【前回のあらすじ】
「私」は、釣りかけ駆動の甲高い音を立てて走ってくる「上州の野武士」こと上毛電気鉄道デハ101号車を曇天でいかに撮るかに頭を悩ませる。「その者、白き空を背負て、ナノハナの野に舞い降りるべし」……古老から聞いたこの地に伝わる言い伝えに戦慄を覚え……たりはしませんが。それに、そんな伝承もありませんからね。
■いまひとつ気に入らない
上電大胡電車庫イベントに合わせて、大胡→(出庫)→西桐生→中央前橋→西桐生→中央前橋→大胡(入庫)と沿線を往復したデハ101を、樋越と新川で撮ったものの、その仕上がりは編成写真としてはよくても、いまひとつ気に入らなかった。そこで、午後の上り中央前橋行きと、下り大胡行きを撮るにはもう少し頭を働かせようと思い、新川から新里まで歩いてみた。
歩くのは頭が冴えていい。自転車もよさそうだけど、気をつけないと漕ぐことに夢中になる。また、クルマやバイクで移動すると、駐車できるかどうかを気にすることになる。今回も歩いてみて正解だった。
歩くのは頭が冴えていい。自転車もよさそうだけど、気をつけないと漕ぐことに夢中になる。また、クルマやバイクで移動すると、駐車できるかどうかを気にすることになる。今回も歩いてみて正解だった。