東京都心では15日間連続で雨なのだそうだ。午前中だけとか、合間に晴れた日が私の住む東京近郊ではあったような気がするけれど、もう忘れた。海の日のまえ、梅雨明け宣言の出る前の快晴の日に屋外のスイミングプールにいちどだけ出かけたのが、もうだいぶ前のできごとのように思える。
そんなわけで、たまった仕事を片づけながらようやく近隣を少しは散歩した。Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark IIを持って。D7200を持ち歩くほどの高揚感はなくて。
けれど、悪天候の日に撮ってみて、あらためて現代のレンズというか、マイクロフォーサーズレンズにというか、あるいはLUMIX GレンズとLEICA DGレンズにほれた。
GX7 Mark IIがローパスフィルターレスであること、パナソニックのデフォルトの絵作りでシャープネスはわりと強めにかかることといった条件はあるし、解像感が高ければいいレンズというわけではないことは承知のうえで、さらに、掲載写真は「ハイライトシャドウ」を撮影時にコントラストが強めにかかる設定を組んで撮っていて、おまけにGoogle Nik Analog Efex 2 Proでヴィネットを落とすようなこともしているので、完全に撮りっぱなしではない(ただし、JPEGからいじっている)。
それでも、びしっと決まる感じやぼけかたが、私の好みに合うのだろう。悪天候であまり絞らないときこそ、レンズの能力が発揮できるものね。快晴の日に絞って撮ったら、どんなレンズだってちゃんと写るもの。
【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH., LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S./Adobe Photoshop CC/Google Nik Analog Efex 2 Pro