2021年10月12日火曜日

【秩父鉄道撮影記事】ひさしぶりの秩鉄沿線散歩とSLパレオエクスプレスとの出会い


■10ヶ月ぶりの秩父路訪問でいろいろと
ひさしぶりに、ほんとうにひさしぶりに秩父鉄道沿線に出かけた。このブログ記事を自分で参照してみると、2020年12月中旬以来だ。春は上信電鉄沿線には出かけたものの、それからしばらくしてふたたびあれがああだったから。県内在住とはいえ、やはり不要不急の訪問は避けるべきであろうと思ってもいた。自分の調子もこのところ万全とはいえなかったし。

とはいえ、いまはあれの波はとりあえずは去った。そこで、大変よく晴れた平日にひさしぶりにふらりと秩父鉄道沿線を訪ねることにした。

そうして昨年同様に「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」を買って東武東上線経由で寄居に降り立った。西武鉄道沿線在住の私には、西武鉄道が発売している「秩父フリーきっぷ」を利用して訪問するかどうか迷うところもある。西武池袋線の飯能以遠や西武秩父線にもずっと乗っていないので、たまには乗りたい。「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」を今回選んだのは秩父鉄道線内のフリー乗降区間が多いから。土休日および平日の使用可能日ならば秩父鉄道全線でフリー乗降が可能な「秩父路遊々フリーきっぷ」を買うほうがいいかな。

寄居に久しぶりに降り立って驚いたのはまず、南口にラウンドアバウトができていたこと。古いビルを取り壊す工事をしていたのは知っていた。それが終了して周回する側を優先するラウンドアバウトができていることは知らなくて、駅前の景観がすっかり変わっていた。ちなみに、ロータリーとラウンドアバウトのちがいも検索してはじめて知った。


 ■SLパレオエクスプレス5001列車に遭遇した
もっとも、早朝から気合を入れて来たわけではない。「天気もいいし行ってみるかあ」くらいのゆるめのノリで来ているので、寄居に降り立ったときにはSLパレオエクスプレス5001列車がまもなく到着するという時間だ。つまり、お昼まえということね。

2020年はC58363号機は全般検査を行っていて、パレオエクスプレス自体が長期運休を行なっていた。そして、私自身がその前に秩父への訪問機会を不本意ながら減らしていたために、SLパレオエクスプレスをひさしぶりに目にする。だから、少しは写してみようと考えた。


踏切で待っているとまもなくSLパレオエクスプレス5001列車は姿を現した。まあ、これはふさわしい場所でもないので、腕慣らしという感じ。まったく気に入らないがとりあえず撮りました、という写真だ。

■そういえば鉄道でスナップショットを撮りたいとか言っていたよね、私
前回のエントリーで私は「鉄道でスナップショットを撮りたい」と書いていた。寄居では5001列車は長時間停車をする。そこで、踏切から歩いて駅構内に入った。ホームに入ると列車自体は撮りづらくはなるけれど、何か絵にできそうな気がしたからだ。5001列車は出発の準備を行なっていた。

12系客車を見ること自体もひさしぶりだ。平日でまだ紅葉には早いこと、さらにSL乗車券の購入方法がオンライン購入方式になったためか、空席が目につく。乗るのもおもしろそうだなあ、と思いながら列車をまず観察することにした。地元の電車さえ最近はほとんど乗らないのだから、蒸気機関車が牽引する12系客車を見るのは私にはかなり特別なイベントだ。

やがて出発時刻になり、客扉が閉まった。すると車掌氏がフライ旗を振る。先頭の機関車の乗員(機関士と機関助士かな)がそれに応えている。そのようすをしばしカメラでねらい、列車が出発するところを見送った。



そうそう、列車自体を撮るだけではなくて、こういう鉄道周辺の情景を撮りたかったのだよなあと思い出してうれしくなる。少しは有言実行しているぞ、なんて。

■それにしても暑い日だった
さて、「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」で来たにもかかわらず、昨年は一度も訪問していない寄居より上り方向に行ってみたくなった。広瀬川原の車両基地のようすを見たくなったから。そこで、一度改札外に出てから寄居から上り方向の切符を買った。

本記事を書くために検索をかけてみると、この日はSLパレオエクスプレスの運行日であるためか、あるいは祝日移動があったためか平日でも「秩父路遊々フリーきっぷ」を発売している日だったようだ。いま思えば、東武東上線は普通切符で乗り、寄居で「秩父路遊々フリーきっぷ」を買うほうがよかったのではないかという気もする。これからは出発前に「秩父路遊々フリーきっぷ」の発売日かどうかチェックしような、私。

そういうわけで、寄居からこちらもひさしぶりに熊谷方向に上り列車に乗った。2018年10月開業の「ふかや花園駅」もはじめて目にした。そう思うと、ずいぶん寄居より上り方向に乗っていないことになる。

しばらくほかの電車や電気機関車を撮っているうちに、日が傾いてきた。SLパレオエクスプレスの運行日なのだから、きちんと撮ろうと思い待ち構えた。この場所では通過時刻が16時過ぎなので、いまの時期ではまだ日が高い。そして、風があるものの気温が高い。暑い。

そんなことを考えながら待っていると、SLパレオエクスプレス5002列車が目のまえを通過した。どこかの停車駅での出発シーンや通過時にブレーキを扱うところを撮ったほうが蒸気が写ったかもしれない。


さて、最寄駅に戻って寄居までの切符を買ってホームに入ると、しまい忘れの風鈴が風に揺られていて、気温の高さに目覚めてしまったらしいセミが鳴いている。ずいぶん遅い夏の景色のようだった。10月の晴れた日にはこういうことはある。あたかも、今年はあまり味わうことのなかった夏を必死に取り返しているようだ。



今日のSLパレオエクスプレスの撮影は、私には演習というか訓練みたいなものだ。ひさしぶりに忘れかけていたカメラ操作の勘を思い出した。D7200のバッファーメモリーの容量のことを忘れてつい連写をしてしまい、肝心なときにレリーズできないなどということがあるのを忘れていたのだ。そして、ひさしぶりにあれこれ考えて撮影するのは楽しかったので、いい気分転換になった。

SLパレエクスプレスはこの冬からオンラインでSL乗車券の購入申し込みが必要になった。こういうご時世で乗車人数をコントロールする必要があるからだろうか。会員登録はしたので、ひさしぶりに乗ってみようかとも思っている。5001列車は撮影して5002列車は乗車して昼寝を楽しむ、というのが楽しいのだ。そして、年末年始にも運行されることが決まったので、その姿をまた追いかけてみたい。

【撮影データ】
Nikon D7200, iPhone 7 Plus/AI AF Nikkor 24mm f/2.8D, AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED/RAW/Adobe Photoshop CC