■北武鉄道のこと
秩父鉄道秩父本線のうち羽生〜熊谷の区間は、秩父鉄道の前身である上武鉄道の手によって開業したのではない……という解説は、ここにお越しになるであろう大多数のテツのお仲間のみなさんには不要だろう。現在の羽生町の有力者が中心となって創業した北武鉄道が、1921(大正10)年に「羽生線」として羽生〜行田(現在の行田市)を開業させ、翌年に行田〜熊谷を延伸し全線開業させた。いまからちょうど100年前のできごとだ。
2022年5月3日火曜日
2022年2月16日水曜日
【秩父鉄道撮影記事】「雪のナナハチを」秩鉄7800系電車が駆ける雪の日
■秩父市内の駅まで移動した
雪が降るなかで秩父鉄道を走る列車を撮るために、正丸峠を越えた日の話の続きだ。三輪(みのわ)線で2往復ぶんの鉱石貨物列車を撮った。だが、さすがに同じ絵ばかり撮るのはあきる。そこで、武甲山の麓の駅から上り列車に乗り込んだ。
2021年10月29日金曜日
【秩父鉄道撮影記事】秩父路のデキを求めて……その3「シンプルなデキ301は『真夜中は別の顔』」
秩父鉄道の電気機関車のうち、デキ300形はどちらかというと外観は地味でその存在がめだたないように思われる。だが、デキ200形の使用経験をもとに改良され、秩父鉄道の電気機関車の標準仕様となった記念すべき機関車だ。特殊な台車による空転防止機構を改め、標準的な台車を用いながら電気的に粘着力を補う構造にされた。のちのデキ500形も基本的な仕様はデキ300形に準じている。外観的にめだつところはなくても、デキ500形と並んで秩父鉄道の電気機関車の主力を担う重要な機関車だ。
全3両製造されたうち、2021年10月現在は302号機があざやかな水色塗装をまとっている。
2021年10月25日月曜日
【秩父鉄道撮影記事】秩父路のデキを求めて……その1「秋の秩父路鉱石貨物列車牽引機探訪」
先週の平日の秩父鉄道SLパレオエクスプレス運行日の午後に、秩父鉄道沿線を訪問した話の続きだ。御花畑から上り列車に揺られて、荒川の渓流と線路が並行する秩父谷の入口ともいうべき、むしろ寄居から来たほうが近いところまで行って列車を眺めていた。
それは、空模様がすっきりしなくても背景を真っ白にせずにすみ、かつSLパレオエクスプレス5002列車もそのほかの上り熊谷・羽生方面行き列車もねらうことができる場所だから。ただし、下り長瀞・秩父・影森・三峰口方面行き列車をねらいやすい場所ではない。それでも望遠レンズをつければなんとか撮ることはできる。「絵になる」かどうかはともかく。
2020年6月11日木曜日
【秩父鉄道7800系電車撮影記事】2020年晩春のナナハチとアマビエトレイン&「彩色兼備」号
■春をきちんと味わえていない気分
関東地方もいよいよ梅雨入りしたとさきほど報じられた。もう梅雨か。今年はソメイヨシノやエドヒガンはきちんと見たものの、家にいて4月末から5月の新緑をあじわうことができないでいたから、春を体感した感じがせず、もう梅雨が来たのか、早いな……という気持ちが強い。あれ、でも一昨年と昨年の新緑のころは私は体調を壊して家にいて……今年はコロナ禍とはいえ、やはり家にいた。ここ数年あまりかわっていないな、私の場合は。
とにかく夕方に秩父鉄道沿線にでかけたときのことを書く。前回のエントリーの続編のようで、撮影した時間はこちらのほうが先だ。御花畑から数駅列車に乗り、坂の下の駅で降りた。以前かなり頻繁に通っていた駅で、そのときに撮った写真を見ているうちにまた訪ねたくなった。
2020年5月25日月曜日
【2015年4月、秩父鉄道撮影記事】Nikon Dfで撮る雨の秩父路 その3
■シダレザクラが好き
2015年4月の秩父鉄道撮影記事の続きだ。今日はこれらの写真を見ながら考えた写真撮影のヒントについて書こうと思う。このときは毎週末いずれも冴えない空模様だったと書いているけれど、列車を情緒的に撮るなら晴れているかいっそのこと雨のほうが絵になる。ただし、記録的に車両の形式写真を撮るなら曇りが向く。いっぽう、花の撮影をおもに行いたいならば、しっとりした雰囲気に写せるのは曇りの日だ。陰影が濃く出ないからね。そして、私はソメイヨシノよりもシダレザクラのほうが好き。このシダレザクラも明るい曇りのほうが絵にしやすいと思う。
2017年5月16日火曜日
【秩父鉄道PETIT撮影記事】たそがれどきの坂の下の駅
■ジョイント音と虫の声を聞きながらレリーズ
虫とカエルの合唱に耳を傾けていると、遠くから線路の継ぎ目が鳴る音が響き始める。そうして、三脚を立てているとはいえ望遠レンズを左手で押さえてから、そっとレリーズをする。列車がゆっくりと坂を下りてくるようす、あるいは駅に止まるようすをねらう。
2017年4月6日木曜日
【秩父鉄道撮影記事】荒川桜堤ようやく見頃に
■ソメイヨシノの開花がようやく始まった
いつもであれば4月第一週の週末がサクラとナノハナの組み合わせが見頃であるはずの、熊谷市内の荒川桜堤。既報の通り、今年はどうも1週間ほどソメイヨシノの開花が遅い。ヤマザクラやヒカンザクラはあちこちで咲き始めているのに。けれど、ようやくソメイヨシノの花も絵にできるくらいに開き始めた。
2016年5月23日月曜日
【秩父鉄道撮影記事】黄色いアイツ、動く!
■チョコバナナ塗装のデキ502、始動!
係員氏が小走りに走ってデキ502のデッキを上り運転室に入って、戸を閉めた。そして前照灯が灯され。検修庫でなにかと連結したデキ502はこちらに向けて動き始めた。牽引しているのはまさかの……ナナハチ!
2016年3月16日水曜日
【秩父鉄道撮影記事】影森駅元東急車第一編成大集合絵巻
2015年12月5日土曜日
【秩父鉄道撮影記事】パレオ&ナナハチ! 晩秋の秩父路にて
■紅葉を見に秩父路へ
12月に入ってさすがに朝晩の冷え込みが強まった。埼玉県南部には霜が降りるようになり、いよいよ冬の足音をはっきり聞き取ることができるかのようだ。おかげで、停滞しがちで枯れかけていた紅葉も一気に進んだ。そのようすを見に、秩父鉄道沿線に早起きして出かけた。
2015年11月18日水曜日
【秩父鉄道撮影記事】走れナナハチ! 平日の影森〜三峰口機織り運用を撮る
2015年2月11日水曜日
【チラシの裏】河岸を変えるかな
平日は都心の地下鉄と、都心に出る通勤電車に揺られているばかり。請け負っている案件が佳境に入ってきたこともあり、なかなか気持ちにゆとりがない。そもそも、ひまになるとよけいなことを考えるばかりでよくないためもあって、意図的に依頼を受けつけているのだ。さすがに、ちょっと息抜きをしたいなあ、と思う。
2015年1月18日日曜日
【秩父鉄道7800系撮影記事】ナナハチ、冬の秩父路を走る!
■東武ではない秩父のナナハチ
20世紀に「ナナハチ」といえば東武鉄道7800系電車を意味した。だが、21世紀になって15年もたつ今日の「ナナハチ」は、我らが秩父鉄道の7800系電車のことだ。「だ」と、断定の格助詞を使っているけれど、おそらくまちがってはいないであろうことは、前回のエントリーでも示した通り。おまいらが好きだからさ。読者のみなさんもお好きでいらっしゃるようなので。
2015年1月17日土曜日
【秩父鉄道7800系撮影記事】冬のナナハチ、活躍中!
■またもナナハチのことをくどくど書いちゃう
SLパレオエクスプレスの運行が終わっても、秩父鉄道には楽しい被写体がたくさんある。パンタグラフを二つとも掲げて走る冬のデキの魅力は前回のエントリーでも、いや、それ以前から何度もお見せしているが、私鉄電車好き、地方私鉄好き、そして東急電車好き(ただし、原理主義者の方は除く)にとっての魅力的な被写体といえば......やはり、みなさんの好きなナナハチ(7800系電車)だ!
2014年11月7日金曜日
【秩父鉄道7800系&デキ撮影記事】ナナハチ&デキ
■秩父鉄道のスターとは
秩父鉄道のスターはSLパレオエクスプレスを牽引するC58363であろうことには異論はないだろう。また、急行「秩父路」に充当される6000系電車も速達サービスを行う優等列車として、花形列車でもある。
だが、ここにお越しの鉄仲間のみなさんならおわかりだろう。通勤電車である7000系シリーズと5000系、そして小柄な車体から重厚なうなり声を上げる電気機関車と、黒づくめのヲキ・ヲキフを忘れてはいけない。
私にとっては、7800系電車(勝手なあだ名で言うところの「ナナハチ」)とデキが来たら、これはもう捕捉目標なのだ。だって好きだから☆
私にとっては、7800系電車(勝手なあだ名で言うところの「ナナハチ」)とデキが来たら、これはもう捕捉目標なのだ。だって好きだから☆
2014年7月22日火曜日
【秩父鉄道沿線撮影記事】夏休みのパレオくんをどう撮るか
■自分の絵心の引き出しの少なさに
はじめに言います。今日のパレオエクスプレスは上下ともにうまく撮れませんでした(汗)。特に5001列車通過時は好天だったのに。5002列車通過時は、私のいた場所だけ通過時にだけ日が陰るとか(やや被害妄想気味)。まあ、そういうことはたまにはあるものですね。
とはいえ、ちょっと仕切り直しが必要だ。沿線で撮るものがいつも同じような絵になってきて、さすがに気持ちがくたびれているのがわかる。
2014年6月8日日曜日
【秩父鉄道撮影記事】やっぱり☆ナナハチ
■ナナハチに出会えば必ず撮る
この週末は、というよりこの週末も秩父に行こうと思っていた。ところが、雨のせいではなく急な用事で秩父に出かけられないでいる。もしかしてこの雨であればパレオの煙もさぞや、と思っていたのだが。まあ、仕方がない。だから、今日アップするのもこの週末のようすではない。
2014年5月22日木曜日
【秩父鉄道7800系撮影記事】わくわく鉄道フェスタの日のナナハチ
2014年5月15日木曜日
【デジタルカメラチラシの裏&秩父鉄道7800系撮影記事】カメラのキャラのちがい。そしてナナハチがかわいい☆
■コンパクトデジタルカメラでも「メーカーの思想のちがい」は現れる
先日まで依頼を受けて使っていたコンパクトデジタルカメラは2機種あった。キヤノンPowerShot S120と富士フイルムXQ1だ。いずれも人気のある「高級コンパクトデジタルカメラ」で競合関係にある。
スペック上も見かけも大きさもよく似ているのに、おもしろいのはメーカーごとの性格のちがいがはっきり見受けられること。
登録:
投稿 (Atom)