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2016年4月26日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】戦いはこれからだ! 「上州の野武士」デハ101出陣なり(その2)


【前回のあらすじ】
「私」は、釣りかけ駆動の甲高い音を立てて走ってくる「上州の野武士」こと上毛電気鉄道デハ101号車を曇天でいかに撮るかに頭を悩ませる。「その者、白き空を背負て、ナノハナの野に舞い降りるべし」……古老から聞いたこの地に伝わる言い伝えに戦慄を覚え……たりはしませんが。それに、そんな伝承もありませんからね。

■いまひとつ気に入らない
上電大胡電車庫イベントに合わせて、大胡→(出庫)→西桐生→中央前橋→西桐生→中央前橋→大胡(入庫)と沿線を往復したデハ101を、樋越と新川で撮ったものの、その仕上がりは編成写真としてはよくても、いまひとつ気に入らなかった。そこで、午後の上り中央前橋行きと、下り大胡行きを撮るにはもう少し頭を働かせようと思い、新川から新里まで歩いてみた。

歩くのは頭が冴えていい。自転車もよさそうだけど、気をつけないと漕ぐことに夢中になる。また、クルマやバイクで移動すると、駐車できるかどうかを気にすることになる。今回も歩いてみて正解だった。

2016年4月25日月曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】いざ大胡! 「上州の野武士」デハ101出陣なり(その1)


■上毛電気鉄道イベントは小さなお友だちでいっぱい
上毛電気鉄道(以下、上毛電鉄もしくは上電と略)中央前橋から乗った西桐生行き下り電車には、小さな子どものいる親子連れで座席が埋まっていた。列車は城東、三俣、片貝と前橋の市街地で少しずつ子どもたちを乗せるので、車内がいつもよりも明るく賑やかだ。このようすを見ていて私はなんだかうれしくなった。子ども向けの無料乗車券も配布しているようだし、「電車の乗り方教室」も開催されている。

大胡電車庫のイベントはこうして地域に根づいた「お祭り」にしようと頑張っているところに感心する。鉄道イベントでは、次の世代が「鉄道に乗ることは楽しい」ことを知ってくれることがだいじなのだもの。とくに、乗用車普及率が高い地方ではね。

2015年9月18日金曜日

【お仕事のご報告】Kindle電子書籍『Nikon Df で上毛電鉄を撮る!』発売しました


【お仕事のご報告です】
■Kindle 電子書籍『ぼろフォト解決シリーズ』でNikon Df本を出しました
今年の春は小ブログでもときどき、Nikon Dfで撮影した上毛電気鉄道の写真をアップしておりました。じつは、それは本書をふくめた複数のNikon Df本のため。その成果をようやくみなさんにお見せすることができるようになりましたので、ご紹介します。Kindle電子書籍『ぼろフォト解決シリーズ073 Nikon Df で上毛電鉄を撮る!』です。

書名:『ぼろフォト解決シリーズ037 Nikon Dfで上毛電鉄を撮る! しみじみ鉄道写真家・秋山薫編』[Kindle版]
著:秋山 薫
編:齋藤千歳
価格:530円

2015年5月15日金曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】ニコンF3を目にして、京王3000系に思いを馳せる


■Nikon F3をさりげなく使うひとにあこがれる
昨日、打ち合わせに行ったエディトリアルデザイナーさんの事務所の本棚に、Ai Nikkor 50mm f/1.4SつきとおぼしきNikon F3が置かれているのを目にした。ボディ各部がはげ、ファインダー外装には軽い打ち身がある。長く使われたように見える。そのようすがとてもかっこよかった。

2015年4月28日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】アップダウンのある線形を撮る


■上毛電気鉄道の線形が気に入った
さて、先日来から上毛電気鉄道沿線に通っておもしろいなあ、と思っていたのは駅ごとに集落があり、その路地裏を走るようなシーンがあるかと思えば、宅地開発が進みつつもところどころに田畑があるところ。そして、アップダウンも意外とあること。上信電鉄も同様で、地形に合わせて勾配を緩和することなく線路を敷いたということだろう。

2014年4月29日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】元京王井の頭線3000系大いに活躍す


■上毛電気鉄道で京王帝都電鉄3000系電車のよさに開眼する
上毛電鉄を訪問したのははじめてだ。デハ101号車を見たくて出かけたのは先日のエントリーのとおりだけど、元京王井の頭線3000系である700型もいまとなると好ましく思えるようになってきたから。なにしろ、いま頑張って走っている古い電車は見てみたい。気になる昭和の電車がいつまでも走り続けるわけではない、ということはこの歳になればたくさんの経験を経て知った。たくさんの出会いと別れってのを経てほろ苦い思い出が増えるんだなあ、加齢ってさ。「いつまでもあると思うな古い電車」である。