2016年8月6日土曜日

【東武越生線PETIT撮影記事】昭和91年8月、川角にて


本格的な暑さが続き、明るい夏らしい絵柄を求めて連日のように出かけていた。秩父鉄道のSLパレオエクスプレスの電車追っかけをしたこの日も、夕方になっても晴れ間が続いているのがうれしくなった。とはいえ、昼の暑さにくたびれてしまい、寄居から東武東上線で引き上げることにした。

空調の効いた列車の中でうたた寝するのは、とてもぜいたくな鉄道の楽しみ方だななどと思いながら、西日があたりを染めていくようすを見ていた。時刻はまだ17時半過ぎで明るい。思い直して坂戸で越生線に乗り換えて川角の高麗川橋梁のたもとにやってきた。


そこへ、リバイバルツートンカラーの81107編成がやってきた。赤みを帯びた光が正面に反射するさまを見て、ああ、と声にならない声を思わずあげた。じつにかっこいい。それにしても、昭和の時代からきっといくどとなく、東武8000系電車がこうして西日を浴びて走るかっこいい姿が見られたのだろうに。遅すぎるぞ、私。昭和91年……おっと、平成28年になってそのよさに気づくとは!

この日はほかにも、越生線にはセイジクリームの81111編成も運用されていた。待てばツートンカラーとセイジクリームの交換を撮ることもできたろうけれど、それは今度の課題にしよう。


そうして河原に陣取って、ねぐらに帰る鳥やときおり「ぼちゃん!」とコイが跳ねる水音に耳をすませながら、暮れていく空を眺めていた。思えば、そんなことばかりいつもしているのかも。私はそういうのが好きなのだろう。列車を撮るというのはそのための口実にすぎないのかもしれない。

さて、この場所から見て対岸の上り方(坂戸方)の県立坂戸西高校側の河川敷がコンクリート舗装をされてしまい、そのコンクリートの明るい色がめだってしまうのが少々残念だった。工事がほぼ終わったばかりなのか、まだ重機が置いてあった。「高麗川ふるさと遊歩道」としての整備の一環だそうで、たしかに歩くやすくなるのはありがたいのだけど。景観としてはなんとも。もっとも、一昨年に来たときは、ツタが生い茂るうっそうとした岸であり、対岸は川に近づくことが難しく、そういう場所であるからゴミの不法投棄も目に付いたのは事実だ。シルエットにすればなんとか絵になったのだが。こればかりはやむを得ないから、各自工夫するほかない。

【撮影データ】
【撮影データ】
OLYMPUS PEN-Fほか/M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0ほか/カラープロファイル3/Google Nik Analog Efex2

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