2023年12月11日月曜日

【東武野田線PETIT訪問記】『哀愁の町にリバイバルカラー電車が走るのだ』2023初冬編


■東武野田線に乗ったのだ
用務でめずらしく東武野田線沿線にでかけた。TOBU URBAN PARK Lineか。でも、長いから野田線と書くからね。

野田線に乗るのは10年くらいぶりだ。10年ほど前に沿線在住の友人宅を訪ねたときに乗った。それ以前には記事にした8000系8111編成を撮影したとき。そしてどちらのときもたまたま、大宮から七里までしか乗っていない。椎名誠の小説のタイトルのパロディで「哀愁の町」などと書いた(椎名誠の小説の舞台は小岩だが)、沿線のいかにも国道16号線沿いの郊外の町並みは気に入っている。そして大宮は毎月何度か通るので列車の姿は目にしている。

2023年10月9日月曜日

【西武2000系電車撮影記事】さよなら2031編成! 「6両固定編成の2000系電車」が姿を消す

2023年3月

■西武2000系初期車6両固定編成が姿を消す
さる10月5日(木)に、西武2000系電車2031編成は横瀬車両基地へ廃車回送されて営業運転を終えた。この列車は「さようなら2031編成ラストラン乗車ツアー to 横瀬車両基地」と名づけられてツアー形式で運行された。

これにより新旧あわせた「2000系電車グループ」のうち1977(昭和52)年から1988(昭和63)年に製造された「2000系」は2400番代の2両固定編成3編成(2409編成、2417編成、2419編成)の残すのみとなった。

【おことわり】本稿あるいは弊ブログではこれら「新」のつかない1988年までに製造された車両を便宜上「初期車」とも表記する。このグループ内でも通風器の形状や側面方向幕を製造時に装備した車両があるなどの増備ごとによる差異はあるが、大きく「2000系」とわけて、「新2000系」との差で「初期車」と記す。2031編成を正確に記すと「前期グループの第5次増備車」になるが、そう書くと煩雑になるからだ。西武オタクのみなさんにはお気に召さないかもしれないが、ご了承されたい。

2023年9月6日水曜日

【ニッコールレンズとコンタックスメタルフードの話】いろいろなニッコールレンズにコンタックスメタルフードを装着して悦に入る俺は「フード病」をこじらせたに決まってる 後日編 シーズン3 「コンタックスゼラチンフィルターホルダー」という病

Nikkor-S Auto 55mm F1.2にも
コンタックスゼラチンフィルターホルダーを装着した。
メタルフード4も似合う気がする

【サマリー】
「コンタックスメタルフード」とは、かつてのヤシカ/京セラが2005年までコンタックス(「CONTAX」とすべて大文字で記す)ブランドで販売していた高級フィルムカメラの交換レンズ用ねじこみ式金属製レンズフードのこと。そのうちでも、とくにRTSシリーズ35mm一眼レフ用に用意されていたメタルフードをおもに指す。質感に優れていて、各種リングと組み合わせて使うシステムフードだった。このシステムにはゼラチンフィルターホルダーもあった。これを各種Fマウントニッコールレンズに転用して筆者は楽しんでいた。SタイプAIニッコールレンズやDタイプAFニッコールレンズといった80年代から90年代のデザインならば似合うかと思ったからだ。そんなある日、1960年代のNikkor-S Auto 55mm F1.2に装着してみたら……南無三、セリヌンティウス。私を殴れ。

2023年8月18日金曜日

【撮影術】三脚使用時に確実にぶらさない工夫の話 その2実践編

【はじめに】
三脚を使っているのにぶれる、そんな状況におさらばするための対策について今回は書く。あらかじめ注意喚起しておくが、今回もまた長いよ。Chu! 話長くてごめん。

真冬の秩父鉄道親鼻橋梁で終電の時刻を気にしながら星の軌跡と列車を撮った。
連続撮影したものをAdobe Photoshopで比較明合成(コンポジット)している。
こういう撮影では寸分たりともぶれてほしくない

■安定した場所に三脚を設置して各部のゆるみを締めること

ぶれをなくす基本中の基本は、三脚の設置場所に気をつけて三脚自体のゆるみをなくすこと。


設置場所はできれば舗装されているような、乾いていて固い場所にしたい。


そう書くとあたりまえのように思われそうだが、ずぶずぶと沈む濡れた土のような場所に仕方なく三脚を設置することや、浅い川の砂利のなかに置くこともあるかもしれない。それでも、できるだけ固い場所に設置しよう。


そして、あわててセッティングすると意外とどこかのネジを締め忘れることはありえる。これにも注意したい。時間の余裕を持って撮影できるように準備をしておくことも、ぶれ対策に役立つ。


石突が交換できるモデルなどはこの部分のゆるみにも要注意


石突(いしづき)を交換できる三脚もある。湿った土などに設置するならば交換用のスパイクを使うのもいいだろう。ただし、このスパイクは移動中は外しておこう。交換式ではなくスパイク収納式の場合は収納しよう。他人にぶつけるとあぶないから。


そして、石突部分のねじをしっかり締めること。意外とこれは盲点だから気をつけたい。

2023年8月17日木曜日

【撮影術】三脚使用時に確実にぶらさない工夫の話 その1選び方編

■「三脚を使えばぶれない」わけではない
夏場は三脚を使う撮影が増える。昼が長いにもかかわらず。それは、花火撮影や星景写真、空の動きをタイムラプス(微速度)撮影で記録する機会が筆者には増えるからだ。レジャーシーズンで冬よりも活動的になるから、ともいえる。いずれも、どれだけカメラやレンズの手ぶれ補正機構の性能が向上しても、三脚なしには写すことができないものだ。

たとえば筆者はタイムラプス動画を撮るのに動画モードではなく、静止画をインターバルタイマーを使って連続撮影し、それをつなぎ合わせる。だから、撮影時にわずかでも画面が動いてほしくはない。作例は15秒おきに1時間連続撮影した計240カットから作成したものだ。


ところが、ぶれに注意したいから三脚を使うのに「三脚を使ってもぶれてしまうこと」(正確には「ぶらしてしまうこと」)がある。エントリーユーザーには、もしかしたら意味がわからないかもしれない。

2023年7月26日水曜日

【西武池袋線1980年代】「西武倉庫」から見た西武池袋線の列車

急行飯能行き。
101系6両固定編成の上り池袋方に新101系2両編成が連結されている

■「西武市場駅」跡について
『NEKO MOOK 写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング 2013年)によると、西武池袋線東長崎〜江古田にはかつて「西武市場(せいぶしじょう)」駅という貨物駅が存在したそうだ。いまの住所表記でいうと、練馬区旭丘1丁目22-13。練馬総合病院の隣の線路沿いの場所だ。

1945年(昭和20年)に長江(ながえ)駅という名前で開業したのだそうだ。「東長崎」と「江古田」のあいだにあるから「長江」だったのだろう。井草と荻窪のあいだに「井荻」、あるいは国分寺と立川のあいだだから「国立」など、西武鉄道(旧国土計画)が開発した土地ではよくある命名法だ。

2023年7月22日土曜日

【西武狭山線撮影記事】「イエロー×ベージュ」の新101系電車リバイバルツートンカラー編成同士の交換シーンを日没直後の薄暮に時間に撮る

夜の狭山線送り込み回送1本めがアプリに表示された
(回送列車なのでアプリに表示されないこともある)


■「イエロー×ベージュ」のリバイバルツートンカラーだけが走る日を求めて

先日のエントリーで「黄色い101系電車」だらけのひとり「西武狭山線大撮影大会」などと書いた。

そこでは2023年7月現在の西武狭山線に充当される小手指車両基地所属の新101系ワンマン運転対応4両編成について、牽引車代用の全電動車編成である263編成と「イエロー×ベージュ」のリバイバルツートンカラーをまとった245編成もしくは249編成の、計3編成あるうちの2編成が、野球の試合が開催されない平日通常ダイヤの日の夜に走ることを説明した。

2023年7月10日月曜日

【ニッコールレンズのお話】AI Nikkor 85mm F1.4Sで撮る薄暮の町

f2.8

■こんどはAI Nikkor 85mm F1.4Sを持ち歩いている
少し前のエントリーで、モノコートで非AI方式のままのNikkor-S Auto 55mm F1.2をNikon Dfに組み合わせて、絞り開放付近で薄暮のころに撮り歩くのが楽しいと書いた。

Dfボディとの重量や大きさのバランスが自分には非常に合うように思えたし、球面収差の過剰補正による絞り開放時のハイライト部分のにじみを使ってみたかった。

2023年6月21日水曜日

【西武狭山線撮影記事】「黄色い101系電車」だらけのひとり「西武狭山線大撮影大会」(2023年梅雨編)

245編成と249編成の2本がイエローベージュ塗装。
写真は249編成で、小手指車両基地から狭山線への1本めの送り込み回送

■西武狭山線の新101系はいまは「黄色い電車」だけ
いまはいちばん日中の時間が長い夏至だ。日没時間が遅いので19時ならばまだ明るい。もっとも、梅雨時で暗い空の日が多いからその恩恵を感じにくいかもしれない。

私はいまこの夏至の恩恵を享受している。それは、西武狭山線を走る新101系電車を、ベルーナドーム(西武ドーム)での野球開催日ではない平日ならば、薄暮のうちに撮ることができるから。

2023年6月16日金曜日

【Nikon Df設定の話】「カスタムメニューf11:シャッタースピードの簡易シフト」を設定してマニュアル露出モードとシャッタースピード優先AEモードで1/3EVステップのシャッタースピードを使う話



■Dfはシャッタースピードダイヤルを使いたい
Nikon Dfを発売時に買ったひとも、2023年のいまでも使っているひとも、大多数のユーザーはむかしのフィルム一眼レフのようなデザインと操作系に惹かれて買ったのだろうと思う。とくに、マニュアル露出モードやシャッタースピード優先AEモードでは、シャッタースピードダイヤルをかちかちと回転させることができる。その操作が楽しい。

そうはいいつつ2010年代なかばのデジタル一眼レフではあるので、前後のコマンドダイヤルを備えていて、それらを使い一般的なデジタル一眼レフ同様に使うこともできる。実際には「ダイヤル操作を楽しみたいならばそういう使い方もできるし、通常の一眼レフのように前後コマンドダイヤルで操作したいならば、そういう配慮もしてありますからね」というカメラだ。

私には、そういう念入りな配慮があるところにも「ニコンクオリティ」を感じさせてならない。

2023年6月9日金曜日

【ニッコールレンズのお話】Nikkor-S Auto 55mm F1.2Sを持って薄暮の町を歩くことが、いまごろ楽しくてたまらなくなったという話

Nikkor-S Auto 55mm F1.2と
ゼラチンフィルターホルダーAF-2

■Nikkor-S Auto 55mm F1.2のおもしろさを思い出した
先日から何回かNikkor-S Auto 55mm F1.2(1965年)のことを書いている。いま相当気に入っているから、ということにつきる。

コシナからVoigtländerレンズシリーズの新製品として、一眼レフ用(ニコンFマウント)のNOKTON 55mm F1.2 SL IIsが発売された。NOKTONのデザインコンセプトの、おそらくはきっかけであろうNikkor-S Auto 55mm F1.2の存在を思い出して、使ってみようと思い立った。

2023年5月21日日曜日

【JR川越線撮影記事】逆光なんて怖くない! カメラのアングルとポジションを工夫する話

Nikkor-S Auto 55mm F1.2で完全逆光だとフレアとゴーストは出る。
背景も整理しきれずにいろいろとよろしくない

■ひさしぶりに川越線の入間川橋梁にも
よく晴れた日の午後遅くに、入間川沿いのサイクリングロードを自転車で走った。こんどは先日のエントリーで記した八高線入間川橋梁よりも下流にある、川越線入間川橋梁をめざした。直通運転を行っているから、走っている車両はどちらも同じなのだが。

2023年5月8日月曜日

2023年5月1日月曜日

【デジタル写真のお話】Adobe Lightroom & Camera RawのAI「ノイズ除去」を試してみた

2012年8月 D2X ISO800

■Adobe LightroomとCamera RawのAI新機能「ノイズ除去」とは
今年4月のAdobeの大型アップデートにより、LightroomとPhotoshopのCamera Rawにおいて、いくつかのAIを用いた新機能が追加された。筆者の興味を引き、界隈で話題になっているのは従来よりも強力な「ノイズ除去」機能が搭載されたこと。

これはRAW形式ファイルで撮影されたデジタルカメラの画像に、従来よりも強力にかつ適切にノイズ除去処理を行うもの。RAWデータにのみ使用できる。ねんのために書いておくが、それはつまり、JPEG形式ファイルでは使うことができないという意味だ。JPEG形式ファイルとはRAWからホワイトバランス、露出、ノイズ除去処理をし終わったあとの完成品だから。

Adobe Webサイトに開発の裏話もあるので参照されたい。膨大な実写サンプルをコンピューターに学習させて実現したのだそうだ。

2023年4月25日火曜日

【ニッコールレンズとNikon Dfの話】非AIレンズをより快適に使うために「カスタムメニュー:f7」の「コマンドダイヤルの設定」で「絞り値の操作は背面メインコマンドダイヤル」「絞り環とダイヤルの回転方向を揃える」設定をした話


■絞り環の操作をどうするか
Nikon Dfはみなさんご存知のように、いろいろなレンズを装着できるカメラだ。Nikon F登場時の非AI方式のレンズから、CPU接点による絞り値の連動を行うGタイプAF-Sニッコールレンズ、電磁絞り方式になったAF-Sの最新のEタイプニッコールレンズにいたるまでの数多くのFマウントレンズを使用できる。

装着不能なのは、ミラーアップが必要なものやフォーカシングユニットAU-1が必要な超望遠レンズ、F3AF用のAFニッコールレンズ、IXニッコールレンズくらいだろうか。Fマウントではない、かつての距離計連動式カメラのSマウント、ライカスクリューマウントのLマウント、フランジバックの短いZマウントや1ニッコールレンズはなんらかのかたちで無理やり装着しても無限遠が出ないことは、いうまでもないだろうが書き加えておくね。基本的には、ほとんどのFマウントレンズを装着して使用することができるといっていい。

これらの使用可能なFマウントレンズをDfで使うさいに、絞りの操作をどう行うか、設定をどうするかという話を今日はしたい。令和5年にいまさらという気持ちもあるけれど。操作方法を忘れたときの自分への備忘録でもある。

いままで私は回転方向やダイヤルの設定をそう大きくは変えていなかった。だが、非AI方式レンズをしばらく連用してみて、気が変わったのだ。今回は「カスタムメニュー:f7」の「コマンドダイヤルの設定」に関する話を以下でしていこう。

2023年4月20日木曜日

【ニッコールレンズのお話】Nikkor-S Auto 55mm F1.2のこと


■最近のVoigtländer SLRシリーズレンズが魅力的に見える
コシナのVoigtländerシリーズレンズには魅力的なレンズが多い。2023年のいまとなっては、金属外装のマニュアルフォーカスレンズを国内で製造できる、もはや唯一の会社なのではないか。木下光学研究所もあるか……興和オプトロニクスnittoh(旧日東光学)もそうかも。栃木ニコンシグマキヤノン宇都宮工場パナソニック天童拠点(山形工場)富士フイルムオプティックスは「金属外装のマニュアルフォーカスレンズ」を作ることはできるのかな。

2023年4月10日月曜日

【上信電鉄撮影記事】桃源郷を走る二代目「桃源堂電車」700形第1編成


■桃源郷のような
3月下旬から4月上旬にサクラが咲いて淡い緑が芽吹き始めるときにどこかの里山を見ると、こういう光景を桃源郷というのだろうなと思う。大げさで陳腐な言い方ではある。でも、それまでの冬の枯れ野にいい加減飽きている時期だからか、ほかの季節の変化よりもずっと大きく心が揺すぶられる。

上信電鉄沿線を春先に訪問するのは、列車から見えるあちこちの山肌の芽吹きとサクラが咲き、あたり一面が明るく見えるのが好きだから。

2023年4月8日土曜日

【上信電鉄撮影記事】春の500形第2編成

サクラを撮るにはちょっと早かった。
ここがどこの駅かなんてインターネッツには書けないぜ(写ってる)

■西毛地区にも春来る
3月下旬の平日に、ふと思い立って上信電鉄沿線にでかけた。ここ数年は毎年のように、ソメイヨシノが咲き始めると上信電鉄を訪ねている。沿線の雰囲気が好きだから。

上信電鉄上信線はみなさんもご存知のように、町中を走るところも、山間をぬうように走る姿も、田園地帯を走る姿も撮ろうと思えば撮ることができる。

沿線風景が変化に富むところが好きだ。そしてもちろん、そこを走る車両も。

2023年4月4日火曜日

【JR八高線撮影記事】寄居にて春を愛でる【令和5年版】


■春が来た
サクラの開花が今年は早かった。本稿執筆時点で本州ではもう東北地方の秋田周辺で開花が始まり、青森でももうすぐ開花が始まるようだ。筆者が住む埼玉県南部では3月15日ごろに平野部ではエドヒガンが咲き始めて、22日ごろからソメイヨシノが満開を迎えた。開花時期に気温が低くなったためか、意外と長いあいだ花が散らないで済んだように思える。春が来ちゃったなあ。

2023年3月26日日曜日

【東武越生線撮影記事】81107編成オレンジ&ベージュと81111編成セイジクリームの上下列車交換をねらう


■オレンジ&ベージュを撮りにでかけたら……
話は3月中旬にさかのぼる。東武越生線を走る8000系電車4Rワンマン車のなかで、各種リバイバルカラーをまとった特別塗装の二編成のうち、オレンジ&ベージュの81107編成の列車交換をねらいにでかけた日のことだ。今日も越生線にいる特別塗装編成は81107編成だけだろうと思って交換駅で待っていたら、上り列車にセイジクリームの81111編成がやってきた。

2023年3月20日月曜日

【東武東上線関連記事】東上線8000系ワンマン4R車、営業区間拡大す

寄居にて。森林公園行きの表示を出している81107編成

■春のダイヤ改正をうっかりしていた
2023年春のダイヤ改正のことを私自身はあまり強くは意識していなかった。JR西日本の和田岬線に残された最後の103系電車R1編成の置き換え、JR東日本では高崎線・吾妻線を走る651系電車の置き換えがあり、西武鉄道では秩父鉄道乗り入れ列車がさらに減便されたことは知っていた。

首都圏での大きなニュースは、かねてから建設中であった相模鉄道と東急東横線を結ぶ神奈川東部方面線のうち、相鉄・東急新横浜線が開業したことだろう。相模鉄道はJR埼京線だけではなく、東急東横線・目黒線、東京地下鉄副都心線・南北線、東京都交通局三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、そして東武東上線とも直通運転を始めた。

本稿執筆時点では相鉄の車両が東武東上線内を走る、あるいは東武の車両が相鉄線内を走ることはないようだが、首都圏の交通ネットワーク化の流れとしては、非常に大きなインパクトを持つといっていい。横浜駅周辺開発のかつての主体であった相鉄が、みずから開発したターミナル駅を使わない旅客輸送を本格化させたというところが重要なのだ。

2023年3月18日土曜日

【東武越生線撮影記事】オレンジベージュの81107編成の列車交換シーンをねらって


■越生線のほかの場所でもオレンジベージュを撮ってみたくなった
このところ東武越生線をひさしぶりに訪ねて、8000系電車4Rワンマン車のうち、オレンジ&ベージュの81107編成を追いかけていた。高麗川橋梁で流し撮りやシルエットをねらうのはさすがに似た絵柄ばかりになるので、こんどはもっと列車の姿をはっきり写すような撮り方もしようと考えた。

2023年3月7日火曜日

【東武越生線撮影記事】オレンジベージュリバイバルツートンカラーの81107編成をねらいに東武越生線高麗川橋梁へ


正面が西日で反射するようにねらった

■81107編成がようやく越生線へ
少しまえに数年ぶりに東武越生線に通っていたことは記事にした。それなりに気に入った写真を撮ることはできていたけれど、心残りはないわけではなかった。それは自分がたずねた日には、同線を走る東武8000系電車のワンマン4R車のうち、セイジクリーム塗装の81111編成とオレンジベージュのリバイバルツートンカラーの81107編成に、出会うことがなかなかできなかったこと。

2023年2月28日火曜日

【カメラの話】カメラボディの「握りやすさを決める要素はなんだろう」と考えてみた話

Nikon F2、D2X、Dfとならべてみるとレンズの外形寸法が
だんだん大きくなっているところが興味深い

■カメラボディの「握りやすさ」とは
このところずっと考えていることがある。それは、カメラボディの握りやすさを決める要素とは、いったいなんだろうかということ。

2023年2月6日月曜日

【東武越生線撮影記事】8000系電車が行き交う東武越生線高麗川橋梁で再挑戦

いままでここでこう撮らなかったのはなぜだろう

■今度は右岸にも行ってみた
東武越生線をひさしぶりに訪ねてみたものの、何度撮ってもできあがった写真に不満が残ったという話の続きだ。どうも自分ではいまひとつ気に入らない写真になる。

そこで、不満を解消するためのヒントとインスピレーションがほしくて、ふとネット検索をしてみた。するとヒントを与えてくれる写真を「見つけてしまった」。それを見て頭を「ガツーン」とやられた。

2023年2月5日日曜日

【東武越生線撮影記事】東武8000系電車と三分割構図の話

ずいぶん長いことツートンカラーのまま走っていてありがたい81107編成

■東武8000系のことを思い出した
「私鉄の103系」などとかつては自分も呼んでいて、むかしはありがたみをそう感じずにいた東武8000系電車にたいして、私はそれでも自分なりの親しみを感じている。好きかといわれたら好きなのだ。2023年(令和5年)にもまだわずかに走っていることも、いまとなってはありがたいもの。

秩父鉄道沿線を寄居経由で訪問するときに乗っては、そのどっしりとした走りを堪能している。大宮で野田線の8000系電車を見かけるたびにも、いいなあと思う。

2023年1月30日月曜日

【西武池袋線PETIT撮影記事】「武蔵野鉄道デハ5560形」カラーの「西武鉄道創立110周年記念トレイン」をちょい撮り

わあ、思っていたよりも重厚でしぶい!

■西武2000系電車2069編成が「西武鉄道創立110周年記念トレイン」に
さる2023年1月24日(火)より、西武池袋線を走る2000系電車2069編成が、「西武鉄道創立110周年記念トレイン」として営業運転入りしている。2023年1月19日づけ西武鉄道ニュースリリースによると、「当社の前身である武蔵野鉄道を代表する車両『デハ5560形』をモデルカラーとして塗色変更した」のだそうだ。

2023年1月24日火曜日

【八高線PETIT撮影記事】1年ぶりの八高線入間川橋梁訪問記

たまたま209系3500番代ばかりやってきた。パンタグラフがひし形でいい

■1年ぶりに入間川橋梁へ
午後遅くなってから……というよりもむしろ夕方になって、ふと思い出して八高線入間川橋梁へでかけた。昨年12月下旬に209系電車3100番代車が運用離脱してからずっと、足を向けていなかった。

2023年1月7日土曜日

【上信電鉄撮影記事】デハ+デハのおでまし! デハ251+デハ252の2連を撮る

上信電鉄名物「車両交換」キター!

■700形だけ撮りたくて上信電鉄に来たわけではない
元日に上信電鉄を訪問してからもう一週間がたった。でも、あのひさしぶりの訪問は短い時間ではあったけれど、それなりに満足のいくものだった。それは、いままでなかなか撮ることができなかった700形(元JR東日本107系電車)の第4編成(JRリバイバルカラー)と第5編成(コーラルレッドにパープル帯の上信電鉄リバイバルカラー)を撮影できたから……。でも、それだけではない。

2023年1月2日月曜日

【上信電鉄撮影記事】年始は上信電鉄訪問から……700形704編成と705編成を撮った


■本年もみなさんにご愛読いただけますように
2023年(令和5年)になりました。本年もみなさんにご愛読いただけますようにつとめます。みなさんが平和で健やかに過ごすことができ、社会生活と趣味生活がいっそう充実するようにお祈りいたします。