2017年5月14日日曜日

【三脚関連記事】マンフロット055X PROBが帰ってきた

このアッセンブリーリリースレバーが欠落していたのです
■日研テクノありがとう、Manfrotto 055X PROBの修理完了!
日のエントリーで書いた、修理に出していた「マンフロット055X PROB」。この修理が完了して手元に戻ってきた。じつにじつに……すごくありがたい。マジで超うれしい! これで、超ローアングル撮影もスムーズにできる。

■超ローアングル撮影がしやすい
すでにこの製品はモデルチェンジしてデザインが変わっているものの、現行製品のMT055 XPRO3も基本的には同じだ。この055X PROBは旧製品の在庫処分セールかなにかで手に入れた。

それをたった2年ほど使っただけで壊してしまい放置していた。脚部の開脚時にロックする部品(部品番号「R055,504.」アッセンブリーリリースレバーというらしい)を移動中に欠落させて紛失したのだ。

撮影に使えなくはないけれど、3本の脚の開き具合が揃わないことがいやだった。けれど修理を考えていた矢先に、ふるいふるい055 CLBの安価な中古品を手に入れてしまったので、そちらを使っていた。なにしろ中型三脚がごせんえんだったんですよ!

とはいえ、超ローアングル撮影でスローシャッターを切る場合には、私には055X PROBなり現行のMT055 XPRO3が使いやすい。最大開脚させてセンターポールを90度倒すことができるから。そこで1年ほどあれこれと考えつづけて、大型連休前にようやく修理依頼したというわけ。

それが予想よりもずっと早く修理が完了したので、おどろいた。むずかしい修理ではないとはいえ。日研テクノさん、ありがとうございます! あ、これは記事広告ではないですよ。



バレエダンサーや体操選手みたいにも見えるけど、これが便利なのね

■通常の三脚でも超ローアングル撮影はできる
055 CLBに限らないが、通常のセンターポールを持つ三脚でも、こうやって三脚を地面に倒して置けばもちろん超ローアングル撮影はできる。カメラバッグなどを置いて高さを調節すればいい。とはいえ、この方法は三脚を動かしてしまいやすい。

055X PROBではその点、開脚できるために脚部が地面にきちんと設置できるので、よりしっかりカメラを固定できる。構図を変えないまま、あるいはスローシャッターでも安心して撮影できるというわけ。

超ローアングル撮影ができるというのはとても便利だ。なにも植物や昆虫をマクロ撮影するときに用いるわけではない。風景や列車を撮る場合にも、カメラの高さを工夫すれば画面に写り込んでほしくない邪魔なものを隠すことができることは多い。ローアングル撮影がしやすい三脚は、そうした選択肢が多くなる。

ふつうの三脚だってローアングル撮影はできるよ

■三脚コレクターではないつもりなのに
こうして、自宅には3本の055シリーズ三脚があり、2本が使用可能なコンディションにあることになった……変な状況だな。基本的には055X PROBを本務機、055CLBを補機……おおっと、「メイン三脚とバックアップ用予備三脚」だよ、本務機と補機じゃあ鉄用語過ぎたっ。でも、三脚の予備なんておかしいよね。

そんなわけで、両者を使いわけて長持ちさせることにしよう。055 CLBが055X PROBにまさるところもある。それは100グラムほど軽いところと、センターポールの90度回転機構がないぶん、5センチほど短いところ。やっぱり三脚コレクターかな、私は。