日影には雪が残っていた |
■トラブルなく運用を終えてほしい
さる1月20日に秩父鉄道より1000系電車の引退関連の情報開示がなされた。1000系電車の引退のカウントダウンが始まったというところだろうか。これで、秩父谷もしばらく騒がしくなるだろう。
先日、ニコンFEの試写をすべく秩父に行ったときにも、冬のSLパレオエクスプレス運休時期にしては珍しく、あちこちでカメラを構えるファンや、カメラを持って乗り込むファンの姿が目についた。残りの期間に、車両の故障やルールを守らないファンの妨害行為などの大きなトラブルがなく、無事に運用完了してくれればと切に思う。
■冬の風情を求めて
この日は朝方、熊谷でも降雪があったと天気予報で見ていた。秩父でも朝は雪が残っていたのかもしれないと思いつつ、家を出たのが昼前なので雪は期待していなかった。それでも、日影では雪が残っていたから、早朝から出ていた撮影者は「早起きは三文の徳」を体感していたことだろう。私自身は恐らくもう、1000系と降雪シーンを絡めて撮ることは無理だろうなと思っているのだが。
それでも、何度も書いているけど秩父の冬の様子が好きなので、雪がなくても冬枯れの光景は見ておきたい。
この日はまったく偶然に1003編成に遭遇した。御花畑で最初に遭遇したのが1003編成の上り列車だった。そこで「秩父市内で撮ろうかな」と思っていたのを予定変更して、ひさしぶりに乗ることにした。乗っている列車が戻って来るまでの時間が短く、かつ上下ともに日が確実に当たる場所といえば、北武区間にある例の田んぼのなかの駅周辺がベストだろう。そこまでは結構な距離を乗ることもできるし。
【撮影データ】
Nikon D7000/AI Nikkor 20mm f/2.8S, AI Nikkor 50mm F1.8S/RAW