2016年2月22日月曜日

【東急多摩川線撮影記事】城南の町を行く東急7700系電車をNew Jupiter 3+で撮る


■New Jupiter 3+で撮る東急7700系電車
先日、デジカメWatchの記事のためにLomography + ZENITのコラボレンズであるNew Jupiter 3+ 1.5/50を試用したさい、Sonyα7IIボディとともに数日間持ち歩いた。ひさしぶりに東急多摩川線沿線に所用ででかけた際にも持って行った。

この日は明るいうちに7700系電車を見かけなかったので、もう帰ろうかと思って多摩川まで出たところ……ようやく1編成だけ姿を表した。それも、歌舞伎塗装ではない。こうなったら、撮影続行だ。


■東京の私鉄沿線らしい駅前の情緒が好き
とはいえ、日没時でもう明るさは稼げない。だから、蒲田行きの7700系電車に乗って鵜の木まで行き、蒲田から戻ってくるところと、再び蒲田行きになるところを駅周辺で少しだけ撮っただけだ。城南地区らしい、というよりも23区内の昔からの私鉄駅の雰囲気が私は好きだ。まだ元気な商店街があり、惣菜の香りが漂い、仕事を終えたお母さんが保育園に預けた子どもを自転車に乗せて走り、定時で退社したサラリーマンたちが改札口から出てくる。




■クラシックレンズでクラシック電車を撮るのはおもしろい
New Jupiter 3+は絞り開放ではにじみすぎるほどで、いつの時代に撮ったのかよくわからないような、クラシックな写りになる。けれど、夕方の小さな私鉄駅前の情景はもしかしたら、時代が変わってもそう変わるものでもなさそうだ。側面から撮れば東急7700系電車もオリジナルの7000系電車の雰囲気がよく残っているしね。だから、クラシックレンズでクラシックな被写体を撮るというのはおもしろくていいんじゃないかな。

【撮影データ】
Sony α7II/New Jupiter 3+ 1.5/50/RAW+JPEG/Adobe Camera Raw