2014年2月24日月曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】"Last Run"ヘッドマークを掲出した秩鉄1000系電車1010編成

走ることはなくてもラストラン記念ヘッドマークを誇らしげに掲示

■最後に動くことはなかった
2014年2月23日(日曜日)の秩父鉄道1000系1010編成運用離脱の日に、1010編成は動くことはなかったようだ。どうやら、2月11日(火曜日・祝日)以来、動いていなかったようだとも聞く(2月24日追記:RM誌『今日の一枚』に22日撮影でパンタグラフを上げている写真が投稿されていたので、広瀬から回送され、サービスでパンタグラフを上げてくれる程度の動きはあったのだろうとは思う)。

依然として秩父本線は雪害による減量ダイヤでの運行であり、影森以遠の運転再開のめどはついていないようだから、やむをえない。

■ヘッドマークを掲出して留置
でも、秩父鉄道は留置中の1010編成に、用意してあったラストラン用の記念ヘッドマークをちゃんと装着してくれた。運用離脱の日にふさわしい最後の晴れ姿に整えてくれたというわけ。そもそも、イベントの代わりに熊谷駅留置線の「撮りやすいところ」に留置してくれたのではないかという気もする。これはもちろん妄想ですが、あながちまちがってはいないと思いますよ。駅には1010編成と別れを惜しむファンがぽつりぽつりと現れては、思い思いにシャッターを切っていた。私もご相伴にあずかった。

■薄暮を待ってから撮影
私がたどり着いたのは日没直前。でも、思うところあって日没後のブルーモーメントまで待ってみた。所用のあとでついでに訪れたので三脚は持ってきておらず、わずかに絞りたい。そこで、手すりにカメラを置いてライブビューで何枚もシャッターを切った。ブレていないカットを何枚か得ることはできた。1010編成とはこれでほんとうにさようならだ。

ブルーモーメントに雪明かりで輝く

ラストランヘッドマークには日付入り

こうして見るとだいぶくたびれてきているのがわかる

これでほんとうにさようなら

【撮影データ】
Nikon D7000/AI Nikkor 50mm F1.8S/RAW