■南海6000系電車に乗るのも、泉北高速鉄道もはじめて
8月上旬の曇り空の日のとある午後。数日後に退院を控えていた私は、「大阪でやり残したこと」の脳内チェックリストをあらためていて気づいた。「南海6000系電車を撮る」「泉北高速鉄道(以下、泉北線)に乗る」の項目のうち、前者は取り掛かっていても結果に満足ができず、後者はまだ取り掛かっていなかった。松原市の端、堺市にすぐ近く。府道堺大和高田線(大阪府道・奈良県道12号 堺大和高田線)をまっすぐ進めば阪和堺市駅と南海高野線堺東駅に出られるけれど、直線距離で行ったら三国ヶ丘駅(JRは「三国ケ丘」なんですね)が意外と近いのかも……というところにずっと滞在していると、南海高野線も泉北線も「いつでも行けるんじゃねー」という気がして、ついつい忘れがちだった。だが、残された時間は私には少ない。そこで、曇り空だから列車の走りをカッチョよく(あえていえば「エモく」)撮りづらいという日に、泉北線に乗りに出かけることにした。
それに、曇り空だからとといって病室にずっといるのを「病室におったらあかん」「運動せえ」が口ぐせの主治医の先生に見つかると、「今日はずいぶんゆっくりなんやね」などとからかわれるからな。