■ロールス・ロイス「ダート」ターボプロップエンジン搭載のYS-11FCが退役
航空自衛隊(以下、空自)の入間基地に所属する飛行点検隊が使用していたYS-11FCのうち、残された最後の機体(52-1151号機)がさる3月17日にラストフライトを行って退役したそうだ。報道関係者には事前に情報公開がなされたようで、NHK首都圏のニュースでもラストフライトのようすが報じられている。私は報道機関につとめているのでも、航空機趣味関連媒体で仕事をしているのでもないし、空自に知人もない。だからラストフライトのことは事前には知らなかった。それでも、ここ数日の訓練のようすなどを見ると「終わりの日は近い」のだろうと想像していた。そこで最近はできるだけ撮影回数を増やしていた。撮影者が急増しているので定番位置を注意深く避けながら。だが、ラストフライトのあった17日午前中は外出できず自宅にいて、エンジン音を聴いていた。
そういうわけで、今回のエントリーでお目にかける写真はいずれもラストフライトの日の写真ではなく、2006年から今年までに撮った52-1151号機の姿だ。旧ブログなどでみなさんにはすでにお目にかけたカットもある。2019年に退役した僚機12-1160号機についても以前記事にしているので、興味のある方はそちらも参照されたい。