2011年8月31日水曜日

【2011年8月】「ホームライナー鴻巣」3号、485系電車を撮る


■2011年8月、鴻巣にて
あんなに暑かった夏ももう終わろうとしているとはっきり感じさせさせるのは、日没後に外に出たとき。肌をなでる風はすっかり涼しく、あたりでは秋の虫が鳴き始め、オシロイバナの香りがしたから。そんな秋の気配を感じさせる夜道を高崎線鴻巣駅に向かった。というのは、19時半頃にやってくる列車を見たいから。そうして駅に着いて列車を待っているあいだにも、秋の虫たちがさらにコーラスに精を出し始めるのに耳をすます。乗客の表情も、このあいだまで見られた暑さにうんざりした感じのそれではない。心なしか落ち着いているように思える。

虫の声ばかり聞こえる夏の終わりの夕べの駅に懐かしい電車がやって来た。新潟車両センター(新ニイ)所属の485系電車K1編成。国鉄特急色をまとう特急マークも誇らしげな電車だ。列車名は「ホームライナー鴻巣」3号。今日も19時30分の定時に到着した。