2013年12月20日金曜日

【秩父鉄道1000系撮影記事】あっと驚く奇跡……1010編成登場!

いい感じに日が差して来たぞ!

■赤城おろしに吹かれながらヒッヒッフー! ってそれちゃう
町外れの畑のなかで群馬から吹きつける冷たい風に震えつつ、地味なシモブクレちゃんを写していた。沈みつつある太陽を雲が気まぐれに隠してしまい、あたりは薄暗くなり、体感気温がさらに下がる。

ああ寒い寒い。足踏み足踏み。かじかむ指に息を吹きかける。ヒッヒッフー。いやいや、それでは産まれてしまうぞ。とか、ひとりでボケ突っ込み。それますます寒いわ!

■まさかの1010編成ご降臨
そこに、風に乗って電車のジョイント音と警笛が聞こえてきた。電子音ではなく、空気で鳴らす警笛だ。これはまさか。いやそんな。くぁwせdrftgyふじこlp!

カーブを曲がり古い小さな鉄橋を越えて、木立を抜けてやって来たのは、待望の1000系電車1010編成だった。そこに、太陽が雲の切れ間から顔を出した。あたり一面が光輝く。まるでスポットライトが舞台に立つ役者に向かい、袖から当てられたかのようだ。ためらうことなくレンズの絞り値を二段絞る。

♪人生捨てたもんじゃないよね
あっと驚く奇跡が起きる

乗降客は数人だけ。電車はすぐに出発した。スポットライトはまだ消えない。ゆっくりと目の前を通りすぎる1000系電車がまぶしい。

■運がよすぎて震える
いやあ、まさかのタイミングでセンダカンが現れたうえに日が照るとは。じつに運がいいぞ! しばらく待てば下り電車でもういちどいただきだ!  やっほう!

と思ってホクホクしながら待った。だがしかし……先に結論を言うと下りは陰られた。悲しいけどこれ戦争なのよね。まあ、仕方ない。

もうちょっと明るいイメージで撮りたかったけどね!

■くじ引きのような天気
それにしても、まさにくじ引きのような運用と天気だ。そんななか、うまく晴れの光のなかで1カットでも撮れたことはとても喜ばしい。といっても、ここで運を使ってしまうのは怖いけどねえ!

【撮影データ】
Nikon D7000/AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>/RAW