつが止まって笑った

■10年以上ご無沙汰していた横瀬へ
10月の3連休初日に、西武鉄道横瀬車両基地で「ちちぶ&よこぜ車両基地フェスタ2024」が行われた。横瀬車両基地の一般公開は基本的には毎年秋に行われている。子どもがまだ幼かったころに数回訪問した。

子どもが鉄道に興味を持たなくなり(といっても鉄道車両には子どもはもともとあまり興味を持っていなかった。太陽工業株式会社の登録商標だろうと思われる名称で言うところの「ふわふわドーム」(膜状トランポリン)が設置されることが、子どもが横瀬に行きたがるいちばんの目的だった)、展示車両にほとんど変化がないことから10年以上もその存在を忘れていた。今年は広告を見てふとその存在を思い出し、ひさしぶりに行ってみようと思いついた。西武秩父線を走る4000系電車の遠くない置き換えも公表されたことだし、乗っておきたい。そこでまず「ちちぶ&よこぜ車両基地フェスタ2024」の電子入場券を入手した。

2024年10月15日火曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車の機関車故障(?)とその救援を目撃す

御花畑駅で全俺が泣いた

■横瀬のついでに秩父鉄道再訪問
10月の3連休初日である12日(土曜日)に、ひさしぶりに西武鉄道最寄り駅で「秩父フリーきっぷ」を購入した。まず横瀬車両基地で行われた「ちちぶ&よこぜ車両基地フェスタ2024」を訪ねた。今回はその後に秩父鉄道をひさしぶりに御花畑経由で訪問して、目撃したシーンについてまずは書く。

御花畑駅は小ぎれいに改装されていた。もともとの駅舎を生かしてレトロ風にリノベーションがなされたというのか。

2024年10月4日金曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車臨時運休の日に5000系を追いかけて(その2)

5002編成のサイドをギラリ!

■「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMAプラチナルート乗車券」を使いまくる
渓谷と山の上にかつてあったかんぽの宿(現 亀の井ホテル)最寄り駅で5003編成を撮って、やる気が出た。こんどはさきほど下り方向へ走っていった5002編成を、どこかで撮ろうと考えた。だが、同じ場所で撮るのもつまらない。

汗だくになるほどの暑さだ。亀の井ホテルの温泉も日帰り入浴ができるそうだ。着替えを持ってきて日帰り入浴してもよかったなあ。持ってこなかったのだからしかたがない。

そこで、関越インター近くにできたアウトレットモールの最寄り駅まで向かった。ねんのために記すが、着替えを買うためではなく撮影のため。「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMAプラチナルート乗車券」で上り方向に行けるもっとも端の駅だ。

2024年10月3日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車臨時運休の日に5000系を追いかけて(その1)

列車が動く時刻になってもパンタグラフを下ろしたまま

■ヒガンバナのシーズンのうちに鉱石貨物列車が走るかも
X(旧Twitter)のタイムラインを見ていたら、10月1日に秩父鉄道の鉱石貨物列車が走り始めたらしい、という投稿がTLに流れてきた。

秩父鉄道の鉱石貨物列車の荷主である太平洋セメント熊谷工場は、3月と9月に定修(ていしゅう)と呼ばれる設備の定期修理を行う。その期間内は、鉱石貨物列車は運転されない。同社Webサイト「従業員の声」のページにこうある。

(ここより引用)
「定修(ていしゅう)」と呼ばれる定期修理。熊谷工場では年に2回、9月と3月の半ばから、それぞれ約1カ月間生産設備を停止し、定修でメンテナンスを行います。
(引用ここまで)

2024年8月21日水曜日

【撮影術】デジタルカメラで「コダクローム64」の雰囲気を再現するためにあれこれ考える日々

Silkypix(写真はLUMIX用の同SE 8)にある「フィルム調K」

■「コダクローム64」を見ながら考えた
昭和から平成初期にかけて、中高生から大学生のころにコダクローム64(およびコダクローム64プロフェッショナル)を使って撮った列車の写真をこのところ見ていた。乳剤が非常に濃くて、いまのフィルムスキャナーのドライバーソフトではうまくポジ原板を肉眼で見る雰囲気にしづらい。そこで、ニコン「スライドコピーアダプターES-1」で複写していた。

2024年8月11日日曜日

【1988年・1989年鶴見線】鶴見線を撮ったコダクロームを「ニコンスライドコピーアダプター ES-1」でデジタル化する

武蔵白石駅構内から撮った安善で入れ替えをするDE10

■コダクロームのスキャン画像が気に入らない
私は25年近くニコンのフィルムスキャナーSUPER COOLSCAN LS-4000EDを温存している。スキャナー自体は温存できていても、それを動かすソフトウェアが減ってしまった。純正のNikon Scan 4は更新されなくなって久しい。

2024年7月31日水曜日

【AI Nikkor 85mm F1.4S】川越百万灯夏まつりのころの川越一番街


■薄暮の街を撮るために
先週末(7月27日土曜日〜28日日曜日)は川越百万灯夏まつりだった。蔵造りの川越一番街を中心に、出店や出し物があり、盛況だったようだ。その前日までの2週間ほどの期間の日没のころに、私は街を歩いていた。提灯が飾られているようすを撮るためだ。

2024年6月22日土曜日

【上毛電気鉄道懐かし記事】京王3000系=上電700型抵抗制御車の主電動機

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

■Nikon Dfで撮っていた上毛電気鉄道
10年ほど前にNikon Dfを借りて上毛電気鉄道沿線をよく訪問していた。Kindle電子書籍でNikon Dfのハウツー本を『ぼろフォト解決シリーズ』として2冊出すためだ。現在もまだ販売しているから、ぜひお買い求めいただきたい(いきなり広告)。月額制読み放題サービスkindle unlimitedにも対応している。

2024年6月13日木曜日

【ニッコールレンズとレンズフードの話】『閃光のAI Nikkor 50mm F1.8S』第2章……AI Nikkor 50mm F1.8SにはHS-14が使えるのではないかと試してみた話

AI Nikkor 50mm F1.8S(国内版)
この個体は非AI露出計連動爪つき絞り環に交換されたもの
 

■AI Nikkor 50mm F1.8Sのレンズフードについてしつこく考えた

同時にいつも思う。おまいら、AI Nikkor 50mm F1.8Sが好きだな……と(失礼)。最短撮影距離0.45mの国内版の販売時期はそう長くはなかったものの、生産数は少なくはないのか、そう珍しいレンズではないのだが。でもまあ、少なくとも1990年代から「わかっているひとは好んで使うレンズ」ではあったように思う。AI Nikkor 50mm f/1.4Sのほうがユーザー数がずっと多そうだが。

2024年6月10日月曜日

【東武野田線PETIT撮影記事】オレンジ&ベージュの8111編成と方向幕残置の8159編成に出会ったのだ

 

■大宮を通るときにふと思い出した
交通の要衝である大宮駅を通過する機会が私には非常に多い。昔からお世話になっている主治医の勤務先が高崎線沿線にあるから、あるいは私が埼玉県南部在住でJR高崎線や北陸新幹線、上越新幹線、および東北新幹線を利用するのに大宮が便利であるから。もしくは、都心よりもやや近い繁華街であるからといった、いろいろな理由がある。

2024年5月17日金曜日

【上信電鉄撮影記事】デハ252+クハ1301、新緑の西毛路を快走!

 

■デハ252+クハ1301が走っていた!
先日の上信電鉄訪問の第一目標は、西武イエロー塗装に変更された500形第一編成を見ることだった。だが、高崎に私が到着したときには、500形は2編成ともに入庫中だった。でもきっと午後に出庫してくるであろう500形第一編成を沿線で待ち構えていようと、下り列車に乗り込んだ。そうして鏑川の橋梁でカメラを構えていると、まったく予期していなかった列車がやってきた。上信電鉄自社発注車であるデハ252+クハ1301だ。

2024年5月15日水曜日

【西武新101系=上信電鉄500形】上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502が西武リバイバルカラーに


■西武リバイバルカラーになった上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502
上信電鉄の5月9日付けプレスリリースによると、同社500形電車(元西武新101系電車)の第一編成クモハ501-クモハ502が、西武鉄道の協力により西武イエロー塗装になった。5月10日より運行開始をすると発表された。同列車はまた、今年度の絵手紙列車にもなるという。

(以下引用。引用につき原文ママ)
今回リバイバルカラーとなる500形の第1編成(クモハ501・クモハ502)は2004年(平成16年)に西武鉄道株式会社様より譲り受け、翌年の2月より運行開始いたしました。 2024年は上信電鉄入線から20周年を迎えることから西武鉄道株式会社様の御理解、御協力を頂き運行となります。 
(引用ここまで)

2024年2月17日土曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】春はもうすぐそこ。デキ502&503&504


■坂の下の駅は春の日差し
雪が降った数日後に秩父鉄道の武甲山の麓の駅にある構内側線を訪ねた日の続きだ。残雪は美しいが日陰で朝8時半から正午までいると、寒さに飽きてしまった。

2024年2月12日月曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】「瞳の大きなデキ507おじさん」と「根岸から来たタレ目のおじさんD502」の活躍


■「せり帽を被った大きな瞳の八百屋のおじさん」
むかしから私は秩父鉄道の電気機関車を見るといつも「せり帽を被った八百屋のおじさん」を勝手に連想してしまう。「お兄さん」でも魚屋でもいいけれどさ。せり帽とは、市場で競りに参加するときに被る番号の入ったプレートのある帽子(キャップ)のことだ。なんとなく、紺色の印象がある。秩父鉄道の電気機関車には数字だけのナンバープレートが正面にあるためだろうか。連想してしまう原因は自分ではよくわからない。

2024年2月10日土曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】残雪の武甲山の麓にて。三輪線を行くデキ102を撮る


■秩父にはまだ雪が残っていた
東京首都圏で2月6日に降った雪は、首都圏での積雪量としては多かったものの、いつものように比較的水分が多かった。だから、筆者の住む埼玉県南部では数センチしか積もらず、翌日昼過ぎには、アスファルトの部分は溶けてしまった。畑などの土のあるところにはしばらく雪が残っていたが。

2024年1月5日金曜日

【上信電鉄2024年1月】早起きは三文の徳。早朝の250形運用に遭遇す


■高崎駅の改札口でガッツポーズ
元日から2日にかけて高崎駅前のビジネスホテルに投宿して、5時26分発の上信電鉄の始発列車に乗るために5時20分ごろに高崎駅に来た。改札口の向こうに入線してきた列車を見て、私は心のなかでガッツポーズをした。

2024年1月4日木曜日

【上信電鉄訪問記2024年1月】年始は上信電鉄700型第5編成撮影から


■からっ風吹く西毛路訪問
気がついたら2024年を迎えて三が日も終わった。今年の年始は元日から大災害と大事故もあり、新年の祝賀のあいさつもしづらい気持ちもある。それでもこういうときこそ、読者の皆さんと自分自身に、健康と充実した穏やかな暮らしができるようにとお祈りしたい。

2023年10月9日月曜日

【西武2000系電車撮影記事】さよなら2031編成! 「6両固定編成の2000系電車」が姿を消す

2023年3月

■西武2000系初期車6両固定編成が姿を消す
さる10月5日(木)に、西武2000系電車2031編成は横瀬車両基地へ廃車回送されて営業運転を終えた。この列車は「さようなら2031編成ラストラン乗車ツアー to 横瀬車両基地」と名づけられてツアー形式で運行された。

これにより新旧あわせた「2000系電車グループ」のうち1977(昭和52)年から1988(昭和63)年に製造された「2000系」は2400番代の2両固定編成3編成(2409編成、2417編成、2419編成)の残すのみとなった。

【おことわり】本稿あるいは弊ブログではこれら「新」のつかない1988年までに製造された車両を便宜上「初期車」とも表記する。このグループ内でも通風器の形状や側面方向幕を製造時に装備した車両があるなどの増備ごとによる差異はあるが、大きく「2000系」とわけて、「新2000系」との差で「初期車」と記す。2031編成を正確に記すと「前期グループの第5次増備車」になるが、そう書くと煩雑になるからだ。西武オタクのみなさんにはお気に召さないかもしれないが、ご了承されたい。

2023年7月22日土曜日

【西武狭山線撮影記事】「イエロー×ベージュ」の新101系電車リバイバルツートンカラー編成同士の交換シーンを日没直後の薄暮に時間に撮る

夜の狭山線送り込み回送1本めがアプリに表示された
(回送列車なのでアプリに表示されないこともある)


■「イエロー×ベージュ」のリバイバルツートンカラーだけが走る日を求めて

先日のエントリーで「黄色い101系電車」だらけのひとり「西武狭山線大撮影大会」などと書いた。

そこでは2023年7月現在の西武狭山線に充当される小手指車両基地所属の新101系ワンマン運転対応4両編成について、牽引車代用の全電動車編成である263編成と「イエロー×ベージュ」のリバイバルツートンカラーをまとった245編成もしくは249編成の、計3編成あるうちの2編成が、野球の試合が開催されない平日通常ダイヤの日の夜に走ることを説明した。

2023年7月10日月曜日

【ニッコールレンズのお話】AI Nikkor 85mm F1.4Sで撮る薄暮の町

f2.8

■こんどはAI Nikkor 85mm F1.4Sを持ち歩いている
少し前のエントリーで、モノコートで非AI方式のままのNikkor-S Auto 55mm F1.2をNikon Dfに組み合わせて、絞り開放付近で薄暮のころに撮り歩くのが楽しいと書いた。

Dfボディとの重量や大きさのバランスが自分には非常に合うように思えたし、球面収差の過剰補正による絞り開放時のハイライト部分のにじみを使ってみたかった。