■大好きなAI Nikkor 50mm F1.8Sについて語りますよ
AI Nikkor 50mm F1.8S(1980年)のことは、このブログで何度も記事にしている。1980(昭和55)年に発売された、比較的薄型でコンパクトなサイズのマニュアルフォーカス標準レンズだ。いくつかのバージョンがあるが、私が所有しているものは最短撮影距離が0.45メートルで、ピントリングにラバーが巻かれている「国内版」だ。
レンズ構成:5群6枚
画角:46°
最短撮影距離:0.45m
質量:175g
最大径×長さ:63×27.5mm(先端よりバヨネット基準面までの長さ:36.5mm)
フィルター径:⌀52mm
初期出荷状態のこのレンズには、非AI方式のカメラの露出計に連動して開放測光を可能にする露出計連動爪は存在しない。だが、この個体は露出計連動爪つき絞り環に交換されている。かつて有料でそういう交換サービスが行われていたので、この個体はそれを利用して絞り環が交換されているものだ。
この状態で市場に出ているものはたいへんめずらしい。私はこの個体しか店頭で目にしたことはない。むしろ、露出計連動爪つき絞り環に交換済みであるからこそ購入したほどだ。