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2019年9月15日日曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】近鉄特急を追え! その3 Y07と「ウサたん」C51に再会


■「まだ撮られていない写真はどれだけあるの」
つぜん思い出して、このところヴィクトル・ツォイ*の『かっこう(Кукушка)』という曲を繰り返し聴いている。長くなるとアレなのでその説明は巻末に飛ばす。その曲の「まだ書かれていない歌はどれだけあるの、かっこう。ねえ、歌って教えてよ(Песен еще ненаписанных, сколько? Скажи, кукушка, пропой.)」という歌い出しから連想するのですね。

「まだ撮られていない写真はどれだけあるの」

2019年9月3日火曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】近鉄特急を追え! Y07と「ウサたん」C51に出会った日


■10時37分に起きたこと
れはたしか、6月22日土曜日のこと。大阪・松原市の滞在先で朝起きて洗濯も掃除もすませて窓の外を見ると、雲が多いけれど日差しが明るいままだ。暑いけれど、どこか散歩に出ようかとスマホをいじって、ツイッターをなにげなく見ていると、近鉄南大阪線の唯一の旧塗装特急車16000系電車16007編成(Y07)が走っているというツイートが目についた。吉野から大阪阿部野橋へ上ってくるようだ。

2019年8月21日水曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】近鉄特急を追え! 新塗装の近鉄南大阪線16000系&16010系をねらう


■近鉄特急の塗装変更進む
レンジにネイビーブルーのツートンカラーを長年にわたってまとっていた近鉄の汎用特急車の塗装変更は確実に進められていて、南大阪線系統ではもはや16000系電車16007編成(Y07)以外は新塗装に改められている。

また、筆者はほかの近鉄路線をこまかく観察できてはいないけれど、橿原線に乗り換えて降り立った橿原神宮、大阪線に乗り換えた大和八木、列車を待っていた八木西口、大福などで見ていて、旧塗装でやってくる汎用特急車はあきらかに数を減らしている。撮影される方はお急ぎくださいというところ。

2019年8月14日水曜日

【関西リハビリ鉄2019夏】近鉄特急を追え! オレンジとネイビーの近鉄南大阪線16000系(Y07)に会った日 その1



■土師ノ里とはこんなところ
鉄南大阪線は藤井寺から古市(ふるいち)にいたるあいだに、わざわざ大回りをしている。これは、このあたりに古市古墳群とよばれる大小さまざまな古墳があるから、それを避けるためなのだという。じっさいに、Google Mapなどの航空写真(リンク先はGoogle Map)を見るとそれはうなづける。羽曳野(はびきの)市Webサイトと藤井寺市Webサイトの古市古墳群の解説ページを引用するとこうある。

2019年1月7日月曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】魅惑の近鉄旧特急色16007編成(Y07) 近鉄南大阪線沿線滞在記 最終回

オレンジとネイビーブルーの特急、まだおったんか!
■バラエティ豊かな近鉄特急の一端に触れて
2ヶ月ほど近鉄南大阪線沿線に滞在して知ったのは、近鉄特急はバラエティが豊かであるということ。近畿地方での長期生活がはじめての経験だったどころか、そもそも鉄道知識が1990年代のまま更新されていないような筆者は、近鉄特急というといまだにオレンジとネイビーブルーのツートンカラーのビスタカーとスナックカー、サニーカーばかり思い浮かべるような、古式ゆかしい人間なのだ。さすがに前面非貫通の連接車のあれを思い出すわけではないですよ。

2018年10月27日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その2 近鉄南大阪線沿線滞在記 その5

給食センターそばの踏切から道明寺方を見る

■レッツゴー・道明寺!
んなわけで、奈良盆地を目指さずにある日近鉄南大阪線道明寺駅で降りた。まずは駅前を歩いてみる。たまたまやって来た……ごめん、もうじきやってくることがわかっていた「青の交響曲(シンフォニー)」などの南大阪線の列車を写したり。数ブロック歩いて道明寺まで行こうとした。ところがこの日はじつに蒸し暑くて……駅から近い道明寺天満宮にお参りしただけだ。蒸し暑さにはほんとうに参ってしまう。

2018年10月26日金曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】道明寺線に萌え☆ その1 近鉄南大阪線沿線滞在記 その4

道明寺駅で降りてみたよ
■道明寺線、なんか超いい!
鉄南大阪線を利用するようになり、ほどなくして惹かれたのが道明寺線だった。道明寺から大和川対岸の柏原を結ぶ支線だ。いまでこそ近鉄南大阪線とJR関西本線を結ぶ支線だが、そもそも近鉄南大阪線の前身である河陽鉄道が1898年(明治31年)に柏原〜道明寺〜古市〜富田林を結んで建設した路線なのだそうで、もともとはこちらが本線だったという。さらに、近鉄南大阪線がJRあるいは国鉄とおなじ狭軌の鉄道として建設されたのは、現在の関西本線との貨物輸送を行う意図もあったからなのだそうだ。

2018年10月2日火曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】うるわしの青き衣の者「青の交響曲(シンフォニー)」を撮る 近鉄南大阪線沿線滞在記 その3



■青き衣の者ふいに現れて
鉄南大阪線沿線に在住していたこの夏、私が気に入って追いかけていたのは「ウサギ号」「ウサたん」こと6020系電車6051編成「復刻ラビットカー塗装」(C51)だった。けれどじつはもうひとつ気に入っていた列車がある。それがこの観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」こと16200系電車だった。

2018年9月22日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その3.「105系電車が走り続けたわけを考えた」



■大和高田でワシも考えた
田善衞の『インドで考えたこと』のタイトルをパロディとして若き日の椎名誠が書いたエッセーに『インドでわしも考えた』という本がある。80年代に書かれたそのパロディをさらにパロディで小見出しで使う筆者……ああ、痛いよ。

2018年9月20日木曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】桜井線・和歌山線国鉄型電車乗り&撮り記 その2.「タッチしたらあかん!」

Goseって書いてある

■The Uncle Camera goes to Gose
近鉄南大阪線の古市まではじめて乗った。今日も目指しているのはJR桜井線(万葉まほろば線)・和歌山線に用いられている105系電車に乗ることと撮ること。奈良および王寺までJR関西本線に乗るのではなく、できるだけ近鉄に乗って近くに行こうという作戦だ。

前の晩にスマホの地図を見ていて、近鉄御所駅とJR和歌山線御所駅がすぐそばにあることがわかった。近鉄の支線にも乗ってみたいので、古市に出て橿原神宮行き電車に乗り換えた。そして電車に揺られながら、ぼんやりと聞くともなしに車内放送を聞いていて、私は飛び上がった。

「次は尺土、尺土です。御所(ごせ)方面はお乗換えです」

2018年9月2日日曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」に乗った 近鉄南大阪線沿線滞在記 その2


■「ウサギ号」とつぜん現る
(前回までのあらすじ)近鉄南大阪線沿線の病院に長期滞在することになった「私」(筆者)は、ある日線路沿いでオレンジバーミリオンに白帯を締めた「復刻ラビットカー編成」である6020系電車6051編成(C51)に出会い、衝撃を受けた。

2018年9月1日土曜日

【2018年夏関西リハビリ鉄記事】「ウサギ号(ラビットカー復刻塗装編成)」を追え! 近鉄南大阪線沿線滞在記 その1


■クマゼミの鳴くころに、「ウサギ号」に出会う
梅雨明けのころのことだ。連日とても蒸し暑い。日の出にころに鳴いていたクマゼミたちは、7時を過ぎるとさらに鳴き声を大きくする。アブラゼミのような騒々しさはなくても、暑さをより強く感じさせるかのようだ。