Nikkor-S Auto 55mm F1.2が大きく見える |
■Nikon F2の周辺機器について書くよ
今回は大好きなNikon F2の周辺機器(アクセサリー)のうち、自分で使ってみて役立ったものについて書いていく。コレクションを意図しているのではなく、実用の観点から書いているというところには注意されたい。すごく文字数が多いから……ゆっくりしていってね!!!
■ソフトシャッターレリーズAR-1
ソフトシャッターレリーズAR-1。色はクロームのみ |
筆者が所有するNikon FおよびNikon F2ボディにはまず、「ソフトシャッターレリーズAR-1」を装着している。シャッターボタンの背を高くするアダプターというべきものだ。シャッタースピードダイヤルの高さに近づけることができるから、Photomicファインダーではあると便利だが、アイレベルにはなくてもいいのかも。アイレベルファインダーにつけていて、シャッターの「うっかり暴発」はやらかすから。
FとF2はJIS規格のレリーズ穴がシャッターボタンにあるのではない。FならばA-Rリング(「アドバンス:巻き上げ」「リワインド:巻き戻し」のリング)、F2はT-Lリング(「タイム:長秒時露出用」と「ロック:シャッターロック」のリング)があり、その内側に専用レリーズ用のネジが切られている。そこに装着する。バルナックライカならば、レリーズボタン周囲に飾りリングがあるが、それを外した状態に似ている。ネジの口径もライカと同じはずだ。
ユーエヌから類似製品が用意されている。いまやさんぜんえんもする……。2024年現在はニコン製品の中古でもけっこうなお値段になっちゃったわね。1971年(昭和46年)のカタログでは250円だったのに。ユーエヌの製品はたしか、平成の時代でもニコン純正よりちょっとお安いお値段ではなかったっけ。
ケーブルレリーズを使うときも同様で、JIS規格のものではなく「バルナックライカ・Nikon FおよびF2用」のものを使うか、アダプターを使う必要がある。
■グリップ代わりに革ケースを使う
Nikon FとF2ボディには、デジタル一眼レフやミラーレスカメラのようなグリップがない。貼り革(グッタペルカ)もやや滑りやすく私には感じられる。これらを解消する純正「外付けグリップ」は用意されていないので、工夫と知恵と愛と勇気で乗り切ろう。
手先の器用な方ならば、グリップを作るのもいいだろう。
私自身はそういう工作が器用にできない。そのくせ「自作されたのですね」と指摘されるような「いかにも手作りしました感でいっぱい」の「手作り部品」を装着したくはないという、理想だけ高いくせに努力はしたくないというようなじつにめんどくさーい気持ちがあるので、既製品でなんとかごまかしたい。いろいろすみません。
東アジア某国の越境ECサイト「全球即売通」などにはNikon F2用のグリップ付きアルカスイスタイプLプレートもあるようだ。きちんとした「グリップ付きアルカスイスタイプLプレート」なのか、あるいは手に入れても自力更生が必要な「怪レい」「ゲ刂シプ付きマ儿力ヌ亻ヌタ亻プLプレー卜」で「贵樣に才ヌヌ〆」できるかどうか、筆者にはまったくわからないのでコメントできない。
頑丈な純正革ケースの底だけ使うのもけっこういいよ |
そういう理由で筆者は、革ケースの底だけを使っている。昭和50年代前半まではフィルム一眼レフには革や合皮のケースが必ず用意されていた。昭和のお父さんやおじいさんはがんばって買った値段が高いカメラを革ケースに入れて、セーム皮でときどき磨きながら大切に使っていたのものだ。
純正革ケースは5種類程度ある。オリジナリティのあるデザインのサードパーティ製底ケースはいくつもネット販売されているので、そういうものを使うとよさそう。筆者がF2に使っているのは「ハードケースCH-4」の底ケースだ。ニコン純正のFとF2のケースの底部分内部には鉄板が入っていて、頑丈で重い。F2は底の電池室の衝撃に気をつけてほしいと聞いたことがあるので、底ケースは実用性もある。
少年のころはこういうカメラケースはダサいと思っていたが、中年になってからはよく使う。Dfでもハクバのポリエステルのケース(カメラジャケット)を使っている。カメラバッグではないかばんにカメラをしまうときにも、余計な傷をつけないですむからだ。
それに、こうしたケースを使うと「口うるさいカメラジジイ」に見えなくていいかもしれないぞ(無理か)。加齢臭は努力して感じさせないように頑張れ。あと、長期間カメラを使わない場合は革ケースにしまったままにしておくと、日本の家屋ではカビも生えやすいから要注意だぜ。
■モータードライブは3種類あった
ボディの握りにくさを解消するには、モータードライブを装着するという方法もある。2024年現在、円安も手伝ってフィルムの値段はもはや「がんがん連写をして撮りまくろうぜ」などとは決して言えないようなお値段だ。モータードライブにはむしろ、グリップ感の解消や「かっこいい感じに見せたい」という愛玩用の用途のほうが求められるのかもしれない。
ブラックボディ+MD-3+MB-1で真っ黒にできる |
説明書はニコンサービスセンター窓口で2000年ごろに買った。 コピーではない説明書が出てきて驚いた |
F2のモータードライブは大きく分けると2種類(正確には3機種)ある。クローム仕上げの「モータードライブMD-1」とその改良型「同MD-2」と、ブラック仕上げで巻き戻し機能のない「同MD-3」だ。
1971年(昭和46年)にF2発売と同時に用意されたのがMD-1だ。グリップ上部のS-Cユニットにあるシャッターボタンの形状などを改めて1974年(昭和49年)にMD-2になった。製造台数もMD-2のほうがずっと多いはずだ。ミラーアップして専用ニッカド電池を使えば、連続撮影速度は5コマ/秒。
MD-1およびMD-2はシャッター速度により巻き上げ速度を設定する必要があり、その背面の表示あたりのメカらしさが……ぐっとくるのだが、使いやすいとはいいづらいかもしれない。
手前がMD-2で奥がMD-3+MB-1 |
MD-2の背面のゴツさはカッコいい。 この個体は友人経由でいただいたもの。 業務で酷使され、ぶつけて歪んでいるし、サビと汚れだらけ。 スキップしてしまい使えない。フォト工房キィートスでも 「中古で買い直したほうがいいですよ」と勧められたので 「記念品」として持っているだけ |
MD-1とMD-2の両者は自動巻き戻し機能も備える。そのかわりに、装着時にボディ底面の裏蓋開閉キーをコインなどで外して連動軸とモータードライブを噛み合わせる必要がある。外した裏蓋開閉キーはMD-1およびMD−2のグリップ部分裏に収納できる。こうして裏蓋開閉キーを外してしまうので、カメラに装着したら撮影後にフィルムの巻き戻しを終えるまではモータードライブ本体をボディから外すことができない。フィルムに光が漏れる危険性があるからだ。
ボディ下部の裏蓋開閉キーを噛み合わせてMD-3に装着する。 MD-2はこのキーをコインで外さないと装着できない |
自動巻き戻し機能のないMD-3はこのフィルムへの光漏れを気にせずに、いつでも着脱できる。ブラックボディにはMD-3を使用するほうが「オールブラック」の組み合わせにできる。そう思って私はMD-3を使っている。MD-3は専用ニッカド電池を使い、ミラーアップすると最大連続撮影コマ数が4コマ/秒。1977年(昭和52年)に発売された。
昨年、ジェーン・バーキンの訃報を聞いて、彼女がNikon FブラックにF-36モーターとピストルグリップを組み合わせて、Nikkor-P Auto 300mm F4.5を構えている写真を見かけた。Pinterestにはその関連で、セルジュ・ゲーンスブールがブラックのF2 PhotomicとMD-3を構えている写真もあった。Fもゲーンスブールの持ち物だったのではないか……黒いカメラが好きだったのだろう。
これらモータードライブはプラスチック製ギアが使われている。経年劣化によるギア欠けが多く、一時期は真鍮などで交換用ギアをフォト工房キィートスなどで用意していたようだが、その交換部品も払底したこと、修理担当者が不在であることで、2024年4月現在では修理受付はしてもらえないようだ。
某オークションでギアだけ売っているけれど、自分には分解して交換する勇気と技術がないし、みなさんにも素人修理はしてほしくはない。
モータードライブを中古で入手される方は、このギア部分の状態を気にして購入されたい。良心的な中古販売店であれば、ギアの交換がされた個体、あるいはギアが欠けかけている個体には、しばしば「ギア交換済み」「異音あり」などと注意書きをして販売している。そういうお店とは上手におつきあいしたい。
また、1/80より遅いスローシャッターを使う場合などは、MD-1とMD-2では「M2」より遅い速度にすること。MD-3ならば連続撮影(C)にせず一枚撮り(S)に設定すること。これを守らないと露光が完全に終了しないうちに巻き上げをしてしまう。カメラを壊す危険もある。モータードライブを手に入れたひとは説明書のコピーでいいので、ニコン窓口で買うなどして、説明書は必ず探し出して熟読しろ。「説明書を読むのが面倒」なひとは古いカメラを使ってはいけないぜ!
■バッテリーケースは2種類
モータードライブMD-3とバッテリーケースMB-1。 F3用のMD-4とことなりモータードライブとバッテリーケースを分離できる |
モータードライブに使うバッテリーケースは2種類ある。専用ニッカド電池または単3形電池を5本使う「バッテリーホルダーMS-1」を2つ使う「バッテリーケースMB-1」と、単3形電池を4本収納する「バッテリーホルダーMS-2」を2つ使う「バッテリーケースMB-2」がある。後者のバッテリーホルダーは「スピードライトSB-7」および「同SB-10」にも使用できる。
専用「ニッカド電池MN-1」はおそらくもう使用できないので、ここでは記述しない。
MD-1およびMD-2とMD-3は単3乾電池8本と10本で、連続撮影速度が変わる。もちろん、10本使うほうが高速になる。MS-1は初期型と後期型があり、バッテリーチェッカーが指針式のものが初期型だが、割ってしまうおそれがあるのでLEDを使う後期型のほうがいい。
MD-2の最速の連続撮影速度はミラーアップして専用ニッカド電池を使えば5コマ/秒、単3形電池10本で4コマ/秒。MD-3にMB-1に専用ニッカド電池なら4コマ/秒。単3形電池10本を使うと3.5コマ/秒。MB-2に単3形電池8本では連続撮影速度は2.5コマ/秒。いずれもシャッタースピード1/80秒から1/2,000秒の場合だ。
外付け式モータードライブは着脱を楽しむことができるが、モーター内蔵式のカメラと比べると巻き上げや巻き戻しに非常に大きなエネルギーを必要とするのだと、ひしひしと感じさせる。人力が強いとも。1985年(昭和60年)に発売されたニコン初のモーター内蔵一眼レフNikon F-301は単4形あるいは単3形乾電池4本でも、2.5コマ/秒の巻き上げ速度を実現できたのだ。MD-3+MB-2の組み合わせで必要とする電圧の半分で同じ速度なんだぜ。F-301は昭和60年代の「省エネ時代のカメラ」という感じもする。同時代には、1986年(昭和61年)に発売されたキヤノンT90も単3形乾電池4本で4.5コマ/秒の連続撮影速度を実現していて、当時話題を呼んだ。
そして、デジタルカメラの連続撮影速度に慣れた目で見ると、フィルムカメラのそれはずいぶん牧歌的に見えるかもしれない。
MB-1にはMS-1を2つ。単3形乾電池を10本使う。 バッテリーホルダーの端子のサビに注意。 電池を入れて放置されて、液漏れにより端子の錆びている個体は少なくない |
バッテリーケースMB-2は単3形乾電池を8本使う。 樹脂製で軽い。いまやそう高速巻き上げもいらないからMB-2でもいいかも |
これらモータードライブ製品は「専用ニッカド電池」「単3形マンガン電池」「単3形アルカリ電池」での動作保証はなされているが、電圧の特性がことなるそれ以外の電池で動作がどうなるか、故障しないかどうかについては不明だ。各自で「壊す危険性はあるかも」と思いつつ試してみるほかない。スピードライトのような放熱関連で故障などが起こることはないとは思うが、確信が持てない。だから、私自身は説明書にある「単3形アルカリ電池」でしか使用しないようにしている。
■ファインダースクリーンはF後期型と共通
スクリーンの枠の文字が赤いものがF後期およびF2用のあかし |
F2のファインダースクリーンはFの後期型と同じ。枠から外すと集光レンズとスクリーンに分解できる。このF後期型およびF2用はスクリーンの枠の文字が赤い。FとF2はスクリーンを共通して使うことができるが、黄色い文字のFの初期型のスクリーンよりも赤い文字のF後期型・F2用スクリーンのほうがフレネルレンズが細かく、明るく使いやすい。
だから、F初期・中期のボディをお使いの方は、赤文字のF後期・F2用スクリーンに交換するとファインダーが明るくなる。ただし、初期・中期型のスクリーン枠に後期型およびF3、F4用スクリーンは、サイズがことなるので入れることができない。
F後期とF2はスクリーンが同じ。F3とF4用は枠がことなるが 中身を赤文字のF・F2後期用スクリーンの枠と入れ替え可能だ |
枠の形状がF2用とF3、F4ではことなるが、ファインダースクリーンの中身の寸法は同じだ。そこで、筆者はF2にもっぱらF4用スクリーンのP形を入れている。「斜めスプリットマイクロ」だ。F4用スクリーンはぼけ部分にフレネルレンズの溝がめだち、きれいにぼけて見えないという評があるが、筆者には明るいうえにピントの山がつかみやすい。
いっぽう、F3用スクリーンはマット部分を見ているとぼけが非常にきれいに見える。あまりのきれいさに写真を撮ることを筆者は忘れるほどだ。ただし、ピントの山が筆者にはつかみにくく感じる。だから、筆者所有のFとF2にはF4用スクリーンばかり使っていた。
スクリーンが明るいということはTTL露出計で補正が必要なはずだが……当時の筆者はモノクロネガフィルムばかり使っていたので、どの程度補正するべきか気にしていなかった。だから、その補正量を覚えていない。リバーサルフィルムを使う場合には、単体露出計を使うことが多いから、ボディのTTL露出計の補正値を覚えられないままだ。
2024年のいまとなっては、F3やF4用スクリーンも貴重な中古品しかないので、F2ボディのスクリーンのまま使うのでもいいかもしれない。
■ファインダーだけ手に入れてグレードアップするのも楽しい
Photomic Aファインダー(DP-11)は元箱、説明書、保証書と プライスタグがついて売られていた |
筆者のF2は、もともとは1973年(昭和48年)製の「Photomic Sファインダー」(DP-2)がついていたものと、ボディのみを購入したものだ。シリアルナンバーを見ると、現在使っている1977年(昭和52年)製の「Photomic Aファインダー」(DP-11)や「同ASファインダー」(DP-12)とは「時代考証が合わない」。だが、使いやすのはAI方式に対応したF2最終型であるPhotomic AおよびASファインダーだ。
そうそう多く出回っているわけではないが、ファインダーだけ売られていることがあるので、それらを利用してF2をグレードアップしていくのは楽しいかもしれない。Photomicファインダーは受光素子の進歩に合わせて進化していった。具体的には、後のモデルほど低照度に強く、同時に応答速度が早くなっていった。
筆者の所有するPhotomic Aファインダー(DP-11)は、元箱と大阪の有名カメラ店のスタンプの押してある保証書がついて、東京駅八重洲口地下街のカメラのきむらで売られていた。その店はいまではカメラのキタムラになっている。「大阪で売られていたものがまわりまわって東京駅八重洲口地下街にあった」ということがおもしろく感じて買った。
「Photomicファインダー」(DP-1)(1971年)、「Photomic Aファインダー」(DP-11)(1977年)は指針式で受光素子にCdSを使う。素子の応答速度が遅いので明るさが急激に変わる場合には測光を何度もするほうがいい。測光範囲はEV1〜17(ISO100)。また「Photomic Sファインダー」(DP-2)(1973年)は表示がLEDで測光範囲がEV-2〜17に広げられたが、受光素子はCdSだ。だから、被写体の明るさが急激に変化すると、しばらく待ってから表示が追いつく感じがある。
いっぽう「Photomic SBファインダー」(DP-3)(1976年)とそのAI化モデル「Photomic ASファインダー」(DP-12)(1977年)は受光素子がSPDになり、応答速度が早い。測光範囲もEV-2〜17(ISO100)だ。ただし表示がLEDだから「指針式メーターではないと読み取りづらい」とおっしゃる方には向かない。筆者は指針式よりもLED表示が好きだ。なぜかというと光線状態が悪い場所、暗い場所で撮影することが多く、そういう状況ではアナログの指針式メーターが見づらいから。
なお、「CdS」は硫化カドミウム、「SPD」はシリコンフォトダイオードのことだ。「ドイツキリスト教民主同盟(CDU)」「ドイツ社会民主党(SPD)」などではないぜ。
ファインダーのアイピースレンズや接眼レンズはF3アイレベル用、あるいはNew FM2用を利用できる。
また「ウエストレベルファインダーDW-1」はわりとよく見かけるが、「アクションファインダーDA-1」「高倍率ファインダーDW-2」は相当探さないと見つからないかもしれない。
■2024年にこんなことを書いても通じるのだろうか
F2の精密感や大きなシャッター音は好きだ。2004年くらいまでは筆者はF2を肩から下げて通勤していた。さいわい、カメラ雑誌を扱っている出版社に勤務していたからね。それでも「今日はなにかあるの」などとしばしば尋ねられたから、目立っていたのだろう。それほど好きだったのに、2005年ごろにデジタル一眼レフを使い始めてからは、F2を使う頻度が減ってしまった。最後にリバーサルフィルムを入れて撮ったのは2014年春だから、もう10年もまえだ。
ここに書いたことは、そのころだったら本を参照しないでもそらで書くことができた。いまではだいぶ記憶が怪しく、調べながらではないと書くことができなかった。本稿はそう思うと自分にとっての備忘録でもある。2024年にみなさんの役に立つとは思えないけれど……参考文献も絶版になっていて古本でしか入手できないから、書いておけば誰かが何かを探す際に役立つかも。
好きなカメラの記事が「見れる」などという「ら抜き言葉」と「文頭なので」「させていただく」を多用した素人修理記事や、あてにならないようつべ動画だらけになると困るんだ。そういうわけでカメラヒヒジジイ(拙者のことだ)は、ガラス瓶に入れた手紙をインターネットの海に流しておくね。Internet Yamero!
【参考文献】(みな絶版かも)
■「ニューフェース診断室」ニコンの黄金時代 1(朝日新聞社)(1999年10月)
■ニコンF2完全攻略(Gakken)(2001年8月)
■ニコンFシリーズ ニコンF・F2・F3のすべて(日本カメラMOOK)(日本カメラ社)(2000年7月)