2016年9月24日土曜日

【秩父鉄道撮影記事】影森駅のこと


秩父鉄道には昔ながらのたたずまいを残した駅が多い。影森もそのひとつで、私が子どもだった1980年代(昭和50年代)からその雰囲気は大きくは変わらなかった。以前は貨物輸送華やかりし頃の雰囲気を残す大きな駅舎があった。改札口がホーム中央に移動したのちも、乗務員の宿泊などに用いられていたようだ。


お盆の頃に久しぶりに影森で降りて驚いたのは、この駅舎がなくなっていたこと。Webで検索をかけると3月末に解体されたようだ。そして、以前工事中だった乗務員の宿泊施設が完成していた。



駅舎は変わったとはいえ、ホームにある駅事務室は変わらない。この駅の留置線に急行リバイバルカラーの6000系電車6003編成がいると、小中学生の頃に300系電車を撮りに来た頃を思い出して、つい何か撮ってみたくなる。

武甲線が1984年(昭和59年)に廃止になり、三輪線に出入りする鉱石貨物列車の本数も激減したいまとなっても、広い駅構内は旅客列車の留置線としても使われている。かつての駅舎はなくなっても、影森はやはり好きな駅だ。

(以下3点は、2013年1月撮影)真冬の夕方は地下通路にも日が差す

画面右側がかつての駅舎
(以下2点は、2012年10月撮影)写真左側の建物がかつての駅舎
画面右側に古レールを利用した柱が写らないようにしたのだった
(以下4点は、2013年8月撮影)1000系電車を待っていたら黒ねこが現れた