2024年5月25日土曜日

【航空自衛隊YS-11EB】空模様の変化は想像しづらい


■空模様の変化は予想できない
5月末から梅雨にかけて、日没時の空が強く赤く焼けることがある。冬よりも色が赤く見えるのは大気中の水蒸気の量が多いためだそうだ。ただ、この焼け方はなかなか事前に予想ができないところがとてもおもしろい。

自宅で作業をしていたある日、航空自衛隊の基地からYS-11EBが離陸する音が聞こえた。航空自衛隊のYS-11FCの退役により、オリジナルのロールス・ロイス「ダート」エンジンを積んだ機体はもう飛んでいないが、ゼネラル・エレクトリックT64エンジンに換装してプロペラも3枚にした「スーパーYS」シリーズのYS-11EAとEBはまだ残されている。日本国内で飛行する最後のYS-11シリーズだ。ただし、ダートエンジンとは異なる音なので、耳にすればわかる。回転数が変わるときに音が止まって聞こえるような特徴もある。C-130HのアリソンT56にも少し似ているが、T56はもっと低音でもっと大きな音がするように思う。

2024年5月17日金曜日

【上信電鉄撮影記事】デハ252+クハ1301、新緑の西毛路を快走!

 

■デハ252+クハ1301が走っていた!
先日の上信電鉄訪問の第一目標は、西武イエロー塗装に変更された500形第一編成を見ることだった。だが、高崎に私が到着したときには、500形は2編成ともに入庫中だった。でもきっと午後に出庫してくるであろう500形第一編成を沿線で待ち構えていようと、下り列車に乗り込んだ。そうして鏑川の橋梁でカメラを構えていると、まったく予期していなかった列車がやってきた。上信電鉄自社発注車であるデハ252+クハ1301だ。

2024年5月15日水曜日

【西武新101系=上信電鉄500形】上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502が西武リバイバルカラーに


■西武リバイバルカラーになった上信電鉄500形第一編成クモハ501-クモハ502
上信電鉄の5月9日付けプレスリリースによると、同社500形電車(元西武新101系電車)の第一編成クモハ501-クモハ502が、西武鉄道の協力により西武イエロー塗装になった。5月10日より運行開始をすると発表された。同列車はまた、今年度の絵手紙列車にもなるという。

(以下引用。引用につき原文ママ)
今回リバイバルカラーとなる500形の第1編成(クモハ501・クモハ502)は2004年(平成16年)に西武鉄道株式会社様より譲り受け、翌年の2月より運行開始いたしました。 2024年は上信電鉄入線から20周年を迎えることから西武鉄道株式会社様の御理解、御協力を頂き運行となります。 
(引用ここまで)

2024年5月7日火曜日

【秩父鉄道撮影記事】黄金週間における秩鉄デキの活躍および「逆襲のチャー」ことデキ105をゲットせり

後ろからデキ105がやってきたときの著者の驚きを推察しなさい

■連休期間はデキも大活躍
今年のゴールデンウィークは天候に恵まれた。とくに5月の休みの日は最後の日以外は、少なくとも東京首都圏では天気がよすぎるほど。夏のような日差しだった。夏のような強い日差しはレジャーにはいいだろうが、ひさしぶりに借用機で撮影する必要があった私には、日差しが強すぎてどうするか、と悩まされた。影が濃く出てしまうのだ。

2024年4月23日火曜日

【Nikon F2】大好きなNikon F2シリーズについてあれこれと(モータードライブとファインダー編)

Nikkor-S Auto 55mm F1.2が大きく見える

■Nikon F2の周辺機器について書くよ
今回は大好きなNikon F2の周辺機器(アクセサリー)のうち、自分で使ってみて役立ったものについて書いていく。コレクションを意図しているのではなく、実用の観点から書いているというところには注意されたい。すごく文字数が多いから……ゆっくりしていってね!!!

2024年4月20日土曜日

【Nikon F2】大好きなNikon F2シリーズについてあれこれと(基本編)

ソフトシャッターレリーズ AR-1を常時つけている。
AI Nikkor 50mm f/1.4Sは時代考証が合わないけど許せ

■Nikon F2シリーズのことを書いておく
筆者がいちばん好きなカメラはNikon F2だ。今回はこのF2について書く。いままでこのブログでF2についてあまり書いてこなかったのは、筆者以外にもFやF2について書く著者は多く、筆者ごときが出る幕はないのではないかと思っていたから。詳しいひとたちが多すぎて、自分独自の興味深い話はそうそうできないもの。

2024年3月27日水曜日

【Nikon1シリーズ】なつかしいNikon 1シリーズのこと(V1ボディ外観と操作系編)

Nikon 1 V1+1 NIKKOR 10mm f/2.8

■V1ボディのこと
先日Nikon 1シリーズについて記事を書いていて、いまとなっては覚えていないことがたくさんあった。いま覚えていないことは今後も必要のないことかもしれない。それでも、自分への備忘録として一時期よく使っていたNikon 1 V1のことを書いておこうと思った。

そう思って改めてバッテリーをボディに入れて通電し、外観写真も撮り下ろした。先日の記事には外観写真がなくて作例ばかりなのは、まともな外観写真が手元にはなく、撮り下ろすのが少々おっくうだったから。しかし、手を抜くのはよくないなとも思ったしだいだ。

2024年3月25日月曜日

【Nikon1シリーズ】なつかしいNikon 1シリーズのこと

Nikon 1 V1+1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 2013年10月

■キミはNikon 1シリーズを覚えているか
かつて、いまのZシリーズミラーレスカメラをニコンが発売するまえの2011年から2018年にかけて、Nikon 1シリーズというレンス交換式シリーズカメラがあった。2011年9月21日に報道発表がなされてV1とJ1の発売が予告されて始まった。

センサーサイズは13.2mm×8.8mm。フォーサーズ・マイクロフォーサーズの4/3型(約17.3mm×13mm)よりひとまわり小さい。けれども1型(1インチ)センサーよりはやや大きい「CXフォーマット」センサーを積み新設計の「Nikon 1マウント」を用いるカメラだ。

2024年3月10日日曜日

【秩父鉄道1980年代】SLパレオエクスプレス運転開始のころ


■1988年(昭和63年)4月1日の秩父路
もうすぐ2024年の秩父鉄道SLパレオエクスプレスの運行が始まる。3月8日付け発表の報道資料によると今年は4月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)の4日間はJR東日本ぐんま車両センター所属の旧型客車4両を借用して運行されるそうだ。同リリースにもあるように、SLパレオエクスプレスの運行開始時から1999年までは、旧型客車で運行していた。今回運用する旧型客車のうちの1両スハフ32-2357はそのときにも用いられていた。

私はこのSLパレオエクスプレスの運転開始された1988年春までは、秩父鉄道に夢中で通っていた中学生だった。春の運行開始直後にも数枚だけ旧型客車を牽引するC58363の姿を撮影している。

2024年2月17日土曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】春はもうすぐそこ。デキ502&503&504


■坂の下の駅は春の日差し
雪が降った数日後に秩父鉄道の武甲山の麓の駅にある構内側線を訪ねた日の続きだ。残雪は美しいが日陰で朝8時半から正午までいると、寒さに飽きてしまった。

2024年2月12日月曜日

【秩父鉄道鉱石貨物列車】「瞳の大きなデキ507おじさん」と「根岸から来たタレ目のおじさんD502」の活躍


■「せり帽を被った大きな瞳の八百屋のおじさん」
むかしから私は秩父鉄道の電気機関車を見るといつも「せり帽を被った八百屋のおじさん」を勝手に連想してしまう。「お兄さん」でも魚屋でもいいけれどさ。せり帽とは、市場で競りに参加するときに被る番号の入ったプレートのある帽子(キャップ)のことだ。なんとなく、紺色の印象がある。秩父鉄道の電気機関車には数字だけのナンバープレートが正面にあるためだろうか。連想してしまう原因は自分ではよくわからない。