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2024年5月15日水曜日

【西武新101系=上信電鉄500形】上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502が西武リバイバルカラーに


■西武リバイバルカラーになった上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502
上信電鉄の5月9日付けプレスリリースによると、同社500形電車(元西武新101系電車)の第一編成クモハ501-クモハ502が、西武鉄道の協力により西武イエロー塗装になった。5月10日より運行開始をすると発表された。同列車はまた、今年度の絵手紙列車にもなるという。

(以下引用。引用につき原文ママ)
今回リバイバルカラーとなる500形の第1編成(クモハ501・クモハ502)は2004年(平成16年)に西武鉄道株式会社様より譲り受け、翌年の2月より運行開始いたしました。 2024年は上信電鉄入線から20周年を迎えることから西武鉄道株式会社様の御理解、御協力を頂き運行となります。 
(引用ここまで)

2023年5月1日月曜日

【デジタル写真のお話】Adobe Lightroom & Camera RawのAI「ノイズ除去」を試してみた

2012年8月 D2X ISO800

■Adobe LightroomとCamera RawのAI新機能「ノイズ除去」とは
今年4月のAdobeの大型アップデートにより、LightroomとPhotoshopのCamera Rawにおいて、いくつかのAIを用いた新機能が追加された。筆者の興味を引き、界隈で話題になっているのは従来よりも強力な「ノイズ除去」機能が搭載されたこと。

これはRAW形式ファイルで撮影されたデジタルカメラの画像に、従来よりも強力にかつ適切にノイズ除去処理を行うもの。RAWデータにのみ使用できる。ねんのために書いておくが、それはつまり、JPEG形式ファイルでは使うことができないという意味だ。JPEG形式ファイルとはRAWからホワイトバランス、露出、ノイズ除去処理をし終わったあとの完成品だから。

Adobe Webサイトに開発の裏話もあるので参照されたい。膨大な実写サンプルをコンピューターに学習させて実現したのだそうだ。

2023年4月25日火曜日

【ニッコールレンズとNikon Dfの話】非AIレンズをより快適に使うために「カスタムメニュー:f7」の「コマンドダイヤルの設定」で「絞り値の操作は背面メインコマンドダイヤル」「絞り環とダイヤルの回転方向を揃える」設定をした話


■絞り環の操作をどうするか
Nikon Dfはみなさんご存知のように、いろいろなレンズを装着できるカメラだ。Nikon F登場時の非AI方式のレンズから、CPU接点による絞り値の連動を行うGタイプAF-Sニッコールレンズ、電磁絞り方式になったAF-Sの最新のEタイプニッコールレンズにいたるまでの数多くのFマウントレンズを使用できる。

装着不能なのは、ミラーアップが必要なものやフォーカシングユニットAU-1が必要な超望遠レンズ、F3AF用のAFニッコールレンズ、IXニッコールレンズくらいだろうか。Fマウントではない、かつての距離計連動式カメラのSマウント、ライカスクリューマウントのLマウント、フランジバックの短いZマウントや1ニッコールレンズはなんらかのかたちで無理やり装着しても無限遠が出ないことは、いうまでもないだろうが書き加えておくね。基本的には、ほとんどのFマウントレンズを装着して使用することができるといっていい。

これらの使用可能なFマウントレンズをDfで使うさいに、絞りの操作をどう行うか、設定をどうするかという話を今日はしたい。令和5年にいまさらという気持ちもあるけれど。操作方法を忘れたときの自分への備忘録でもある。

いままで私は回転方向やダイヤルの設定をそう大きくは変えていなかった。だが、非AI方式レンズをしばらく連用してみて、気が変わったのだ。今回は「カスタムメニュー:f7」の「コマンドダイヤルの設定」に関する話を以下でしていこう。

2022年6月1日水曜日

【西武国分寺線の歴史】西武国分寺線を走った貨物列車についての私的な概略的なもの

出発を待つE851形(1992年飯能)

【おことわり】
今回は西武鉄道の貨物輸送のうち、有名な西武秩父線のものではなく、国分寺線を走ったであろうものについて書いていく。できるだけ資料があって「裏がとれる」ものを中心に書いているが、事実誤認や不注意による見落としが、いつも以上にありえることはあらかじめおわびしておきたい。「私的な概略的なもの」と称しているのは一次資料を用いて書いているのではないからだ。既存の書籍などを見ながら「ははあ、おそらくこういうことだったのだろうな」という部分をまとめた、メモ書き程度の書物だと思ってほしい。

■貨物輸送のための重要な支線でもあった
西武鉄道の貨物輸送は1996(平成8)年3月にその役目を終えた。国分寺線を一般貨物列車が走っていたのは、小川で貨物取扱が行われていた1981(昭和56)年3月31日のダイヤ改正まで。その時点では東村山と小川のひと区間だけを走っていた。

2022年5月17日火曜日

【西武国分寺線・新宿線記事】国分寺線と新宿線の直通運用に新101系電車2連+4連が走っていたころの話

2009年4月

■国分寺線と新宿線の直通列車があった
前回のエントリーで西武国分寺線と新宿線との直通旅客列車がかつて運行されていたと書いた。そのうち、2008(平成20)年から2019(令和元)年までは国分寺〜本川越の直通列車が運転されていたとも。

2021年9月24日金曜日

【秩父鉄道5000系】秩鉄5000系電車のことをあれこれ思い出す日々


■元都営地下鉄6000形である秩鉄5000系電車を思い出した
秋雨が少々落ちつき好天の日が続いている。まだ台風シーズンは終わってはいないだろうから、警戒を緩めてはいけないだろうが。だいぶ日も短くなり、秋の虫の声も聞こえるようになり、秋の訪れをいやおうなしに感じさせる。もう9月も終わりだものね。

2021年2月15日月曜日

【西武西武園線2011年1月】黄色い新101系電車245編成が西武園線を走っていたころ

まずは踏切で。いろいろへただ

■ワンマン運転非改造の新101系245編成が走った10年前の西武園線
前回のエントリーでは、2019年3月のダイヤ改正以降の最近の西武西武園線を走る多摩湖線用新101系電車の赤電リバイバルカラーの259編成の姿をみなさんに披露した。その文中でも書いたように、2011年1月にも西武園線を訪ねている。そのときの写真をあらためてRAW現像をしたのでお目にかけたい。

2020年11月8日日曜日

【ニッコールレンズの話】1980年代のAI-Sニッコールレンズのこと(その1)

AI Nikkor 28mm f/2.8S(左)
AI Nikkor 50mm f/1.4S(中央)
AI Nikkor 85mm F2S(右)

■80年代のAI-Sニッコールシリーズとは
インターネットで調べ物をしていてあるとき、AI方式のニッコールレンズのうち、AI-Sニッコールレンズ(Sタイプ)の区別やちがいについてきちんと書かれているものが非常に少ないことに気づいた。

なにしろ、昭和から平成に変わるころの話だからなあ。私の検索の仕方にもよるだろうし、ネットとはそういうものかもしれないけれど……ニコン関係者の記事以外には、申し訳ないけれど信憑性がなさそうなものが多そう。そう思って以下に長文を書いた。あいかわらず長いので2回にわける。 

2020年5月6日水曜日

【西武池袋線2010年】「3ドア10両編成」が走っていたころ

2010年12月の年末。平日ダイヤ最終日の朝

■2010年秋から冬の西武池袋線のこと
いま書き出すまえに文章の構成を考えていておどろいて声をあげた。今回は西武池袋線と新宿線を「ほんの少しまえ」まで「3ドア10両編成」の新101系・301系電車が走っていたこと、そのうち通勤のついでにおもに西武池袋線でそれらを撮っていたことを思い出して書こうとしていた。

そうして写真を編集してみたら……EXIFデータによれば撮影したのが2010年だった。「ほんの少しまえ」ではなくもう10年もまえのことだったから。

2019年12月3日火曜日

【JR武蔵野線PETIT撮影記事】2010年12月3日、豊田車両センター所属115系電車M40編成による快速『むさしの』号最終日

ハトも『むさしの』号をお見送り

■あれから9年経つわけか
日、大宮と八王子をJR武蔵野線を経由して走る『むさしの』号を記事にしてから思い出した。八トタ(豊田車両センター)所属115系電車M40編成が専属で充当される臨時列車だった快速『むさしの』号が、定期列車化されて愛称つきの各駅停車である『むさしの』号になり、使用車両が武蔵野線で用いられる205系電車などに置き換えられ、同時に京葉線方面行きの『しもうさ』号も登場したのが、2010(平成22)年12月4日のダイヤ改正からだった。

9年前のちょうどいまごろなのか、となつかしく思い、旧ブログに掲載していた115系快速「むさしの」号最終日のお名残乗車記を加筆訂正して掲載することにする。以下、日時などは掲載当時(2010年12月)のものだ。ご注意されたい。

2019年1月26日土曜日

【西武電車懐かし記事】西武電車の「向き」の話 続編

所沢駅構内で留置中(2009年6月)

■譲渡時に西武新101系電車は方向転換している
日の記事で西武鉄道の電車における、電動車の奇数偶数の関係と向きについて話した。そのあとハードディスクのなかをいろいろと見ていたら、かつて流鉄流山線に西武新101系が譲渡されるときに、甲種輸送の準備状態でいる写真が見つかった。それをよく見ていると、おお! 西武線内で方向転換がなされているじゃんか(いまごろ気づいた)。

2017年8月13日日曜日

【秩父鉄道2013年8月】秩鉄1010編成オリジナルカラー、夏の夜の影森にて


■お盆休みはいかがお過ごし
みなさんはお盆休みだろうか。私はお盆に関係なく、先日からずっと缶詰仕事を続けていて、なにかやむを得ない要件があるとき以外はまったく外出しないでいる。などと書いているものの、けっしてみなさんに同情してもらいたいわけではない。こればかりは仕事をためた自分のせいだから。

2016年4月26日火曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】戦いはこれからだ! 「上州の野武士」デハ101出陣なり(その2)


【前回のあらすじ】
「私」は、釣りかけ駆動の甲高い音を立てて走ってくる「上州の野武士」こと上毛電気鉄道デハ101号車を曇天でいかに撮るかに頭を悩ませる。「その者、白き空を背負て、ナノハナの野に舞い降りるべし」……古老から聞いたこの地に伝わる言い伝えに戦慄を覚え……たりはしませんが。それに、そんな伝承もありませんからね。

■いまひとつ気に入らない
上電大胡電車庫イベントに合わせて、大胡→(出庫)→西桐生→中央前橋→西桐生→中央前橋→大胡(入庫)と沿線を往復したデハ101を、樋越と新川で撮ったものの、その仕上がりは編成写真としてはよくても、いまひとつ気に入らなかった。そこで、午後の上り中央前橋行きと、下り大胡行きを撮るにはもう少し頭を働かせようと思い、新川から新里まで歩いてみた。

歩くのは頭が冴えていい。自転車もよさそうだけど、気をつけないと漕ぐことに夢中になる。また、クルマやバイクで移動すると、駐車できるかどうかを気にすることになる。今回も歩いてみて正解だった。

2016年1月3日日曜日

【上信電鉄撮影記事】初撮りにて、デハ204+クハ304ゲット!



■本年もどうぞよろしく
 親愛なる読者のみなさん。新年あけましておめでとうございます。更新頻度のあまり高くない、あくまでも古い電車とデジタルカメラのことばかりを好き勝手に書いている「草の根」ブログではございますが、これからもよろしくおつきあいくださいますよう、お願い申し上げます。読者のみなさんと、ご家族、ご友人をはじめ、まわりの親しい人たちみんなに幸多かれと心より願っております。

2015年12月25日金曜日

【西武多摩湖線撮影記事】メリークリスマス、ミスター・シンイチ!


■多摩湖線に乗っていてオザケンの歌を思い出す
都心に所用で出た帰り道。すっかり日が沈んで暗くはなっていたものの、ひさしぶりに多摩湖線に乗ってみた。そして、ひと駅だけ乗って一橋学園で降りた。クリスマスのこの日はよく晴れて、冬晴れの夕方にふさわしい冷え込みだ。空に輝く満月が美しい。
「♪月が輝く夜空が待ってる夕べさ/突然ほんのちょっと誰かに会いたくなるのさ」*1
とは、いかにもアラフォーらしい昔の歌を思い出しながら、一橋学園駅構内や周辺をぶらぶらしながら、30分ほど待った。

2015年1月31日土曜日

【秩父鉄道2014年冬】1003編成オレンジバーミリオンII、雪明かりのなかで


■2014年(平成26年)の豪雪のころに
2014年2月の大雪からまもなく1年経つ。私の住むあたりもそれなりに積雪があったが、みなさんご存じの通り、秩父地方の積雪量の多さはむしろ雪害と呼ぶほどだった。さて、数回にわけて積雪があったなかで、最初のころの積雪のなかを走る1000系1003編成「オレンジバ―ミリオンII」の姿をお見せしよう。EXIFデータを見ると2月5日とあるので、大雪の週末の数日前の姿だ。

2014年12月20日土曜日

【西武3000系3011編成撮影記事】在りし日の銀河鉄道999デザイン電車


■西武3000系電車が引退した
12月20日土曜日で運用離脱した西武3000系電車。おそらく、大多数の西武ファンのみなさん同様なのではないかと愚考するけれど、私にもまた3000系電車というものはいまひとつ影の薄い地味な存在でしかなかった。

2014年10月3日金曜日

【秩父鉄道7000系記事】加速音に酔いしれる


■半蔵門線でよく乗るたびに
私は毎日、通勤時に数駅だけ東京メトロ半蔵門線に乗る。ラッシュアワー後に乗るからか、たいていは上下にやってくる電車は、あたかも半蔵門線の開業当初のように、東急8500系電車であることが多い。メトロ8000系電車や08系電車に乗ることはあまりない。あ、東武の硬座車のことは、意識したこともないや。

2014年4月7日月曜日

【秩父鉄道C58363撮影記事】SLさくら号を撮る

CTK_SL_Sakura_5001_train
天気が悪いはずだからここに来たのに(苦笑)
首都圏のこの週末は花冷えというのだろうか。冬支度をして外に出ても暑くなかったくらいだから、薄着で寒い思いをした人も多かったろう。せっかく咲いたソメイヨシノも都内ならこの週末で見頃は終わりだ。

気温が低いということは花見にはつらいだろう。だが、蒸気機関車の撮影には絶好の日和だ(寒いけど)と踏んで秩父鉄道沿線に出かけてみた。「SLさくら号」のヘッドマークがつくというのでおそらく人出は多いだろうが、天気予報では「大荒れ」とあるから、もしかしたら多少は人出も……などという邪な気持ちもあった。

そこで「天気が悪いならあえて行ってみよう」と思い、晴天では午前中の下り列車が完全逆光になってしまう桜堤のある駅に降り立った。それなのに、空はドピーカン(苦笑)。というわけで、定番アングルに入ることはできたのにあえて外してみた。定番のアングルだとナノハナを画面に入れられなかったというのもある。いいわけですが。

2014年4月6日日曜日

【西武多摩湖線撮影記事】多摩湖湖畔に春来る

Seibu_series_N101_Tamako_North_Line

■季節の移ろいについてふと思う
季節はいきなり変わるわけではない。季節の移ろいは少しずつ進んでいることは知っていても、都会や都市近郊に暮らしていると、それに気づくのは雪が融けるとか、花が咲くとか、そういう目に見える大きな変化を繰り返してなのかもしれない。

3月末になって首都圏でも気温の高い日が続きソメイヨシノが開き始め、春になったのだと改めて気づかされた。なかなかそのようすを撮ることはかなわなかったけれど、ようやく少しだけカメラを向けることができた。毎年のように同じ写真を撮っている西武多摩湖線(多摩湖北線)の「旧海軍の戦艦のような名前の駅」あたりで。