2016年9月30日金曜日

【秩父鉄道PETIT撮影記事】四国からの「待ち人来たらず」とはいえ


午前8時半頃。東武東上線の電車が寄居に到着したときには、秩父鉄道線の電車はすでに上下ともホームにいて出発するところだった。東上線からの乗り換えには間に合わなかった。とはいえ、8時56分にふたたび上下ともにやってくるのでまあいい。そう思って改札であわてずに秩父鉄道線内の切符を買った。

すると、跨線橋(連絡通路)の下から重々しい釣り掛け駆動のモーター音がする。ホームには上下の電車がいたので、電車の奥の上り副本線で普通電車を退避していたらしいデキに気づかなかったのだ。そこで、連絡通路の窓から見下ろしてみて驚いた。C58363をデキ501が牽引して広瀬川原に回送していくところだった。


カメラをいつも首から提げていて、そして−0.7EV補正がしてあってじつによかった。90mm相当の単焦点レンズをつけていたことも。信号機や架線のビームはしかたがない。

こういう回送列車に遭遇することはまったく予期していなかったし、事情はまったくわからない。高崎からの返却回送なのだろうか。ともあれ、幸先のよい出会いにうれしくなって私は武川を目指した。


武川ではすでに線路沿いに何人ものファンが待ち構えていた。わずかに遅めのヒガンバナが咲いているところはすでに先客がいたので、もっと先の三ヶ尻線がカーブしていくあたりまで歩いた。この時点で私をふくむみなさんの待ち構えている列車が来る30分ほど前か。線路沿いに待ち構えるひとたちに「どうもおかしい」という顔をして、スマホをいじり始める人が増えた。そして、時計がさらに針を進めてその「列車の武川発車時刻」を過ぎたころになると、武川駅まで戻り始めるひとたちの姿も。


……いろいろとぼかした言い方をしてすみませんでした。ええ、その前日に熊谷貨物ターミナルまでやって来るあいだにヘッドマークが着き、各地で目撃情報があげられた東武鉄道行き12・14系客車の秩父線内回送列車は、各種SNS上で流れた「予想スジ」では現れませんでした。まあ、そういうこともあるよね。

というわけで、私はその後は趣味ではなく、自分の必要な業務上のカット写真を撮りに行田市まで電車に乗り、撮影のあいまに久しぶりに行田名物「ふらい」を食べた。そして、忍城からさきたま古墳公園まで歩くあいだに、C57に出会った。行田に蒸気機関車が保存されていることは知らなかった。今日はSLパレオエクスプレスの運転日ではないのに、蒸気機関車づいているな〜。


今日は鉄道を趣味でねらうことだけを目的に出かけたわけではなく、「ついでに写せたらいいなあ」くらいのノリで出かけたのに、予期していなかったC58363の返却回送を見られた。「待ち人来たらず」ではあっても、思わぬ出会いがあったからまあいいや。

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