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2022年11月16日水曜日

【カメラ機材の話】ソニーα7IIを修理に出したら1週間で完了して驚いたというお話

修理から帰ってきたα7II

■ソニーα7IIが不調だった
ソニーα7IIを友人から借りている。M42スクリューマウントとL39ライカスクリューマウントレンズあるいはマニュアルフォーカスのSタイプAIニッコールレンズなどの、オールドレンズを使うことがおもな用途であり、ソニー純正でもサードパーティでもオートフォーカス(AF)レンズで使ったことは私は一度もない。じつに偏った使い方だとは思う。

2021年8月23日月曜日

【ロシア1990年代】さよなら、モスクワ市電のタトラT3SU

パンタグラフが大きいところが
見慣れなくて新鮮だ

■モスクワ市電のタトラT3SUが引退
先日、Twitterのタイムラインで残念な知らせを見た。いわく、モスクワ市電で用いられているチェコスロヴァキア*製車両TATRA(タトラ)T3SU、正確にはその車体を利用した更新車両が、市内南部、東部、および都心部での運行を終えたという。北西部のみ運行は継続されるが、年末には運行を終えるそうだ。

2020年9月22日火曜日

【上信電鉄撮影記事】2019年9月23日、上信150形153-154編成「ホワイトタイガー」運用最終日の奇跡


■上信電鉄150形153編成の引退から1年
上信電鉄への700形電車の導入により1年前のちょうどいまごろ、2019年9月23日に150形電車153編成(クモハ153-クモハ154の第2編成。以下153-154編成と略)は最後の営業運転を行って運用離脱をした。この電車は首都圏に残されていた最後の「西武湘南型デザイン」の電車であり、国内最後の西武801系電車でもあった。伊豆箱根鉄道の3000系電車や5000系電車も「西武湘南型デザイン」の派生といえなくもないかな。そして、ほかの150形電車が運用入りしていたころは正直にいうと私はこの広告ラッピングを好ましくは思えなかった。

けれども姿が見られなくなるのはさみしいなと思い、昨年9月には何度か通った。とくに、西武401系電車由来の151-152編成と西武701系電車由来の155-156編成の最後を見ることができなかったことも心残りだった。この153-154編成の運用離脱直前のころのようすはすでに記事にした。それなのに、運転最終日の様子を書こうとしてずっと忘れてしまっていた。2020年9月に上信電鉄沿線にひさしぶりにおもむいたら、高崎検車区には153-154編成がまだ残されていたのを目にして、そういえばと思い出した。運用離脱からちょうど1年経ついま、あらためて記事にしようと思う。

2019年11月3日日曜日

【秩父鉄道撮影記事】「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」記念! その1 蒸電運転列車と東武8000系電車が三峰口へ 


■すばらしい秋晴れに恵まれて
起きて窓の外を見るのがいつも楽しみだ。日の出のころに目覚めるとなおのこと楽しい。その時間にだけ見られる空の表情というものがあるからだ。11月2日の朝はむしろ雲が多くて、晴れてはいても太陽は雲間から顔をのぞかせるといった感じ。だから、西武池袋線と西武秩父線で西武秩父を目指すまで、空模様はどうなることかと思っていた。けれどそれは杞憂だった。

11月2日(土)に、秩父鉄道三峰口駅では「おかげさまで創立120周年☆ちちてつサンクスフェスタ」が開催された。三峰口でひさしぶりに行われる鉄道イベントであり楽しみにしていた。だから、天気が心配だったのだ。それが、予想以上の好天に恵まれた。むしろ雲ひとつない青空で天気がよすぎたほどだ。

ええと、ごめん。ちょっといい子に書きすぎた。このイベントが行われると発表されたさいに、鉄ヲタとしてはいくつかのたいへん気になる文言が目に入った。10月31日づけの秩父鉄道公式サイトより引用してみよう。(傍線と赤字は筆者による)

2019年10月27日日曜日

【上毛電気鉄道撮影記事】令和の秋をデハ101が駆ける

いつもと同じ写真だけど、好きだからいいの

■昭和3年生まれが駆ける
和元年になっても走行可能状態が維持されて、イベント時に元気な姿を見せる昭和の鉄道車両はほんとうに数を減らしつつある。そして、かの琴電に見るように動態を維持する保存は永続的なわけではない。上信電鉄のデキのように不慮の事故で不動になってしまう可能性も。

だからこそ、上毛電気鉄道大胡(おおご)検車区のイベントが例年通りに10月27日(日)に開催されるとのを報を聞き、ひさしぶりに上毛電気鉄道(以下、上毛電鉄または上電と略)沿線に足を運んだ。

2019年10月21日月曜日

【上信電鉄PETIT撮影記事】上信電鉄感謝フェア2019にて

下地を整えているんだね

■検修庫のなかを見たくて
風のせいなのか、すっきりと晴れない日が続く。それでも、休日ごとにいろいろな鉄道イベントもあって、さあどうやって撮ろうかと頭を悩ませる。

さる週末の10月20日(日)にも、群馬・高崎では「上信電鉄感謝フェア2019」が開催された。一昨年に行って以来2年ぶりに私も足を運んだ。それは、検修庫のなかを見ることができるチャンスだからだ。そして、この日限定の1日フリー乗車券が会場で発売されるからでもある。

2019年10月2日水曜日

【上信電鉄撮影記事】トラトラトラ! ホワイトタイガー最後の日々のこと

たくさんの乗客を乗せて高崎に到着

■さよなら「ホワイトタイガー」クモハ153-クモハ154

9月23日(月・祝)に上信電鉄の150形クモハ153-クモハ154(元西武801系1801編成より改造)が営業運転を終えて、1週間ほど経ってしまった。

首都圏に残された最後の元西武701系系列の電車であり、801系電車として残された最後の1編成で、かつ低運転台の「西武湘南顔」デザインの電車としても首都圏では最後の1編成だった。同編成の廃車が発表になってから、筆者はなんども上州路に通った。

2019年9月13日金曜日

【ソ連製ライカスクリューマウントレンズ関連記事】心境の変化で放置していたソ連製ライカスクリューマウントレンズを使い始めた話


■おかしいね……涙が止まりませんよ
「気まぐれを許して」とかつて椎名林檎が歌っていたものだっけ。ここ二週間ほど筆者はライカスクリューマウントレンズにすっかり夢中だ。しかもソ連製の。大学生のころから社会人になった20年ほど前にロシアに行って、あるいはネットオークションなどで手に入れてからずっと所有していたレンズを、友人から借りたソニーα7IIにつけて悦に入っている。

これらのレンズはずっと持っていたのに、ひさしく使っていなかった。それを使って写真を撮るのがなんだかおもしろくなってしまった。おかしいな。

2019年9月11日水曜日

【上信電鉄撮影記事】上州路は激変の最中なり


■1年半ぶりにようやく上信電鉄へ
風到来の季節になると、どういうわけか上信電鉄を訪ねたくなる。はじめて訪問したのも確か9月の終わりのたいへん暑い日だった。そういう理由ではないにせよ、ひさしぶりに上信電鉄を訪問した。最後に行ったのは昨年の年始だったから、1年半とちょっとの時間が流れていた。そのあいだに、使用している車両についていえば上信電鉄は大きくさまがわりしてしまった。

2015年9月26日土曜日

【共産「趣味」こぼれ話】オスタルギーという妖怪


Mister_Lenin_at_the_Red_Square
赤の広場に現れるレーニンおじさん。いまやプーチンおじさんもいる

■オスタルギーという名の妖怪が彷徨っている
おっとっとさんのいうところの「共産趣味」か、あるいはドイツでいうところの「オスタルギー」か。これは「オスト(東)」と「ノスタルギー(ノスタルジー、郷愁)からの造語ね。どういう言い方でもいいけれど、さいわいにして実現しなかった共産主義社会。正確には、理想の共産主義社会をめざしていた、社会主義時代の旧東側諸国のあれこれを懐かしむような気持ち。ここ数日の私はどういうわけか、そういう気分が強まったのかな。

2015年6月16日火曜日

【チラシの裏】路面電車の行き交う町にて


■路面電車が通り過ぎるのを見ながら
曲がり角に連柱のある古いビルが建っている。その曲がり角をときどき、中央駅行きの路面電車がやってくる。信号待ちで一時停止したあと、ゆっくり起動する際にチンチンと鐘を鳴らしてパンタグラフからばちばちとアークが飛び、大きな音があたりに響く。

そのようすをしばらく見ていた。くだんの古いビルの二階は喫茶店になっており、持ち込んだパソコンで作業をしていても、路面電車が来るたびに手がつい止まってしまうのだ。