■アツいぞ秩父
秩父がいまアツい。いや、そのアツさはいまに始まったわけではないけれど、秩父地域の観光客誘致への各社の力の入れ方にこのところ感心させられることが多い。それも、複数の客層をターゲットにし始めたところに驚かされるのだ。
ご存知のように、秩父という地域を走る鉄道は、すでに一部のファン向けではない一般の観光客むけのりっぱな観光資源ではあるけれど、変化球が増えたところに感心する。
たとえば大人向けの西武鉄道のレストラン列車『52席の至福』といい、5月28日と29日には、SLパレオエクスプレスが西武秩父駅に初の乗り入れを果たすとか。西武鉄道はいろいろと「本気を出してきた」ように見えるし、秩父鉄道の「中のひと」の凄腕ぶりにもあらためて感心するしだい。