この春はずっとPanasonicの1インチセンサー搭載高級コンパクトデジタルカメラLUMIX DMC-TX1(以下、TX1と略)を使っていました。その成果が一冊の本にまとまりましたので、ご紹介します。
書名:『ぼろフォト解決シリーズ088 絞り優先でカメラはもっと楽しい Panasonic LUMIX TX1 脱・初心者マニュアル Kindle版』
著・写真:秋山薫、小山壮二、齋藤千歳
価格:540円
全148ページ
4Kフォト(S/S)で汽笛の音声も記録しています |
■TX1とはこんなカメラ
ここ数年の高級コンパクトデジタルカメラには、コンパクトカメラとしては大きいサイズの1インチセンサーが搭載されることが定番路線になりつつあります。各社の1インチセンサー使用機種はいずれも、スマートフォンではアプリなしでは撮影しづらいぼけを活かした撮影ができること、高感度撮影に強いことが特徴です。携帯しやすい小さいボディサイズで、フルオートでの撮影や各種シーンモードを使った撮影のほかにも、レンズ交換式カメラ同等の絞りの効果を活かした凝った撮影ができることを売りにしています。TX1もそうした1インチセンサー搭載機種のひとつで、電子ビューファインダーを備え、LUMIXのカメラでおなじみの30fpsの超高速連写である4Kフォト機能と、撮影後にねらったピント位置のカットを選択できるフォーカスセレクト機能が使用できます。25〜250mm相当の光学10倍高倍率ズームレンズLEICA DC VARIO-ELMARITを搭載していることもライバル機種にはない特徴でしょう。通常のデジタルズームよりも画質劣化の少ないiAズームを使うと、600mm相当までの望遠撮影もできます。
600mm相当でパレオをアップに |
■「絞り優先AEで撮影を楽しむハウツー本」です
本書は、このTX1でじっさいに風景や鉄道、あるいは人物などを被写体として、絞り優先AEや4Kフォト、フォーカスセレクトを用いた作例を掲載して、その使い方を解説しています。小湊鐵道の里山トロッコや秩父鉄道のSLパレオエクスプレスもTX1で撮影しました。絞りを操作することでねらい通りに撮影して、初心者から卒業したい方へのノウハウが詰まっています。TX1は小さなボディサイズにさまざまな機能を満載し、気楽な撮影から本格的な撮影にも対応できる一台ですが、自分で作りこんだ撮影をしたいという方には本書はお役に立てるかもしれません。ぜひご一読ください。
30fpsの4Kフォトで桜吹雪をねらいました |
Kindle電子書籍は、アマゾンによる電子書籍です。紙の本ではありませんので、購入時にはアマゾンから購入していただくと、お使いの端末にダウンロードされます。専用Kindle端末のほか、iPhone、iPadなどのiOS端末、Android搭載のスマートフォンやタブレット端末に無料アプリを利用して、あるいはパソコンのブラウザー(Kindle Cloud Reader)で読むことができます。Kindle端末やスマホ、タブレット端末をお持ちではなくてもお読みいただけます。