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2022年10月22日土曜日

【カメラ機材の話】Nikon D7200用アルカスイスタイプL型プレートを2022年10月のいまになってようやく導入した話

Nikon D7100/D7200用のMB-D15用L型プレート

■アルカスイスタイプL型プレートはやはり便利

昨年秋より、一眼レフのNikon DfボディにアルカスイスタイプのL型プレートを装着している。全球速卖通(全球速売通)……いやそのA*i*x*r*s*といいますか「東アジアのとある越境ECサイト」で購入した品物で、グリップも兼用する。

2022年4月25日月曜日

【三脚関連のあれこれ】アルカスイスタイプL型カメラプレートの試験運用とジッツオ三脚にホームセンターで買えるもので安価なエンドフックを取りつけた話

ウクライナ独立後にザヴォート・アルセナール
(アルセナール工場)で製造された
MC ARSAT-N 2.8/20(MC MIR-73N 2.8/20)は
アタッチメントサイズが直径62mmで
AI Nikkor 20mm f/2.8S用レンズフードHK-14がよく似合う。
だが、今回はその話をしたいわけではなかった

■DfにはアルカスイスタイプL形プレートが欠かせなくなった
「とあるアジアの国で製造された『素人さんは手を出すな』的なグリップつきアルカスイスタイプL型プレート」を昨年末にニコンDfボディに装着したという話を、以前このブログで書いた。

Df用として販売されていたにもかかわらず、入手したときの状態ではボディに装着さえできず、そういうものに簡単に引っ掛けられた自分の鑑識眼のなさに失望して数年間放置したのちに、にわかに腹が立ってグリップ内部を小型ハンドグラインダーで削って整形したところ、ようやく装着可能になり、さらにグリップ部分にもネットで見つけた方の例を真似させてもらってグッタペルカ(カメラ装飾用の貼り革)を貼ってきたら、やっと握りやすくなった。そういう、いろいろと手を加えた結果ようやくまともに使用できるようになったという、例のあれのことね。

非常にくせの強い品物であるために、諸手を挙げて万人におすすめすることができない品物だ。

2021年12月6日月曜日

【デジタルカメラアクセサリーの話】「工作派以外は手を出すな!」などと思いながらNikon Df用サードパーティ製グリップつきアルカスイスタイプL型プレートを使えるように加工した話


■『映像研には手を出すな!』のおもしろさに夢中
最近になって、アマゾンプライムビデオで『映像研には手を出すな!』を観て、そのおもしろさに夢中になっている。もっと早く知っておきたかったと後悔することしきりだ。

2020年11月24日火曜日

【ニッコールレンズの話】自宅にて秋を愛でていて……第四次レンズフード戦争・ニッコールレンズの戦い勃発す!【11月25日追記】

78mmの長さのある⌀86mmの望遠用メタルフード。
前面にもねじが切ってあり
前後ともに同じ口径で連結可能なものは
なかなか手に入らない

■おうちで秋を楽しんでいたのです
東京首都圏でも木々が色づき落葉が進んでいる。夜間や早朝の気温の低さに秋が深まりつつあることを実感する。だが、連休期間中は遠出せずに自宅周辺であいかわらず過ごした。あれがああだからしかたないなあ。それに、連休初日以外は午後になると自宅のあるあたりは暗く曇ってしまった。県内でも秩父は午後も晴れていたそうだけど……土日に秩父に行くのはいまは私はガマンだ。

2016年10月27日木曜日

【1995年モスクワ】「モスクワ中央環状線」開業の知らせを聞いて……モスクワに行きたい!


■モスクワ中央環状線開通と聞き
さる2016年9月10日に、モスクワ市にあらたに「モスクワ中央環状線」(略称МЦКMTsK エムツェーカー):マスコーフスコエ・ツェントラーリノエ・カリツォー)という鉄道路線が開業したという。

ここ数年来工事を進めているということは聞いていたので、ついに開業したのかとうれしくなった。正式名称はモスクワ環状鉄道(略称МКЖДMKZhD エムカージェーデー)。ロシア鉄道とモスクワ地下鉄が施設を所有し、運営に当たる。モスクワ市地下鉄14号線でもあり、運賃は地下鉄と同様に均一料金。全線54kmで駅はすべて開業すると31駅とのことだ。

2016年2月9日火曜日

【ロシアレンズ記事】『運命の皮肉、あるいはいい写真を!』Lomography + ZENITコラボレンズ「New Jupiter 3+ 1.5/50」のこと

New Jupiter 3+ 1.5/50

FED-Zorki (1949年モデル)にも似合う

■ Jupiter-3 1.5/50 復活!
先ごろ、ロシア製ライカスクリューマウント(L39マウント)の20mm超広角レンズRUSSAR(ルサール) MR-2 5.6/20の復刻版「NEW RUSSAR+ 5.6/20」が、Lomography + ZENITのコラボレーション製品として発売されたということを記事にした。

その際にいろいろ調べていると、ZENIT(ゼニート:S.A.ズヴェーリェフ名称クラスノゴールスク光学機械工場のこと。略称「KMZ(カーエムゼー)」)はいまや各種旧レンズ製品を復刻再生産していることを知った。M42スクリューマウントだったMC HELIOS-40 1.5/85(ロシア語ではGELIOS)や、MC APO TELEZENITAR 2.8/135のニコンマウントを作るなど、なんというかもう……russophilia(*1)な私にはうれしくなるような製品がたくさんある。

同時に、いくらリバイバルが流行しているとはいえ、原設計が古いものばかりであることを手放しでよろこんでいいのか、いささか気にはなったが。

そのさいに、どうもLomographyからはほかにもライカスクリューマウントレンズが復刻されるような記述を見かけていたので、もしかしたらとは思っていた。それがこんなに早く姿を現すとは。それがJupiter-3(ユピーチェル・トリー) 1.5/50の復刻版「New Jupiter 3+ 1.5/50」だ。ご縁があってデジカメWatch(インプレス)に記事を書いたので、合わせて参照してもらえるとうれしい。ここでは、もう少しあいかわらずのチラシの裏について記そう。

2015年11月28日土曜日

【ロシアレンズ記事】New Russar + 20mm F5.6 を試す


■New Russar + を試用しました
あれは2年前のこと。ZENIT(旧KMZ:ズヴェーレフ名称クラスノゴールスク光学機械工場)のアーカイヴサイトを見ていたら、RUSSAR MR-2がZENITAR MR-2として少ロットで再生産され、ロモグラフィーから発売されるむねが書かれていて驚き、ここに記事にした

なにしろ、原設計は1957年のレンズなのだ。ツポレフ134 (ジェット旅客機)ジグリ(ソビエトの国民車)がそのまま復刻されるような、そんな気分がした。あるいは「原稿は燃えないものです」(ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』の名セリフ)とか。

それでも、2014年の夏ごろには日本のロモグラフィーからもNew Russar + として復刻されることが発表され、いつごろ出るのかとわくわくしたものだ。

すっかり忘れていた先日、その復刻版のロモグラフィーバージョンであるNew Russar +を試用させてもらう機会を得た。このNew Russar +についてはリンク先であるデジカメWatch(インプレス)の2015年11月27日付当該記事『ロシアより愛を込めて復刻! ロモグラフィーNew Russar+ 20mm F5.6を試す』をご覧いただくとして、こちらのブログにはもう少しチラシの裏的なことを記したい。

2015年9月26日土曜日

【共産「趣味」こぼれ話】オスタルギーという妖怪


Mister_Lenin_at_the_Red_Square
赤の広場に現れるレーニンおじさん。いまやプーチンおじさんもいる

■オスタルギーという名の妖怪が彷徨っている
おっとっとさんのいうところの「共産趣味」か、あるいはドイツでいうところの「オスタルギー」か。これは「オスト(東)」と「ノスタルギー(ノスタルジー、郷愁)からの造語ね。どういう言い方でもいいけれど、さいわいにして実現しなかった共産主義社会。正確には、理想の共産主義社会をめざしていた、社会主義時代の旧東側諸国のあれこれを懐かしむような気持ち。ここ数日の私はどういうわけか、そういう気分が強まったのかな。

2014年3月11日火曜日

【ソビエトカメラチラシの裏記事】Kiev中判カメラを記事にできない理由 その2


初期型のロゴが好き

■寝床でワシも考えた
前回のエントリーでくどくどくどくどと「Kiev中判カメラを記事化できないのは、私は好きすぎるから」「好きな理由は説明できない」「だからなおさら簡単には勧められない」そして、「とはいえ私の好きな道具なので、モノを知らない奴に貶されるのは不愉快だ」「ソ連やロシア文化圏を見下すひとには向かない(*1)」(←言ってないか)と、自己意識肥大すぎる文章をしたためた。

そのあと、一風呂浴びて床に就いてから「お勧めできない最大の理由」を思い出した。文章を書き終わってようやく思い出したところが、いかに私がKiev中判カメラに対して冷静ではないことがご理解いただけると思う。こうなっちゃいけないだろ、やっぱり。

2014年3月10日月曜日

【ソビエトカメラチラシの裏記事】Kiev中判カメラを記事にできない理由

これはうちの近所の飛行機ですよ

■グレートゲームいまだ終わらず
ウクライナの政治情勢がきな臭い。首都キエフではEU加盟を巡り政変まで起きた。

「キエフ」という日本語のこの言い方はおそらくはロシア語や英語のКиев/Kiev(キーイェフ)が由来だ。ウクライナ語ではКиїв/Kyivとつづり、「キーイウ」と発音する。ただし、日本語の慣用例にしたがい本文ではキエフと表記する。なお意味は「キーイの町」。キーイとはこの町を建設したとされる伝説的な人物の氏名。以下の人名や地名も基本的にはウクライナ語ふう発音ではなくロシア語ふう発音から日本語の慣用となった表記をする。

いっぽう、フルシチョフ時代にロシアからウクライナへ割譲されてロシア語を母語とする住民が多いクリミアには、国籍票のない正体不明のロシア軍特殊部隊らしい武装勢力(リトル・グリーンメン/вежливые люди)が侵攻し自治政府やシンフェローポリの空港を制圧したとか。

2013年12月21日土曜日

【ロシアこぼれ話】ルージニキ地下鉄橋の旧レーニン丘駅のこと

中央は閉鎖中のプラットホーム。
右の曲線しているものが地下鉄の仮設橋上のトタン屋根の覆い

■モスクワ地下鉄旧レーニン丘駅のこと
先日、モスクワ地下鉄の話を少しした。そこに貼った写真のなかにあった1995年当時には休止中だった旧レーニン丘(レーニンスキエ・ゴールイ)駅のことを書こうと思う。 

2013年12月19日木曜日

【ロシアこぼれ話】「地下鉄Е形電車」のこと

コムソモーリスカヤ駅の環状線乗り換え通路より

■「地下鉄E形電車」とはこんな電車
先日、いつもお世話になってるおっとっとさんが、「社会主義日本エレクトリーチカ」として、フリーの「妄想電車」Nゲージを完成させたという記事を拝見して、ずっと訪問するチャンスがないまま時間が経っているモスクワ地下鉄のことを思い出した。

2008年10月12日日曜日

Flexaret VIの魅力


■Flexaret VIはいいなあ
現像したポジをようやくスキャンすることができた。やはりすばらしい。フレクサレットはよく写る!