2017年7月10日月曜日

【YS-11FC】本日もまた……「夜間飛行」に胸アツ


夏至を過ぎてわずかに日没の時間が早くなりつつある。それでも、19時頃まではあたりは明るい。明るい雰囲気の写真を撮影するのであれば、屋外での撮影が楽しい時期だ。日中の作業を終えてから、夜間飛行訓練を撮るために滑走路脇に立ってもまだ明るい。私自身はどちらかというと、日中に飛び交う航空機よりも、薄暮の頃に飛ぶ姿のほうに魅力を感じる。美しいから。そして、撮影の難易度が高くなるぶん、夕方のほうが好きだ。それに、むずかしいものを撮らなくちゃ腕がにぶるもの。というわけで、よくよく考えたら、日中の写真が手元にあまりないかも……。
もっとも、この日はまだ日が高いうちにどこからかYS-11FCが戻ってきていちど着陸したのち、再び離陸していったものの、基地周辺に戻ってきたのはすっかり日没してから。だから、おのずと薄暮の写真ばかり量産してしまった。




それにしても、近隣在住であることと、身近な被写体であり「101系電車や0系新幹線の時代の航空機だから」(ただし、筆者は0系新幹線にはシンパシーはあまり感じなかった)「フライトチェッカー塗装がむかしの旅客機のようだから」あるいは「プロペラ機だからこそ気を使う要素が多いから」という理由でここ10年ほどYS-11FCを撮っていても、気に入ったカットはほんとうに少ない。YS-11FCを撮ることは私には趣味だけど、同時に自分の腕を磨く、あるいはなまらせない作業でもある。それでも、いやだからこそ、まだまだ修行が足りないと思わされるし、自分の「絵心のバリエーション」を増やさねばと滑走路脇でいつも痛感……あれ、線路際でもそうだな。私はわりと慎重なたちで、なんどもなんども同じようなカットを撮って「確実に撮れる腕が身についたこと」を確かめるところがある。それでも少なくとも、そのバリエーションを増やしていかなくちゃ。

そういえば、「なりゆきまかせなら演出なんていらねえんだよ!」と押井守が原作した漫画*に出てくるアニメの演出家が言っていたっけ……。写真家だっておなじだし、どんな職業でも本職さんが必要な理由はまさにそれだ。思いつきはインスピレーションとしてはとても重要だし、なりゆきまかせはある程度の経験があってからこそできる。けれど、少なくとも私自身はそうしたひらめきを必要に応じて再現できるようでありたい。あるいは撮影に関しては状況のコントロールといわずとも、把握だけはできなければいい絵にする判断ができない。写真術とはそういう、似た状況で再現できる要素があるという意味では「科学的」だと思う。

今日の発見:あたりまえだけど、どうがんばってもD7200ではD7500と同じ絵にはならない。そして、3週間ほど使っただけで自分はすっかりD7500の操作系になじんでしまい、2年も使ってきたD7200の操作や、バッファメモリーの開放時間までの「目測」を誤るということ。なんだか笑ってしまった。レリーズ時のテンポのよさと高感度撮影時の絵はD7500の圧勝だとさえ思う。デジタルカメラはほんとうに日進月歩だ。

【撮影データ】
Nikon D7200/Ai AF Nikkor 300mm F4 ED/RAW/Adobe Photoshop CC(RAW現像)

*「なりゆきまかせなら演出なんていらねえんだよ!」と押井守が原作した漫画:『とどのつまり』(徳間書店 1985)作中にて。ただし、いま手元に当該書がないので、ややうろおぼえ……。

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