2020年2月25日火曜日

【ニコンカメラの操作の話】「OKボタン」ひと押しだけで「選択しているフォーカスエリアを拡大表示させる」設定の話

赤い丸がD7500の「OKボタン」
(動画撮影モードになっているのはご愛嬌。すみません)

赤い丸がD850の「マルチセレクター中央ボタン」

■「OKボタン(中央ボタン)」を使っていますか
コンのほとんどの現行デジタル一眼レフカメラとZシリーズミラーレスカメラの背面「マルチセレクター」の中央にある「OKボタン」(D850では「マルチセレクター中央ボタン」。以下は「中央ボタン」と記す。背面モニター左側に別途「OKボタン」が存在するので)。

この「OKボタン」は「拡大画面との切り換え」に割り当てできるという話をしたい。こう設定することによって、ボタンひと押しで拡大表示ができるようになって便利だから。


つまり「拡大ボタン」ではなく「OKボタン」を押すだけで、選択しているフォーカスエリアの部分を拡大表示することができるようになる。撮像面のピントの状態を「OKボタン」を押すだけで拡大表示と全体表示の切り換えが可能といいかえることもできる。マクロ撮影や絞りを開いて撮影する場合、マニュアルフォーカスで撮影する場合に、ピント合わせがしやすくなるのではないか。

2020年2月22日土曜日

【カメラ機材の話】AI Nikkor 85mm F1.4Sについてあれこれ思うこと(実写編)


■AI Nikkor 85mm F1.4Sだけであれこれ撮る
回はA3用紙に文字を打ったものを絞りを変えて撮影する簡易チェックのようすをお話した。その結果、どうやらこのレンズは「絞り開放では高周波の被写体の周囲にパープルフリンジが出て、フレアが淡くとりまく。周辺光量落ちも顕著に見られる。いずれもF2でかなり軽減される」という傾向がありそうだ。それをふまえて実写した作例をお見せしたい。

2020年2月21日金曜日

【カメラ機材の話】AI Nikkor 85mm F1.4Sについてあれこれ思うこと(試写編)


■AI Nikkor 85mm F1.4Sのチェックをしてみた
AI Nikkor 85mm F1.4Sのことを「オールドニッコール」と呼ぶのは抵抗がある。1940年代のレンジファインダー式のSマウントレンズや1950年代の初期のFマウントレンズならばともかく。だがしかし、いつから「オールドレンズ」と呼べばいいのかというふうに考えていくとその線引きはとてもあいまいなものにしかならない。

そこで、1981年に発売されてすでに2006年とされる発売終了から15年近くが経ったのだし、いまやニッコールレンズの主流はFマウントレンズでもDタイプからGタイプであり、むしろこれからはミラーレスのZシリーズが主流になっていくのだろうから、もうしかたないと自分を納得させて「オールドニッコール」という言い方を……いや、したくないな。だから、私自身は本稿ではその言い方はしない。

さて、今回はその「30年間所有はしていても、きちんと使いこなせている自信がない」AI Nikkor 85mm F1.4Sの描写を知るために、ちょっとしたテストをしてみた。とはいっても、解像力チャートを用いた本格的なものではない。A3用紙にプリントアウトした樋口一葉『たけくらべ』を壁面に貼り、それを写した。だから、あくまでも簡易的なチェックだということをあらかじめお断りしておきたい。

2020年2月20日木曜日

【カメラ機材の話】AI Nikkor 85mm F1.4Sについてあれこれ思うこと(プロローグ)


■AI Nikkor 85mm F1.4Sとは
回のエントリーで書いたAI Nikkor 85mm F1.4Sというレンズがある。登場時はAi Nikkor 85mm F1.4Sという表記をした。F3が登場してAI-Sレンズシリーズが展開し始めた1981年に発売された。ニッコールレンズのAI-Sシリーズ望遠レンズではもっとも開放F値が明るいレンズだった。別名「ポートレートレンズ」とよばれたとニコンイメージングWebサイトにある。レンズ構成は5群7枚。近距離補正方式を採用し近接撮影時にも画質低下を抑えているという。

『ニッコール千夜一夜物語』には2024年3月に更新された第89夜にこのレンズの話がある。佐藤治夫さんによれば、ゾナータイプとガウスタイプを組み合わせた変形ガウスタイプなのだそうだ。フィルター径⌀72mmと堂々とした大柄のレンズだ。2020年のいまとなっては、⌀77mmや⌀82mmのレンズもめずらしくはないものの、当時は大口径レンズであったためにAF化の際に困難があったようだ。

レンズ内モーター駆動ではなくボディ内モーター駆動を選びマウントを変更しないですんだ当時のニコンの一眼レフでは大口径中望遠レンズのAF化がむずかしかったようで、レンズの大きな前玉を動かさず、絞り付近の中間、もしくはより後ろの口径の小さなレンズを駆動させる光学系をうまく見つけ出してIF(インターナルフォーカス)が実用化されるようになり、AFレンズの85mmは1988年にAI AF Nikkor 85mm F1.8Sが発売されたものの開放F値がf1.4のレンズはAI AF Nikkor 85mm F1.4D (IF)(1995年)まで登場しなかった。なお、上の写真ではレンズフードを外しているが、付属するフードは金属製のねじ込み式HN-20だ。

2020年2月11日火曜日

【カメラ機材の話】Nikon Dfの試し撮りの日々

マグニファイングアイピース DK-17M(旧製品)と接眼目当て DK-19を装着

■日々これ試し撮り
2月も半ばを過ぎて、さらに今年は暖冬なだけありなおさら、春の訪れの気配がはっきりと感じられるようになった……などと書くとまた大雪が降るかもしれないけどさ。近頃はいろいろとやるべき作業をまた山積みにしているあいまの散歩に持ち出す際に、いろいろとNikon Dfで試写をして、感触を確かめている。

というのは、2020年のいまになってみると、2015年に上毛電気鉄道をDfで撮影するために使わせてもらっていたころとは、受ける印象がことなるからだ。5年のあいだにデジタルカメラの進歩がさらに進み、自分がいつのまにか「いまのカメラ」に慣れてしまったからなのだろう。そんなことは頭では理解していたつもりだったのだが。