2016年5月5日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】青帯の稲妻、秩鉄5000系電車大活躍中!



■初夏のころに秩鉄5000系電車を見ながら
青嵐という言葉がある。初夏の頃の青葉をゆらす、吹き渡る強い風のことだ。この青嵐の吹く5月の陽気はとてもさわやかで好きだ。そして朝晩や日陰にいると思いがけずにひやりと寒さを感じて驚かされるほど。

秩父鉄道沿線でカメラを構えていて、やってくる青い帯を締めた電車が青葉をゆらして駆け抜けるのを見て、ふとこの言葉を思い出した。

■連休中にも渋滞を尻目に駆ける
芝桜や長瀞ライン下り、そして山歩きをする人たちでこの連休の秩父路はとてもにぎわっている。土休日はいつも流れが悪い秩父市内の国道140号線はさっそく滞り、その横を観光客を満載した電車が駆け抜ける。さすがに、2両編成の7800系電車は日中は収容力が不足するために、3両編成の7000系・7500系電車とこの5000系電車が縦横無尽に走り回る。

■地味でめだたない電車だけど
SLパレオエクスプレスを追い求めて、小前田から武州日野、そしてふたたび小前田まで移動してみたこの日も、5000系電車に何度も出会った。そして、そのたびにむむむ、なんだかカッコいい……としびれたわけだ。地味でめだたないけれど堅実な印象はある。通勤型電車のそういう「堅実さ」を好ましく思うのよね、私は。




■いまぞ5000系を撮る日は来たり
ジャカルタに渡った編成は少しずつ数を減らしているようだし、熊本では色みが変わっているようだ。「都営6000系ファン」のみなさんはやはりいざ秩父へ! 待避線に鉱石貨物列車を待たせて走る姿をぜひ見にくるべし。

【撮影データ】
Panasonic LUMIX DMC-GX7 Mark II/LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.,LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S./RAW