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2022年6月1日水曜日

【西武国分寺線の歴史】西武国分寺線を走った貨物列車についての私的な概略的なもの

出発を待つE851形(1992年飯能)

【おことわり】
今回は西武鉄道の貨物輸送のうち、有名な西武秩父線のものではなく、国分寺線を走ったであろうものについて書いていく。できるだけ資料があって「裏がとれる」ものを中心に書いているが、事実誤認や不注意による見落としが、いつも以上にありえることはあらかじめおわびしておきたい。「私的な概略的なもの」と称しているのは一次資料を用いて書いているのではないからだ。既存の書籍などを見ながら「ははあ、おそらくこういうことだったのだろうな」という部分をまとめた、メモ書き程度の書物だと思ってほしい。

■貨物輸送のための重要な支線でもあった
西武鉄道の貨物輸送は1996(平成8)年3月にその役目を終えた。国分寺線を一般貨物列車が走っていたのは、小川で貨物取扱が行われていた1981(昭和56)年3月31日のダイヤ改正まで。その時点では東村山と小川のひと区間だけを走っていた。

2021年11月11日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】「根岸から来たタレ目のおじさん」こと三輪鉱山のD502号を眺める


■三輪鉱山の主(あるじ)のような存在
武甲山にある秩父太平洋セメント三輪(みのわ)鉱山には「主(あるじ)」がいる。「ぬし」と呼んでもいい。秩父鉄道が好きでくわしい方だと、「三輪鉱山の主(あるじ、またはぬし)」というと、とある具体的な人物を思い出す方も多いだろうが、私がしようとしているのはその方の話ではない。三輪鉱山にいる入れ替え用機関車(スイッチャー)D502号のことだ。

2020年3月1日日曜日

【秩父鉄道1980年代】国鉄民営化のころの秩父鉄道乗り入れ列車『みつみね』号と秩鉄貨物列車

秩父鉄道乗り入れ国鉄115系電車『みつみね』号サボ(1985年8月)

秩父鉄道乗り入れ115系電車『みつみね』号、御花畑(1985年8月)

■フィルムスキャナーの設定を変えて……ブログの誤記に気づいた
フィルムスキャナーのNikon SUPER COOLSCAN 4000EDを私はまだ温存している。先日、ひさしぶりにこれの接続環境を変えた。そのあとの試運転で退色したカラーネガフィルムをスキャンした。以前にもお見せしたことのある「秩父鉄道に『みつみね』号として乗りれてきた国鉄115系電車」の写真だ。以前よりも入力解像度を上げた。

2017年5月16日火曜日

【秩父鉄道PETIT撮影記事】たそがれどきの坂の下の駅


■ジョイント音と虫の声を聞きながらレリーズ
虫とカエルの合唱に耳を傾けていると、遠くから線路の継ぎ目が鳴る音が響き始める。そうして、三脚を立てているとはいえ望遠レンズを左手で押さえてから、そっとレリーズをする。列車がゆっくりと坂を下りてくるようす、あるいは駅に止まるようすをねらう。

2015年7月20日月曜日

【写真生活チラシの裏記事】例のバイブルを手にして


■子どものころに買えなかった本をゲットした
先日のエントリーでも言及した本が、思わぬかたちでたいへん安価に手に入った。『ぼくのローカル線』(写真集)写真:広田尚敬、文:嵐山光三郎、山と溪谷社 (1988年)だ。これはとてもうれしい。なにしろ1988年に出た本で、おまけにインプレスグループになる前の山と渓谷社の本だ。そして、おそらく当時でも部数がそう多く出たとはとうてい思えない。自分が出版業界で働いた経験から思うと、1988年で1,800円という価格がついているところをみると部数の少なさは想像がつく。この本は当時、中学生の自分には手を出しにくい価格だった。

2015年7月16日木曜日

【JR八高線撮影記事】鹿山峠にて、1990年代(2021年12月加筆)

東飯能から歩いて聖望学園の前あたりにて

■DD51の重連が走っていた
JR八高線は関東平野の端、山地のはじまる場所、いわば平野と山地の境のあたりを走る。そのため、金子前後で加治丘陵(入間市と青梅市、飯能市の境)を越え、さらに東飯能から高麗川にかけては高麗丘陵を越える。そして、そこから先は寄居にかけて毛呂山や比企丘陵を抜けるために、金子から東飯能、高麗川から寄居にいたるあいだに最大20‰程度の勾配が何箇所もある。八高線でもっとも標高が高い地点は、入間市の金子付近だ。

2015年7月15日水曜日

【JR八高線撮影記事】入間川橋梁、1990年代

相模線電化後に八高線にやって来た相模線色のキハ30

■入間川橋梁に行くと思い出す
前日の記事に書いた約25年前に撮った写真をお目にかけたい。旧ブログでもアップしたことがあるので、いずれも再掲載だ。その記事を加筆して再掲載しようかと思ったものの、新たに書くことにする。

撮影はいずれも1992(平成4)年9月のはずだ。フィルムはPKR(コダクローム64プロ)。大学生になったばかりの夏休みなのにアルバイトもせず、したがって遠出する余裕もなくて、高校生のころの同級生と近場をうろついていた記憶がある。中学生から大学生にかけてまだ非電化だった八高線は私には、そう遠くないのに遠出した気持ちになることができる路線だったからだ。なにしろ、八高線は当時首都圏で最後の非電化路線だった。

2014年11月7日金曜日

【秩父鉄道7800系&デキ撮影記事】ナナハチ&デキ


■秩父鉄道のスターとは
秩父鉄道のスターはSLパレオエクスプレスを牽引するC58363であろうことには異論はないだろう。また、急行「秩父路」に充当される6000系電車も速達サービスを行う優等列車として、花形列車でもある。

だが、ここにお越しの鉄仲間のみなさんならおわかりだろう。通勤電車である7000系シリーズと5000系、そして小柄な車体から重厚なうなり声を上げる電気機関車と、黒づくめのヲキ・ヲキフを忘れてはいけない。

私にとっては、7800系電車(勝手なあだ名で言うところの「ナナハチ」)とデキが来たら、これはもう捕捉目標なのだ。だって好きだから☆

2014年11月6日木曜日

【秩父鉄道デキ105&108撮影記事】奇跡は続く。デキ105と108の離合!


■デキ108号があらわれた!
11月3日(月・祝)の秩父詣の記事を続けよう。この日は私にとっては、鉱石貨物列車を牽引するデキたちの大活躍を見ることができたという意味でも、とても収穫があった。6000系電車6003編成「300形急行リバイバルカラー」を狙っている合間に、武州原谷行き返空列車の先頭に立って現れたのは、「私鉄のEF15」ともいうべき精悍なマスクのデキ108号! これだけでもう小躍りしたくなる。

2014年10月21日火曜日

【お仕事のおはなし】Kindle電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ030 SONY Cyber-shot RX100 III プロの撮り方 [Kindle版]」発売中!


ぼろフォト解決シリーズ030 SONY Cyber-shot RX100 III プロの撮り方 [Kindle版]_001

【お仕事の告知です】
告知ばかり続くブログというものは私個人はあまり好きにはなれない(それなのに、もうしわけないです)。けれど、お仕事の成果をご報告させていただきたい。この夏の秩父鉄道通いの成果が、いつものKindle電子書籍の1冊にまとまった。

ぼろフォト解決シリーズ030 SONY Cyber-shot RX100 III プロの撮り方 [Kindle版]』だ。私とグラビアカメラマンの伊藤竜男さんの共著、編集は齋藤千歳さんだ。地味な私の鉄道沿線写真と、女性グラビアをあわせてもらって、地味すぎない(笑)1冊に仕上がっている。私の写真はどうも「しみじみ鉄」みたいな写真だからね。

2014年6月26日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】鉱石貨物列車の交換


■鉱石貨物列車同士の交換を見るのが訪問時の楽しみ
秩父鉄道を訪れた際の楽しみのひとつに、鉱石貨物列車を牽引するデキたちを見ることをあげることができる。時間を選べば、そしてきちんとダイヤを参照すれば鉱石貨物列車の交換を見ることもできる。

2014年6月15日日曜日

【お仕事のおはなし】Kindle電子書籍「ぼろフォト解決シリーズ014 OLYMPUS STYLUS 1 プロの撮り方」出ました!

『ぼろフォト解決シリーズ014 OLYMPUS STYLUS 1 プロの撮り方 [Kindle版]』_001

先日に引き続き、お仕事の話をさせていただく。この週末にAmazonのKindle電子書籍で本を出した。『ぼろフォト解決シリーズ014 OLYMPUS STYLUS 1 プロの撮り方 [Kindle版]』だ。価格は390円とたいへんお手頃な設定だ。Kindle端末やスマートフォンでKindleアプリをダウンロードしていただければ読める。オリンパスのレンズ固定式デジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラというには少々大きめだが、一眼レフよりは小さい)STYLUS 1の実写作例をたくさん載せた本だ。週末ごとの秩父通いの成果がここにある。

STYLUS 1自体も楽しいカメラだった。一眼レフばかり使う筆者でもかなり楽しむことができてよかった。こういう撮影をしていても、どうしても好きになれない機材というものはある。その逆もあり、STYLUS 1にはずいぶん楽しませてもらった。動体撮影には少し工夫が必要だけど、見やすい電子ビューファインダーがあるのでけっこう撮れる。お借りした機材なので、最後は返却したくなかった(苦笑)。

2014年6月5日木曜日

【秩父鉄道沿線撮影記事】武甲線の遺構を見る


秩父鉄道影森駅から伸びていた武甲線をようすを知っている人は、おそらくアラフォー以上の年齢だろう。1984年に廃止になったといい、私もその現役当時は見たことがない。そもそも、おぼろげな記憶を辿ると『レイルマガジン』誌が創刊(1983年)間もない頃に特集で秩父(秩父鉄道と西武秩父線)を扱ったことがあり、そこで武甲線の廃止を知った記憶がある。手元に本がないのでおぼろげな記憶ではあるが。当時私は秩父鉄道に興味を持ち始めた小学生だったうえに、電車を追いかける余裕しかなかった。武甲線の廃止直後の跡を見に行くことも考えつかなかったのだと思う。

影森駅の待合室に飾ってあるデキの単機回送の写真を見るたびに、ああ、行ってみなくちゃとは思っていたのに。

2014年6月4日水曜日

【秩父鉄道沿線撮影記事】緑の線路


いつも秩父鉄道の三輪線を訪れるのは日曜日であることが多くて、そうするとたいていは列車が走る姿を見ることはできない。土曜日なら見ることができた記憶がある。でも、列車が走っていなくてもこの数百メートルの雰囲気が好きだ。

2014年5月19日月曜日

【秩父鉄道2014わくわく鉄道フェスタ撮影記事】シブいパレオにシビレル

汽笛の音がするのでよく見ると、C58363+貨車!

■連結器から大きな音がして
汽笛があたりに響く。そして、貨車の連結器の隙間がいっせいに鳴り響く。

ががががががががかーん!

目の前にいる黒い貨車がぎしぎしと音とたてながらゆっくりと動き始めた。秩父に通いなれて鉱石貨物列車はしばしば目にしているけれど、今日はいつもとは牽引している機関車も貨車も違う。編成には鉱石運搬車のヲキだけではなく、無蓋車のトキを連ねている。そして、その先頭に立つのは、デキではなくC58363なのだ。デキとはちがうのだよ、デキとは!(*)

2014年4月9日水曜日

【国鉄1980年代】ED16のこと

1986年8月の沼津機関区撮影会にて

■青梅線のあるじED16

鉄道に興味を持つ人で、首都圏で1980年代までに思春期を迎えたアラフィフ以上の人なら、青梅線にいたED16を覚えているのではないか。

2014年2月25日火曜日

【秩父鉄道デキ撮影記事】秩父路いぜん雪深し。なれど鉱石貨物列車は走る

波久礼で下り電車が追い抜いた鉱石貨物列車

■東武東上線で大雪のあとの秩父地域へ来てみると
所用を済ませて日曜日午後に秩父を目ざしたのは、撮影が目的ではなかった。でも、念のために最小限の機材はかばんに入れていた。西武秩父線は「特別ダイヤ」だそうであてにならず、用事の関係もあって東武東上線寄居経由で来た。寄居から乗り換えた秩父本線の普通列車(7001編成)から波久礼で待避する鉱石貨物列車が見えたので、どうせなら撮ってみるかと思い、乗っていた普通電車を降りた。

2013年12月14日土曜日

【秩父鉄道デキ撮影記事】旧型デキ、冬も大活躍中!

最古参のデキ102も活躍

■冬の秩父路が好きだ
何度も書いたことがあるけど、冬の秩父路が好きだ。冬の低い日差しのなかをススキや枯れ葉を背にして走る列車に心惹かれる。

春の桜や菜の花、夏の濃い緑と川遊びをする観光客の楽しそうな表情、秋の紅葉ももちろん魅力的だ。それにおそらく、冬の秩父に惹かれるのは私が少年の頃に歩き回った個人的な記憶を重ねているだけに過ぎないとも思うにもかかわらず。

2010年9月27日月曜日

【上信電鉄撮影記事】999号&デハ205牽引混合列車が走る!


■高崎のアツい日
方の寒さはどこへ行ったのかという暑さ。いや、日曜日の高崎の昼はむしろ「熱かった」と言うべきか。

上信電鉄のイベント「鉄道感謝フェア」へ出かけてきた。いつもいつも気になっていたのになかなか行けないでいたのが上信電鉄だ。行けない理由はただひとつ、我が家から見ると寄居や熊谷の向こう側だから。そう、上信に行くなら秩父鉄道へ行きたくなるのですよねー、私。

でも、今回は違う。というのは秩父へ寄りながら上信電鉄も目指すという欲張りな撮影を行ったから。その成果はあったというべきか。詳細はこれから数日間に分けて書いて行こう。でも、今日驚いたのはなんと電車(デハ205)が貨車を牽引する客貨混合列車!