2017年10月5日木曜日

【秩父鉄道撮影記事】デキの走る秋の秩父路


少し前まで鳴いていたセミの声も聞こえなくなり、朝晩の虫の声がよく響く。晴れると汗ばむほどの気温の高い日はあっても、数日おきに気温が下がっていく。すっかり日も短くなり、いまや日の入りの時刻は17時半を切るようになった。もう10月だもの……そう思うとしんみりしてしまうのもむべなるかな。

いやいや、そうやってブログ更新が遅れるのを気候のせいにしてはいけない。「太陽がまぶしかったから」が行動の動機になるのは不条理なのと同じだ(なんの話だ)。




先日、ちょうど日の入りの頃に立川で中央快速線の上り列車を待っていた。すると、目の前にはたまたまEF210牽引の根岸行きと思しき貨物列車がいて、ゆっくりと動き始めるところだった。そのとき、各タキ車の自動連結器の隙間から「ががががががーん!」という音がプラットホームじゅうに響き渡るのを目にした。貨物列車をしげしげ観察するのもひさしぶりで、貨車の連結器がすき間のある自動連結器である(密着自動連結器ではない)こともすっかり失念していて、プラットホームにいたほかの乗客のみなさんと同様に、大きなあの音に飛び上がったほど。けれど夕闇迫る駅のホームで赤く灯る信号機を反射させてゆっくりと進む貨物列車を見ていて、じつはすごく久しぶりに列車に萌えた。なんとなくブレードランナー的なようすに見えて、なんだかカッコいいなあとも。

そうしてそのあとで、自分の見かけたシーンを脳内でしばらく反芻していて、秩父鉄道の鉱石貨物列車のことを思い出したというわけだ。あちこちの交換駅や武州原谷貨物駅、武川駅、寄居駅などでこの始動し始める列車からの大きな音は聞き慣れているはずなのに、と思い至ったからだ。



さて、先月の秩父行きではSLパレオエクスプレスを撮るのがおもな目的だったとはいえ、もちろん鉱石貨物列車も撮っている。あいかわらず、チョコバナナデキをきちんと撮ることができないままだけど……ひさしぶりに茶デキを写せたのはうれしい。そして、雨のなかを走るデキ105号機のうなり声のようなモーター音も。

そう、撮るべきものはまだまだたくさんあるのだ。「萌えた」シーンを再現しなくては。

【撮影データ】
Canon EOS 6D Mark II/EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM, EF70-300mm F4-5.6 IS II USM/RAW/Adobe CameraRaw

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